風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

旭岳 チングルマの群生!!

2016-07-26 | 北海道の夏 9年目(2016)
7月14日
2日前の「雨竜沼湿原」登山をきっかけに、山に登るのを止めることにした私達だが、
やはり山の花の魅力は捨てがたい。
特に、私の大好きな「チングルマ」の群生を見なければ北海道に来た意味がない!!と
やってきたのは旭岳。


ここはロープウェイで5合目まで登ることが出来るし、
その一帯を散策するだけで花を楽しむことが出来る。
(更に「裾合平(すそあいだいら)」まで歩くと最高のチングルマ群生を見られるのだが、ここは無理せず)



予想通りの快晴に恵まれて、旭岳も全貌を現している!



散策路を時計回りに歩いた先の案内板
殆どの人が「姿見の池」方向の右に進むが、ここを「裾合平」方向の左に少し進むと・・・


 
わぁ~咲いていた~~
チングルマ(珍車・稚児車)は小さな可憐な花だが、群生になると、その存在感を増してくる。


 
  


 
≪エゾノツガザクラ(蝦夷の栂桜)≫


 
≪イワブクロ(岩袋)≫


雪渓の前には≪ウラジロナナカマド(裏白七竃)≫
これが9月になると真っ赤に紅葉して、一気に秋が深まってくる。


  
≪アオノツガザクラ(青の栂桜)≫と、≪シラタマノキ(白玉の木)≫と、≪コケモモ(苔桃)≫
似ているけれど、同じではないんだよね。

 
≪キバナシャクナゲ(黄花石楠花)≫と、≪ミツバオウレン(三葉黄蓮)≫

  
 
 

チングルマだけでなく、次々に色とりどりの多種の花が目に入ってくる。
出来るものなら、こんな場所に住んでみたい・・・

         

花だけでなく、北海道の最高峰の旭岳も雄大だし、散策路にある池の姿も美しい。


「擂鉢池(すりばちいけ)」
雪が結構残っていた。


「鏡池」


「擂鉢池」と「鏡池」を両方合わせて「夫婦池」とも呼ばれる。


散策路のそばには雪が結構残っているので、観光客(韓国)の子供たちが雪遊びに興じていた。


そして、「姿見の池」に映る旭岳
ここからの眺望は、何度見ても感動
池には雪が残っているので旭岳の全貌が映り込めないが、この眺めもまた美しい。


姿見の池のそばですれ違った一団、大きなカメラを持っているな~と思っていたら
女優の壇〇さんの撮影隊だった。
 
休憩を兼ねて、その様子を見せて頂いて、写真もパチリ
それにしても、女優さんでも大きなリュックを自分で背負ってくるんだな~と感心した。


歩いて1時間ほどの散策路を、今日は4時間かけてゆっくり楽しんだ。
チングルマは勿論のこと、その他にも花々が咲き乱れ、
ここは正にカムイミンタラ(アイヌ語で「神々の遊ぶ庭」)
こんな美しい場所がロープウェイで、楽して来ることが出来るのだから
こんな有難いことはない。
山に感謝 花に感謝 ロープウェイに感謝