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自閉症の脳、神経機能が低下=PET画像で確認、世界初-浜松医大など/気になるニュース

2010-01-05 21:40:50 | 障害


自閉症の脳、神経機能が低下=PET画像で確認、世界初-浜松医大など(時事通信) - goo ニュース

自閉症、脳内の神経の働きと関係-浜松医科大(医療介護CBニュース) - goo ニュース

毎日新聞 該当ニュース

 自閉症については、その言葉から社会では誤解する向きが強い。ひどい場合は、親のしつけや、本人の性格の問題と誤解されている。自閉症は発達障害の一つで、「相手の気持ちが読めない」「自分の気持ちを伝えられない」「強いこだわりを持つ」などコミュニケーションや社会性の低下が特徴。程度や症状には幅があるが、小学生以下では50~100人に1人の割合で患者がいると推定される。原因は特定されておらず治療法もないため、「育て方が悪い」などの誤解が今も根強い。

 自閉症にも、様々なタイプが見られるので、個々の人によってユニークさがあるのは当然である。また、連続した自閉症スペクトラムとして理解されている。

 自閉症スペクトラムに含まれる機能障害は、社会性の障害(他人が何を考え、何を感じているかについて一瞬で理解することの困難さ)、コミュニケーション能力の障害(自分の気持ちを伝えられない)、興味関心や活動範囲が狭く、行動が反復的でステレオタイプ化しやすい(こだわり行動)の3つの症状を持ち合わせている。
 原因は特定されていないが、先天性の発達障害とされ、生まれつきの脳の中枢神経の障害に由来するものと考えられている。治療法もなく、小学生以下では50~100人に1人の割合(罹患率1~2%)で患者がいると推定されている。診断のつかない軽度の人まで含めるとその5倍~10倍になると推定されている。

 今回のニュースでは、自閉症の人の脳では感情などを司る神経の機能が低く、十分に機能していないことを、『森則夫浜松医大教授らの研究チームが脳画像を基に証明し、5日、米専門誌「精神医学アーカイブス」に発表した。研究チームの中村和彦同大准教授は「脳障害の仕組みを明らかにしたのは世界で初めて」としている。』と報じられた。

 研究チームは、18歳~26歳までの薬物療法を受けた事のない男性自閉症患者20人と、健常な男性20人の脳を、研究目的に限定した専用の陽電子放射断層撮影(PET)で撮影した。分析の結果、うつ病にも関連する神経伝達物質セロトニンを伝える神経(感情などを伝えるセロトニン神経)の内部で、セロトニンの運搬を担うたんぱく質の機能が、自閉症の人は健常者より30%程度低いことが判明した。中でも他人の気持ちを推し量る部位などでの機能低下が目立った。この機能が低いほど、他人の気持ちが分からなかったり、特定の物事にこだわったりする症状が強かった。このように脳内に障害部位があることが明らかになった。

 また、セロトニンの神経が弱ると、別の神経伝達物質ドーパミンを伝える神経が活発化することも判明、自閉症の人の感情が不安定なこととの関連が考えられるという。

 自閉症の原因については、関連する遺伝子が複数指摘されており、チームはこれらの遺伝子の異常が、今回分かった神経の障害を起こしている可能性があるとみている。

 以上のように、ニュースは分析結果の内容を伝えているが、今後、自閉症の予防、治療につながることを期待する。

 また、こうしたニュースにより、社会の自閉症に対する理解が深まることも期待される。そして、支援体制の充実が早急に求められる。

寝る前に/死にたいと思う悪い癖について、本気ではないのだが

2010-01-05 01:21:46 | 日記
 外では雨が降り出している。朝までには、上がると天気予報では言っていた。
ブログの事を考えながらも、死にたいという漠然とした気持ちが心の一部を占める。ただし、本気ではないのは、十分に分かっている。ほんの少しは死への願望があるかもしれないのだが。芥川や啄木のような、漠然たる不安とか、時代閉塞感のようなレベルの高い気持ちではない。単なる自己逃避を、死にたいという言葉に置き換えているだけなのだ。
 実際、死にたければ、しばらく失踪して透析を受けなければ良いのだ。もっと簡単に、今時分なら、みかんをいっぺんに数十個食べれば、心停止するのだから。何という妙な死に方か。
 
 今でも、死ぬ時のことを考えると、恐怖に襲われる。子供の時から、暗い夜などに死の事を考えて、恐れおののいていた。どうすることも出来ないもの。当時は、樹木にあこがれていた。何百年も生きることのできる長寿の樹がうらやましかった。メタセコイアなどの樹がうらやましかった。実際は、一年草なども存在するのだが、そんなことは気にしていなかった。
 蓄音機で回るレコードの夢を見ては、恐怖で目が覚めた。叫び出したくても、深夜に叫ぶことはできない。永遠に回転をするレコードか、あと少しで曲を終えるレコードかは定かではなかった。ただし、そこに永遠を感じていたような気がする。蓄音機は、年輪の上に置かれていた。子供の時にだけ見た夢であった。

 オートバイにぶつかって、しばらく意識を失っていたことがあった。目が覚めたら、自宅にいた。病院で脊髄液などを調べていたことは記憶にもなかった。その日は、小学校に行く朝から、なんだか、自分に現実感がなかった。死というのは、あのまま気がつかないまま、虚無の世界に溶け込む事だと思った。
 思春期は、親とけんかをした時に、死んでやると思ったことはある。復讐のつもりか、でも、それも一時の感情で、他の気持ちの言い換えだったのだろう。

 高校の同窓会で、同級生の自殺を聞かされた。2年前。死ななくても良いのにと思った。ずいぶんと他人事だと自分にあきれる。彼の死の直前の事を考えてみた。高校生の時のイメージにダブらせながら。

 僕は、安易に死にたいと思いながら、それが本気ではないことを認識しながら、今日も生きている。

 もっと真面目に生きる必要がある。