静岡県立美術館で、7/26~9/4まで、『アルタイの至宝展』がやっています
アルタイは、中央アジアにあった文明で、いろんな人種が混ざり合っていたみたいです
今回の展示は、あの愛知博の『冷凍マンモス』で有名な『ロシア科学アカデミー』所蔵の一級資料を見る事が出来ます
必見です
県立美術館へは、全然、行った事がなく、場所だけは知っていました
時間が16時過ぎになってしまいましたが、どうしても早く見たくて閉館時間前ですけど、行ってきました
駐車場が、夏休みなんで、混んでるかなと心配しましたが、簡単に置けました
閉館時間も近いので、美術館へ急ぎます
しかし、美術館が見えてこない・・
しかも、坂道・・
あれっ?
坂をのぼると、やっと、建物が見えました
しかし、入り口は、階段を上がった奥・・、ウンザリしながら横を見ると、駐車場があるじゃな~いですか~
やっと、美術館内部へ突撃
でも、チケットは、どこで買うんだろう
1階の階段の横に、大きな『マンモスの骨格』が展示されています
ここまでは、無料で見れます
2階へ行くと、チケットを買って、彼に会いにいけます
まず、入ると、『バイソンの骨格』が出迎えてくれます。ガラスの中には、たくさんの装飾品が飾られています。
そして、奥へ行くと、中央が薄暗い部屋があります
壁側は、ライトが当たっているのですが、中央は、暗い
でも、その薄暗い中央には、彼らしき人物が展示されているのがわかります
恐る恐る、近づくと
いました
『文身を持つ男性ミイラ』が
私の知っているミイラの想像を超えたリアリティは、永久凍土から発見された為、ミイラといえども、肉体が残っているんです
しかも、生き生きとした筋肉、長い髪の毛、お洒落な文身・・、今にも、目を覚ましそうです
ゆっく~り、中腰で見ていると、部屋の隅の陰に女の人の姿が
「ギャー
幽霊~
」
と思ったら、美術館の人でした・・。
どうやら、見張っているようです
「こんな、所に座っていて、怖くない?」と聞くと、
「怖いので、あまり、見ないようにしています」だって・・。でも、夢に出てきそう
ミイラの彼は、身長が160ぐらい。他の人骨であるのは、190ぐらい。アルタイ地方は、欧州から亜細亜にかけて、広く交易があったと推測できます
土器みたいな容器がたくさんあるのですが、その中に、カップがあるのです。コーヒーカップみたい、取っ手が一つ付いているんです。なんか、すでにこの時代に洋風になっています。日本とは通じる文化はあるものの、アルタイの方が、お洒落で、ナウい
小さな頭飾りが多く、鳥、馬、鹿などがあります。小さいのですが、筋肉の表現がうまいです。この辺を見ていると、なぜか、懐かしさを覚えます。なんでだろう?自分たちのルーツだからかな
あと、シャーマン関係の物が多く飾られていました。生贄を使った儀式などがあったようです。
アルタイもそうですが、中国の兵馬俑や、日本の古墳でも見られますが、人が死んだら、馬も埋まっている事が多いです。死んだ人が、死の世界へ旅立つのに、馬が必要になると考えられて、馬も埋葬されます
人の死に、馬も巻き込まれて、かわいそうに・・、と思いますが、死んで向こうの世界に行ったら、本当に馬が必要な世界が待っていたら、徒歩はつらいなぁ
と思いました
私が、見に行った時は、夕方だったので、見学の人が少なかったのかな?愛知博に、何時間も並んで、見るマンモスも必見ですが、『文身を持つ男性ミイラ』は、マンモス以上に必見だと思いますよ~是非!あなたの目で、見てください
大人は、1100円です