かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

春の使者・冬の使者

2021-01-26 15:37:21 | 日記

YouTubeに「軽井沢 鳥好き」さんというLIVE動画が24時間アップされていて、こたつに居ながら朝な夕な、時折開いてはボーっと眺めている。鳥好きさんの別荘のベランダだろうか、毎日、毎日エサ入れにヒマワリの種だろうか、小鳥の好きそうなエサを絶やさず、水浴び用のオケも近くにおいてある。

そんな環境だから、今の季節、シジュウカラ、ヤマガラ、コガラ、ゴジュウカラ、カワラヒワなどの留鳥さんたちや、冬鳥としてやってくるアトリさんや高山から低地に降りてくるちょっと大型のイカルさんたちが毎日のように、ひっきりなしにやってきて、他の仲間とけんかするわけでもなく仲良くヒマワリの種をついばんだり持って行ったりしている。

たまに、ホンドリスもやってくるが、小鳥たちを追い払うでもなく平然と上手にお手々と歯を使って、ひまわりの殻をむいていて、モフモフの大きな尾っぽも愛らしい。

今日などは、ニホンザルがグループで鳥好きさんの意に反して「侵入」してきていて、ヒマワリを貪り食っていた場面に出くわしたが、さすがにその時には、小鳥もリスもどこかに避難しているようだ。ニホンザルの傍若無人な食いっぷりを見ていると、どことなく「あさましさ」を感じ、おなじ霊長類として、なにかしら恥ずかしい。

餌場にやってくるシジュウカラ、ヤマガラ、コガラさんたちシジュカラ科の仲間は、早春の山にいち早く「ツツピー音」を届ける大好きな春の使者たちだ。今は恋の季節を前にいっぱい滋養を蓄えるときなのだろう。そして、アトリ科のアトリさん、イカルさん、カワラヒワさんたちは鳴き声よりも、ずんぐりとしてくちばしがいやに太短く、黒い帽子に黒いオメメという姿かたちが、どことなく親近感があって、かれらも大好きな野鳥だ。

冬の使者として大陸から渡ってきたきたアトリさんは、ウグイスが南風に乗ってやってくる頃には、同じ風を利用して北国へ帰るのだろう。ヒトと同じように、暑がりだったり、寒がりだったり体質があることは理解できても、旅する鳥は何のためにあんなに遠くまで行ったり来たりするのだろうか。それも、示し合わせたように同じ仲間同士が群れとなって移動するのだという。きっと、われらが聞いている彼らの鳴き声は、仲間同士しか分からない言語となっていて「オーイ ソロソロ ユグベガー」という号令のようなさえずりが、冬の終わりの軽井沢の林にこだまして、一羽が空に舞い上がった瞬時を待って、大陸に帰ったら、やがて敵にも意中の相手にもなる他人同士の♂♀が、同じように空に舞い上がって、ひとかたまりとなって南風に乗っていくのだろう。

「いいなあ 寅さんって いつも旅してて・・」そんな声を、旅鳥たちにもかけたくなる季節も近い。

 

 

軽井沢鳥好きさんのYouTube

 

いつものチュン太郎かと思ったら、近所のイチョウの小枝に、一羽のメジロさんが、白いアイリングの愛嬌のあるオメメで、いそがしく仲間を探しているみたいだった。旅鳥というわけではないが、スズメたちと違って厳冬時は、姿を見せなかったので、彼らは彼らのアンテナでいち早い春を感じ取ったのだろう。

メジロさんも、オイラにとって春の使者。

 

メジロさんが、高い周波で囀るころ、そろそろ梅の花なども咲きだすのだろうが、当地では、あとひと月は待たねばならない。

 

   

      チュン太郎たちと同じく、寒冷地でも、まるまる太っているのには感心感心。

 

     

            が、 今日は、ひとりぽっちだった。

 

     

     正面からみると、かわいすぎる。 雌雄同色なので♂とも♀ともわからんが。どっちでもいいや。

 

 

      

        鳴かぬなら 咲かせて見せよう 梅の花 (光秀・・うそ)

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