![]() | ポーリーおはなのたねをまくシルヴィー オーザリー-ルートン,.PHP研究所このアイテムの詳細を見る |
植物を種から育てると、一年草や多年草では、短い期間に命の営みを観ることが出来ます。小学生の頃、朝顔やひまわりやらへちまを種から育てて、生命力というものにとても感心したものです。
小さなお子さんにも、種から植物を育てる体験をしてもらいたいですね。水やりを忘れた時どうなるのかなど、色々な発見が出来るかも知れません。苺を食べた時、あの小さな実の周りのぶつぶつをとりだして、まいてみるのも楽しいですよ。
さて、そうした種から花を育てるお話が、今回紹介する絵本です。
女の子のネズミのポーリーが、お爺さんが旅行で留守の間に、お爺さんから、花の種をまいて育てるように言われます。育て方は、ノートに書かれていました。表の表紙の裏には、種のまき方の絵が載っているので参考になります。
ポーリーの友達の小鳥のリラとカエルのポールも手伝ってくれることになりました。
芽が出た時は、とても嬉しく二人を早速呼びに行きました。
ぐんぐんと育っていく花の苗。そして、とうとうつぼみがつきました。翌朝、楽しみに見に行くと、葉っぱはほとんど食いあらされ、茎しか残っていない状態でした。みんな、がっかり。でも、がっかりしていても仕方ありません。犯人探しです。探偵になった気分。そしたら、リラがねばねばした足跡を葉っぱの上に見つけます。犯人はカタツムリのネスターだ!
3匹は、ネスターを捕まえて柵の中に閉じ込めます。
そこへ、お爺さんが旅から帰ってきました。ネスターをいじめていることを注意して、花に柵をするように言いました。
柵に守られた花は、やがて新しい葉っぱをつけ出します。そしてついに花が咲いたのです。
ネスターも一緒にたくさんの花の下で、ジュースを飲みながら楽しい時間を過ごします。
一つの種から、たくさんの花が咲く喜び。お世話もたくさんしますがね。
この絵本の花は、クレマチスでした。
これではジュースになってしまいますわ~(笑)
みんなで、ネクターを飲んでしまう所でした。