病身の旅
何時気分が悪くなるか、非常に不安である。熱が出る前のこの不快感は何とも言えないものである。
下痢しているときにトイレがない、あの不安。何かをしようという気が起こらない。
ただ体を横たえて神経を使わないようにすることだけ。
浮かんでくるアイディアが何もない。生みだそうとする気力や、考えだそうという元気もない。
薬のせいであろうか、頭の機能が鮮明にならずに
もあーっとしている。
いわゆる体の中から、なにかを押しだそうという記憶がない。それは失われているのか、それとも鈍っているのか。
芭蕉は「旅にやんで、夢は荒れ野を駆けめぐる」 と詠み大阪御堂筋でなくなった。
今その終焉の地を車が切れ目なく流れている。
何時気分が悪くなるか、非常に不安である。熱が出る前のこの不快感は何とも言えないものである。
下痢しているときにトイレがない、あの不安。何かをしようという気が起こらない。
ただ体を横たえて神経を使わないようにすることだけ。
浮かんでくるアイディアが何もない。生みだそうとする気力や、考えだそうという元気もない。
薬のせいであろうか、頭の機能が鮮明にならずに
もあーっとしている。
いわゆる体の中から、なにかを押しだそうという記憶がない。それは失われているのか、それとも鈍っているのか。
芭蕉は「旅にやんで、夢は荒れ野を駆けめぐる」 と詠み大阪御堂筋でなくなった。
今その終焉の地を車が切れ目なく流れている。