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透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

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障害者死亡、逆転で労災認定=「判断基準、健常者とは別」-名古屋高裁/気になるニュース

2010-04-16 23:17:33 | 法律・裁判
障害者死亡、逆転で労災認定=「判断基準、健常者とは別」-名古屋高裁(時事通信) - goo ニュース

 過労死による労災認定における判断基準については、法令や通達等で一定の基準が決められています。死亡前1カ月の時間外労働の規制ラインが45時間ということになっています。しかし、これは健常者の基準であって、障害者の場合の、同様に適用していいのかは問題となる所です。今回、過労死した夫に対する労災認定を求めた名古屋高裁の控訴審判決が16日にありましたが、その判決の中で、健常者と障害者とでは、判断基準が別であるというのが合理的であるという、注目すべき判断がなされました。1審判決とは反対の判断でした。

 『心臓に障害のある小池勝則さん=当時(37)=が家電販売会社に就職後約1カ月半で死亡したのは過重労働が原因として、妻の友子さん(40)が国を相手に労災認定を求めた訴訟の控訴審判決が16日、名古屋高裁であった。高田健一裁判長は「障害者の労災判断は健常者と同一の基準ではなく、その障害者の事情を考慮するべきだ」とした上で、業務と死亡との因果関係を認め、訴えを退けた一審判決を取り消し、労災と認定した。

 一審名古屋地裁は2008年3月、「死亡前の1カ月の時間外労働は33時間で、健常者の規制ラインの45時間を下回る」として、業務との因果関係を認めなかった。

 高田裁判長は「33時間の時間外労働は心臓に障害のある人にとっては過重な労働で、同じ仕事でも障害のない人とでは疲労度が異なる」と述べ、労災と認定した。』 

帯状疱疹後神経痛治療剤リリカの承認取得―ファイザー/気になるニュース

2010-04-16 23:15:22 | 病気
帯状疱疹後神経痛治療剤リリカの承認取得―ファイザー(医療介護CBニュース) - goo ニュース

 透析患者など、免疫力が落ちた状態の患者は、帯状疱疹を発症しやすいと言えます。水疱瘡(水痘)に子どもの頃に感染して治癒後、原因となった水痘帯状疱疹ウイルスは、体内から完全に消滅するわけではなく、神経節内の潜伏します。その後、ウイルスに対する免疫力が低下した時に、この潜伏感染していた水痘帯状ウイルスが、再び発症したのが、帯状疱疹ということです。
 僕も、慢性腎炎の保存期の時に発症しましたが、本来は診断を受けて治療すべきだったのですが、病気の事もあり、我慢して自然治癒するのも待ってしまいました。最初は、痛みだけの症状から、肩から胸にかけて、水ぶくれが出来てきました。その間は、かなりの痛みです。
 皮膚症状と痛みが治まってそれで終わりかと思ったのですが、透析導入後、その部分を中心に痛みが続く事がありました。
 医師に話しても、帯状疱疹発症の時に、適切な治療を受けないと、帯状疱疹後神経通の症状が出ることがあるということで、その時は、直接的な治療法はないようでした。今は、何とか、おさまっていますが、その当時は寝ている時も、激しい痛みで持続する状態で、我慢の日々が続きました。

 なお、帯状疱疹の時に、治療を受けていても、10~15%が、帯状疱疹後神経痛が発症するということです。

 今回のニュースでは、この神経痛に有効な薬が使用可能になったというものです。
 
『ファイザーは4月16日、リリカカプセルについて、帯状疱疹後神経痛の効能・効果で製造販売承認を取得したと発表した。今後はエーザイと共同販促活動を行う。

リリカは、既存薬とは異なるターゲットに作用する疼痛治療薬で、過剰に興奮した神経系で各種神経伝達物質の放出を抑えることで鎮痛作用を発揮する。世界105の国と地域で承認され、国際疼痛学会など主要な学会で帯状疱疹後神経痛の第一選択薬とされている。

ファイザーによると、帯状疱疹後神経痛は難治性の痛みの1つ。帯状疱疹は、初感染の水痘治癒後、水痘・帯状疱疹ウイルスが神経節内に潜伏感染し、ウイルスに対する免疫力が低下することで発症するが、その皮膚状態が治癒した後も、焼けるような痛みや電気が走るような痛みが持続する。日本で百数十万の帯状疱疹患者のうち、10-15%に当たる十数十万人で発症するという。

米ファイザー社が開発した薬剤で、高脂血症治療薬リピトールに次ぐ大型品。昨年の全世界売上高は約3000億円だった。』

おじいちゃんのおまじない/絵本『だいじょうぶ だいじょうぶ』

2010-04-16 02:49:04 | 絵本・児童文学
大型版 だいじょうぶ だいじょうぶ (講談社の創作絵本)
いとう ひろし
講談社

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 みんな、小さな時は、自分の世界はごく狭いものであった。赤ちゃんは、お母さんの近くが全ての世界だった。成長するにつれて、世界が少しずつ、広がっていった。世界が広がることは、新しいものとの出会いもあり、知識も増えていくことであった。でも、今まで知らなかった世界が広がる時、不安も生まれる。時には、自分に対して牙をむいてくるように感じることもある。それを乗り越えていくことが、成長するということなのだ。

 この絵本の『ぼく』が、まだ、赤ちゃんに近かった頃、おじいちゃんも元気だった。おじいちゃんと出かける散歩は、『ぼく』の世界を広げてくれた。ゆっくりとした歩みの散歩だったけれど、おじいちゃんは、世界の楽しさを語ってくれた。でも、楽しいことばかりではなかった。いじめっ子にも会うし、しかめっ面ばかりする女の子とも出会う。犬は吠えてくるし、ニュースで、あの飛行機も墜落することを知った。街にあふれる文字も『ぼく』に理解できるのだろうか。転んでけがをすると痛い。病気だって怖いんだ。世界が広がった分、『ぼく』の不安も増していった。でも、そんな時、おじいちゃんはいつも「だいじょうぶ だいじょうぶ」と言ってくれた。おじいちゃんのおまじないだった。『ぼく』とおじいちゃんは、何回、そのおまじないと言ったことだろう。おまじないのおかげで、『ぼく』は、病気になってもその後元気になったし、転んでけがをしても我慢できた。友達とも、無理して付き合わなくてもいいって言ってくれたこともあるおじいちゃん。いじめっ子の男の事も、しかめっ面の女の子とも友達になれたんだ。
 今度は、『ぼく』がおじいちゃんに「だいじょうぶ だいじょうぶ」と言ってあげる番だ。おじいちゃんは、すっかり身体が弱って病院に入院しているけれど、大好きなおじいちゃん、「だいじょうぶ だいじょうぶ」だよ。