風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

《礼文島》 花の浮島 ならぬ 風の浮島

2009-10-02 | 北海道の夏 2年目 (2009)
稚内の宿に車を置いて、早朝、稚内港から礼文島行きのフェリーに乗る。
昨日からの風が止まず、波は3メートルとの表示。
4メートルになると欠航というのだから、3メートルというのは相当揺れるのだろう。

ということで、酔い止めの薬を飲んで、お行儀悪く床にゴロンと横になったままの2時間。
早朝の出発だったので、いつの間にか寝入ってしまい、
気がついたら礼文島の香深港だったという楽な船旅だった。


だが、礼文島は晴れているものの、強風が吹き荒れていた。
40年前に訪れた時も風が強くて、寒いだけの印象しか残っていない。
どうも私は、礼文島と相性が悪いのかもしれない。




風の穏やかな日には、透けるような透明度で海底までハッキリ見えるという澄海岬(すかいみさき)は、
大波が押し寄せている。
ガイドさんが「こんな大波も珍しいです。なかなか見られる光景ではないです」と、
妙な慰め方をしてくれるので、みんなで苦笑い。




礼文島の最北端にある《スコトン岬》も当然、強風吹きまくり。
写真を写す時も静止できないほどで、
仕方ないので、スコトン岬の立て看板に掴まって写してもらう。

やっと、この最北の島まで来たのに、2度までも強風に迎えられてしまった。
でもガイドさんの言う通り、「滅多に見られない大波を見ることが出来た」と、
前向きに捉えることにしようか。

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