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透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

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ペットフードが水不足を招く?/バーチャルウォーターを巡るニュース

2010-04-28 01:39:52 | 環境問題
ペットフードが水不足を招く?(ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト) - goo ニュース

 バーチャルウォーターという概念がある。たとえば、我々が、ハンバーガーショップでハンバーガーを注文した場合、調理に要した水分だけを考えるのではなく、それぞれの材料を獲得するために費やした水分の量も考える必要がある。パンだけを取り上げても、小麦を栽培するのに費やした水分量、小麦粉に加工する時に使用されたエネルギーを作り出すのに必要な水分量、パンを焼き上げる時に使用されたエネルギー源も含めた水分量などを総合的に計算した場合、かなりの量の水分を消費していることになる。ハンバーグも、肉牛を育てるのに費やされた水分量ばかりでなく、飼料に費やされた水分量も考えると、これまた、かなりの量を消費していることになる。
 我が国のように、穀物や食料の輸入量が多い国は、目に見えない状態でバーチャルウォーターも、輸出国から消費していることになる。
 工業製品にした所で、その生産過程で多くの水が消費されている。

 ハンバーガー一つを食べることでも、バーチャルウォーターという形で、多くの水を消費していることを忘れてはなるまい。パン、肉、野菜、包装紙等。もし、輸入した相手国が、慢性的な水不足の国だった場合、水に関しての不平等な関係が生じることになる。

 今回のニュースでは、バーチャルウォーターではなく、ウォーターフットプリントという言葉が使用されているが、概念は同様である。

『アメリカの産業が淡水資源を枯渇させているとする最新の研究成果が発表された。

 農業などの各産業を対象に、アメリカの研究チームが最終生産物1米ドル分に費される水(H2O)の量を見積もり、潜在的な消費量を調査したという。

 例えば、1ドル分の砂糖の生産には約1022リットルの水が使われる。同じくペットフードには約757リットル、牛乳には約530リットルが費やされる。

 発電プラントで冷却水を大量使用する電力産業も消費量が多く、農業と併せるとアメリカ国内のウォーターフットプリント(ある製品のライフサイクルで使用される水の総量、以下WF)全体の41%を占めている。例えば、穀物1ドル分の生産には約5300リットルの水を消費するという。

 今回の全米調査は30年ぶりで、アメリカ国民1人あたりのWFが世界最大に肥大している事実が明らかになった。 』

『例えばドッグフード1ドル分を生産する場合、全体では約757リットルの水を使用するが、そのうち約530リットルは間接消費に当たる。研究論文の共著者である、カーネギーメロン大学のマイケル・ブラックハースト(Michael Blackhurst)氏によると、「原材料である肉や穀物の生産に大量の水が使用される」という。』


「ポスドク」3分の1が35歳超/気になるニュース

2010-04-28 01:23:09 | 格差社会・貧困化社会
「ポスドク」3分の1が35歳超(読売新聞) - goo ニュース

 ポスドクの高齢化が進んでいるという気になるニュースである。科学教育のための学校現場への派遣など、ポスドクの生活保障も考える必要があるだろう。当然、研究環境の保障もであるが。戦前に、不景気の時代に「大学は出たけれど」という言葉があったが、今は、「大学院は出たけれど」ということになっているのだろう。人材として考えた場合、もったいない話である。

『博士課程修了後、任期付きの不安定な立場で研究を続ける「ポストドクター(ポスドク)」が2008年度は1万7945人(前年度比1%増)に上り、04年度から4年連続で増えたことが、文部科学省の調査でわかった。

 34歳以下の若手が初めて減少に転じる一方、民間などへの就職が難しくなるとされる35歳以上の「高齢ポスドク」は07年度より約7%増えて5825人に上り、全体の3人に1人を占めた。文科省は、ポスドクの企業実習を支援して民間就職につなげる施策などを展開しているが、厳しい現状が改めて浮き彫りになった。

 調査は全国の大学など1176機関を対象に行った。高齢ポスドクの増加について、筑波大学の小林信一教授(科学技術政策)は「深刻な状況だ。ポスドク自身が視野を広げて進路を探すとともに、大学側でもポスドクの将来を考えた指導をすべきだ」と話す。』