トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

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僕たちが、少しだけ手を差し伸べるだけで/絵本『100円からできる国際協力〈2〉命とくらしを守る』

2010-04-01 01:26:06 | 絵本・児童文学
100円からできる国際協力〈2〉命とくらしを守る
日本紛争予防センター,日本予防外交センター=,ハンガーフリーワールド
汐文社

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 100円があったら、どれだけ世界で苦しんでいる人たちを、特に子どもたちが救われるかを、ビジュアルな絵本で説明しています。

 日本で生きている私達の生活と比較しながら、子どもの生活と比較しながら、世界の貧困地域における健康と教育と命と暮らしが守られていない現実を知ることが出来る絵本です。

 たとえば、「300円で、10人の子どもに給食を食べさせられます。」という題名の後には、「日本での300円は…使いすてのカサ1本分」のような表現で、分かりやすく、僕たちが出来ることのヒントが書かれています。

 同じ地球に住む人間同士、お互いを知ること、助け合う必要性を、無理なく理解することが出来る絵本です。

※ 最近では、日本でも8人に1人の子どもたちが貧困の状態に置かれています。この本に書かれた地域の貧困と単純に比べることはできませんが、日本でも、生きづらく、また、自己肯定感が持てない子どもたちが増えている現状を考える必要があります。

園芸の絵本、種から育てる喜び/絵本『ポーリーおはなのたねをまく』

2010-04-01 01:03:24 | 絵本・児童文学
ポーリーおはなのたねをまく
シルヴィー オーザリー-ルートン,.
PHP研究所

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 植物を種から育てると、一年草や多年草では、短い期間に命の営みを観ることが出来ます。小学生の頃、朝顔やひまわりやらへちまを種から育てて、生命力というものにとても感心したものです。

 小さなお子さんにも、種から植物を育てる体験をしてもらいたいですね。水やりを忘れた時どうなるのかなど、色々な発見が出来るかも知れません。苺を食べた時、あの小さな実の周りのぶつぶつをとりだして、まいてみるのも楽しいですよ。

 さて、そうした種から花を育てるお話が、今回紹介する絵本です。
女の子のネズミのポーリーが、お爺さんが旅行で留守の間に、お爺さんから、花の種をまいて育てるように言われます。育て方は、ノートに書かれていました。表の表紙の裏には、種のまき方の絵が載っているので参考になります。
 ポーリーの友達の小鳥のリラとカエルのポールも手伝ってくれることになりました。
 芽が出た時は、とても嬉しく二人を早速呼びに行きました。

 ぐんぐんと育っていく花の苗。そして、とうとうつぼみがつきました。翌朝、楽しみに見に行くと、葉っぱはほとんど食いあらされ、茎しか残っていない状態でした。みんな、がっかり。でも、がっかりしていても仕方ありません。犯人探しです。探偵になった気分。そしたら、リラがねばねばした足跡を葉っぱの上に見つけます。犯人はカタツムリのネスターだ!
 3匹は、ネスターを捕まえて柵の中に閉じ込めます。

 そこへ、お爺さんが旅から帰ってきました。ネスターをいじめていることを注意して、花に柵をするように言いました。

 柵に守られた花は、やがて新しい葉っぱをつけ出します。そしてついに花が咲いたのです。

 ネスターも一緒にたくさんの花の下で、ジュースを飲みながら楽しい時間を過ごします。

 一つの種から、たくさんの花が咲く喜び。お世話もたくさんしますがね。

 この絵本の花は、クレマチスでした。