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かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

寒の戻り、花やチョウたち心配

2025-03-31 12:03:06 | 日記

本日、現在11時の気温は7℃。最高気温は10℃の予測。

予定では、太白の森にヒメギフチョウさんを観察に行く予定であったが、しり込みをしてしまい、明日以降に延期する。果たして10℃以下の外気温でチョウたちは花を飛び回るのであろうか。

もうカタクリの花は一部咲いているのだから、蜜を求めることはできるだろうが、チョウやアブたちの体は動いてくれるんだろうか。二週間天気予報によると、気温が15℃を超えるのは週末の土曜日ころからとなる。

その間、生まれいでしスプリングエフェメラルたちはどうやって生を伸ばすのだろう。

このところの極端な気温の高低差に、なしかしらこれまでの体験とは異なる不気味さというものを感じる。

話は変わるが、

ミャンマーでのマグニチュード7.7の地震で数多くの建物や施設が破壊され、いまだ犠牲者、不明者は判然としない。

今さらながら地球上で「地震は起きなたい」土地はないことを自覚する。あのヒマラヤが地殻変動により隆起して今のようになったように、何万年、何千万年単位では地球は生き物のように絶えず活動しているのだろう。

マグニチュードでいえば1000倍以上のエネルギーが生じた3.11東北地方太平洋沖地震の建物被害が少なかったことは、多数のプレートひしめくこの国の地震が何百万年単位ではなく何十年、何百年単位であることによる建物の耐震構造事情によるものであろうが、それでも「想定しえない」更なるエネルギーの地震がこの国に訪れない保証はない。

何百万、何千万単位で見れば、この国は二つの島が中央構造線付近で合体したという巨大な地殻エネルギーにより生まれたのは、たかだか数百万年前だといわれる。

あの槍ヶ岳と穂高は、たかだか175万年前の大噴火により生じた巨大なカルデラが侵食し、今の形になったのは、たかだか2万年~6万年前だとされる。

(上記ファクトらしき記述は、ネットで調べただけなので正確性をかくのかもしれない。)

話が、寒の戻りとヒメギフチョウの心配から、大きくなりすぎたが、要するに、何を言いたいかというと、有限な地球に生きている以上、永遠に続く平穏というものはないのだと自覚して生きていたい。

今日眺めている山々は、2~6万年後にはどこにも見当たらないということはあり得る。人類がいればの話ではあるが。


グレートトラバース3から 天狗池からの槍ヶ岳

 

 

     

 

 


かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山

浅間隠山(あさまかくしやま)・1757m・日本二百名山(№142)

動画はみな二度上峠からの最短コースばかりであったが、実のところ公共交通機関派としては浅間隠し温泉郷からのロングコースを紹介してほしかった。温泉はもちろんシャクナゲ尾根というのが気になる。登り片道4時間は、誰にも会わないことになるかも。動画で見るよりも山頂からの浅間山は、さぞや大きかろう。

 

浅間隠山Wikipedia

 

「山と音楽 m she on」さん提供

浅間隠山(あさまかくしやま)難易度も低く、初心者にもおすすめ! 群馬県吾妻郡東吾妻町【山と音楽 m♪し音】

お花がきれい、森もきれい、音もきれい、頂上ながめよし。

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未踏の名峰ひしめく北関東・上信越エリア

2025-03-29 06:21:56 | 日記

三百名山未踏峰空想(共有)登山は、北関東・上信越エリアに行きついたが、このエリアの百名山・二百名山・三百名山はざっと数えて58座あるが、未踏峰は28座もある。

なかでも上信越エリアは、雪国でもあり比較的標高の低い山にかかわらず、山上が低い笹や草地に覆われ、そのため展望に優れ、おそくまで残雪が残り、夏は高山植物が咲き誇り、秋は錦のにぎやかさを装い、ふもとは魅力的な温泉があちこちに点在し、お米や酒もうまいと、登山愛好家を引き付けてやまない魅力あふれる地域である。越後駒ケ岳や谷川岳、そして妙高・火打とを歩いて、若かりし時はこのエリアに足しげく通いたいなと考えてはいたのだが、如何せん仕事の関係であちこちと住まいを転々とする人生になって、とうとう多くの未踏峰を残したままになっている。

これから約ひと月にわたって若いYoutuber達のお世話になり、空想(共有)登山を楽しんでいくが、彼らには、この未踏の山たちの魅力を存分に教えていただき、上越線、只見線、吾妻線などの鉄道駅を拠点にまだオイラの力でも登れそうな山を見つけてリアル登山を楽しんでいこうではないか。

なかでも、深田さんの紀行を読んで、ずうっと頭から離れなかった西上州の荒船山と只見線の守門・浅草岳、さらには百名山に近接していながら登り残した上越の名峰中ノ岳・荒沢岳、谷川の仙ノ倉岳などは登りやすいコースを見つけてなんとか山頂を踏んでおきたいな。あこがれだけで、あきらめるのはまだ早いよ。

 


グレートトラバース3から 鹿島槍ヶ岳

 

 

    

                            五竜岳方面より

 


かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山

諏訪山(すわやま)・1550m・日本三百名山(№234)

両神山と御座山の間にあるような山だが、なんか山容に特徴がないな。でもなかなか変化に富んで三笠山からの展望もあるので、良しとするか。西上州って未知の山域なんだよね。

 

諏訪山Wikipedia

 

 

「夢を追う男の風来記【三百名山登山記】

【諏訪山】結果より過程に価値がある【三百名山33座目】Mt.Suwayama Trekking

なかなか変化があって面白そうだが、ハシゴ怖いな、オジサンはには。

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もうスプリングエフェメラルたち、登場してますよ!

2025-03-28 04:08:29 | 日記

今年はじめて青葉の森に入る。どんな低山でも森に入るということは何かしら異界に入るような厳かな心地になる。多様な生物たちとの交信が始まるからなのだろうか。どのような生物、それが虫や鳥や植物であっても、彼らなりの意識というものがあって、入山してくる異界のホモサピエンスに対して警戒だの、興味だの様々な電波を発信してくるのをビリビリと感じる。

 

早春の森に入って、まずぐるっと樹間を見渡す。期待していたマンサクの愛すべき黄色の花たちはこの日観察できなかった。もう終わったのか。例年だと、まだいっぱい花をつける個体があちこちに見られるのだが、まだ早いというのか。

代わりにキブシの花があちこちに垂れ下がる。この日樹木の花といえばキブシと早咲きの梅ぐらいだった。コブシはまだ銀白色の産毛のツボミのままだ。

 

陽だまりの径に小さな紫のチョウが舞う!時折、枝や地面に止まっては羽を休める。シジミチョウの仲間だ。二枚ほどカメラに収めたが、明らかにコツバメとは異なる。羽の裏側がルリシジミやスギタニルリシメジに近しいが白い羽の斑点の形状が図鑑とは異なる。春先のチョウは越冬種だろうか。チョウの生態や形態にはまだまだ未熟者だ。

 

 

 

この日観察できたチョウは、ほかにタテハチョウ科のヒオドシチョウの越冬種か。羽の縁がやや薄いので図鑑と一致する。

 

チョウが登場しているということは、きっと花も咲き始めている。

まず、キンポウゲ科のセリバオウレン。1年もたつとセリバなのかキクバなのかこのオウレンの正確な名前を忘れてしまうが、太平洋側はきまってセリバであってキクバは日本海側と北海道西南部とのこと。そしてセリバは2回3出複葉、キクバは3出複葉であること。花には悪いが、このことを確認するため一株だけ引き抜いて押し花にしようか。来年忘れないために。

そして、予想に反してカタクリさんもチラホラと花を咲かせていました。この冬は寒かったというイメージなのに、サクラの開花も遅れているのに、昨年とほぼ同じように開花していました。このところの温かさのせいか。

だとすると、太白山ろくのヒメギフチョウさんもそろそろ飛び交い始めるのかもしれない。週末は気温が下がり雨も降るという。来週に期待して、また出かけよう。

 

まだ葉の出ない枝先に、アトリ科のカワラヒワのつがいが静かに止まっていた。ややずんぐりとして頭でっかちで強面のアトリ科の仲間は大好きなのだ。カワラヒワはつがいでいるパターンが多いが仲がいいのかな。冬はスズメ同様群れで活動するという、ということはホヤホヤのカップルでどこに巣作りをしようか相談しているのかもしれない。

 

 


かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山

八溝山(やみぞさん)・1022m・日本三百名山(№235)

茨城県最高峰の山で筑波山より高いのだ。もっと奥深いイメージだったが山頂まで車道が走っているということで興ざめ。だが日輪寺入り口から落葉広葉樹の森を周回し、名水をめぐる楽しみもあるから歩いてみる価値はある。水郡線の大子駅から土日を除いてバスが通じているということで、5,6時間で登ってこれるみたいだ。バス時刻調べて新幹線で日帰りできそうだったら行ってみようか。展望を期待して晴れ予報の日にふらっと。

 

八溝山Wikipedia

 

「夢追う男の風来記【三百名山登山記】」さん提供

【八溝山】水と光と紅葉の中で【三百名山38座目】Mt.Yamizosan Trekking

(日輪寺入り口から時計回りに周回)

簡潔かつ十分な登山ルートと展望を紹介してくれてありがとう。300名山頑張ってね。

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北アルプス、思い残しの場所

2025-03-27 14:15:11 | 日記

今日の毛勝山をもって北アルプスエリアの空想(共有)登山を終える。

この登山の動機は、山と渓谷新年号の付録「2025日本百名山・二百名山・三百名山地図帳」を手にした時に「この地図帳を眺めながら、まだ登っていなかった108座ほどの山を全国のYoutuberのお世話になりながら、空想で訪れてみよう」と決意したからであった。

以来、この232ページもある大部の地図帳を毎日のように見開いては地図に赤字で書かれた登山ルートを動画を見ながら辿って楽しんでいるという生活である。(あまりに安易ではあるが。)

そして、この安易な登山を遂行することで未踏峰も半分以下になって、やっとアルプスの山旅も終えようとしているわけであるが、どういうことか急に元気づいて、50年前の青年期に一度訪れた場所をこの足でもう一度歩いてみたい、あの場所にもう一度立ってどんな山岳展望だったか思い出したい、という気になった。

具体的には、南アルプスなら荒川三山・赤石岳・聖岳、中央アルプスなら空木岳・南駒ケ岳であり、それらは来年、再来年と実行すべくヤマケイオンラインのお世話になって、すでに山行計画を立てている。

そして、北アルプスなのだが、すでにこの十年の間に立山と奥大日岳エリア、薬師岳・雲ノ平・高天原から三俣蓮華・双六岳エリアは実行しているが、まだ「思い残しの場所」は残っている。

具体的には、扇沢からの鹿島槍ヶ岳、槍の展望台としての天狗原・天狗池、裏剱の三か所であろうか。

鹿島槍と天狗原は、ヤマケイオンラインで今年中に訪れるように計画しているが、さて実現不明なのは裏剱(うらつるぎ)である。裏剱は剣岳の東側、仙人山・池ノ平山が聳えるエリアであるが、仙人池の背景に、まるでヨーロッパアルプスの針峰群じみた剱岳をまじかに見られる展望地帯である。

オイラは、学生時代に一時滞在した山岳同好会の先輩に引き連れられ右も左もわからぬまま、劔岳登山の後にこのエリアを通って阿曾原にその日のうちに下山している。だが、その裏剱からの大展望をゆっくり眺める機会がなく、記憶もあいまいなのである。

だから、いつかこのエリアを再訪して、このエリアのある山小屋に泊まっては、時の許すまま剱岳の岩稜を眺めたいと思っている。のだが、なにせ遠い。山小屋泊りだとしても今の体力では、立山の室堂から剱沢か真砂沢の小屋に一泊する必要があろう。また、そうしてこのエリアにたどり着いたとしても、もう阿曽原に下って、あの恐怖の水平道を歩いて欅平に行きつく下山ルートは選択したくないから、また室堂に戻らなければならない。おそらくその日のうちに室堂にたどり着く体力はないだろう。なので、最低でも山小屋三泊は必要であろう。

 

「裏剱」、終生思い残しの場所になってしまうのか・・まあそういう場所もあってもやむを得ないのだろう、そこに立たないと死ねないというものでもないのだから。

余談だが、思い残しの「場所」と印字しようとしたら、タイプを間違えて「墓所」と印字され、慌てて訂正した。

 

「フジキックスチャンネル」さん提供 仙人池裏剱

 

 

2020年8月 もう一度立ちたかった北アルプスエリア 「奥大日岳から見た剱岳」

 


かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山

毛勝山(けかちやま・けかつやま)・2415m・日本二百名山(№143)

この山は昔から知っていたが、登山道はなく残雪期の毛勝谷を登らないと山頂に立てないといわれていたので、単独登山者は敬遠していたが、いつの間にか西北尾根に登山道が整備され、動画を見る限りしっかりと踏み固められていて危険個所もないようなので、取付点まで車で入れれば、登るのにさして困難はないだろう。ただし、登りに7~8時間、下りに5~6時間を要するので、夏季の未明に出発するようにしたい。森林限界を過ぎれば人のあまり歩かない手つかずのような楽園が待っているだろう。また山頂からの剣はこの山でしか見られない堂々とした姿で登山者を圧倒するであろう。

なんて、評論家みたいなことを言っているけど、公共交通機関派のオイラにはもはや遠くなってしまったあこがれの山である。

 

毛勝三山山Wikipedia

 

 

     

       剣岳の左奥に毛勝三山がちらりと見えます(奥大日岳より)

 

「cocoapapa」さん提供

毛勝三山の主峰【毛勝山】真夏の登山はきつかった💦 | 8月上旬

天気にも恵まれたと思いますが大展望を楽しめました。人擦れしておらずとてもいい山ですね。

 

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春あらし

2025-03-26 11:59:49 | 日記

当地は夕刻にかけて暴風警報が発令されていて、在来線は運転見合わせが相次ぎ、新幹線も停まっている様子。

俳句の世界では、「春あらし」、「春疾風・はるはやて」などと春の季語となっているようだが、愛媛や岡山で続いている山火事の事を思うと、風流に句を詠む気にもならん。

昼頃から、窓を閉めていても物凄い風音がしてきた。気温は18℃まで上がる予定で、青葉の森のスプリングエフェメラルたちの動向を観察つもりが、今日はあきらめた。生まれたてのチョウも、今日は草葉の陰でじっとしているのだろう。

三百名山未踏峰空想(共有)の旅もあっという間に北アルプスを通過しようとしている。

この旅は若者を中心としたYoutuberさんらのお世話になりながら進めているのであるが、温暖化のためか8月になると日本三大雪渓の針ノ木雪渓の雪が消えていたり、立山山麓スキー場のゴンドラが老朽化のため廃止されていたりと、北アルプス関連でもさまざまな情報に出くわし、自然相手の世界では、今日という日は明日にはない、今年歩いた道は来年にはないかも、という無常観を感じている。

今年はいっぱい雪が降ったから、もしかしたら白馬や針ノ木の大雪渓は8月でも歩けるのかな、だったら今年は歩いてみようか。来年はだめかもしれないから、と。

山の計画は、最新の情報により機転を利かせ臨機応変に立てるものだろうが、今のアルプスは人気の山小屋が予約開始とともに埋まってしまうので、そうはさせてくれないところが悲しいところだ。

 

 

 

     

       立山弥陀ヶ原から薬師岳(下の鍬崎山と同じ場所で撮ったもの)

      薬師岳は、立山方面から見るとまさにアルプスの女王たる風情なのだ

 


かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山

鍬崎山(くわさきやま)・2090m・日本三百名山(№239)

頂上から立山・薬師の大展望が楽しめる山。とりわけ、立山と弥陀ヶ原がまさに一望できる個所はここしかないだろう。晴れていればの話である。立山山麓スキー場のゴンドラが2020年に廃止されたとかで、現在は「あわずのスキー場」から登ることになるが、地図のコースタイムを見ると往復12時間も要する。登ってガスっていれば無念であろう。なので、大展望をゲットした方の動画で楽しむしかないのだろう。少なくともオイラのようなひ弱な高齢者には。

 

鍬崎山Wikipedia

 

     

           立山弥陀ヶ原から鍬崎山(2020.8)

 

 

[koji sakata」さん提供の 鍬崎山山頂大展望

山頂からの動画を一時停止しながら展望を楽しんでいます。素晴らしい晴れた日でしたね。

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