風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

インド洋に浮かぶ ロットネスト島

2009-05-23 | オーストラリア パース (2009)
今日はツアー行動ではなく、一日フリー。
朝6:30に、この街に住んでいる娘一家に迎えに来てもらい、
パースから車で30分ほどにある港町・フリーマントルに送ってもらう。

車の中で、焼きたてのパンを食べさせてもらい、
手作りのお弁当とお茶を持たせてもらい、
見送りを受けながら7:30発のロットネスト島への船に乗る。

娘達は何回も行っているし船酔いが心配ということで見送りだけ。
まるで遠足に出かける子供を送り出す逆パターンだ。

                 

この島の名前の由来は、その昔、オランダ人の探検家が島に渡ってきて、
たくさん生息していたクオッカをネズミと間違って「ネズミの巣」と呼んだためだとか。


早く出発したお陰で、朝8時には島に着いた。
朝一番の島内一周のバスは貸しきり状態。

前回来た時には見ることが出来なかったので、
まず最初に、クオッカが沢山住み着いているスポットに。

いるいる、あちらこちらに。



クオッカはネズミには似ているが、有袋類。
季節によって生息場所が違うのだろうか、今回は島のあらゆる所で姿を見かける。

私は小さい頃からネズミが苦手
「可愛いね~」と撫でる姉とは違い、私は遠巻きに眺めるだけ。
クオッカ自体は可愛いのだけれど、どうもネズミを連想してしまうのが困りもの

              

1日利用のバスチケットを利用しながら「これは!」と思う場所を見つけては降り、
早朝から刻々と青さを増す海を眺めながら時を過ごす。




姉はスケッチブックを取り出して写生を始める。
「この海の色、あまりに美しすぎて出せるかな」とつぶやきながら。



島の周囲は40キロという小さ目の島ながら、その海岸線は変化に富んでいる。
秋で海水は冷たいというのに、海水浴、シュノーケル、ダイビングを楽しむ人達が結構いる。
せっかく来たのだからと私達も、スカートを捲り上げて波と戯れる。




ランチは、急ごしらえの娘の手作り弁当。
インド洋の海を眺めながら、炊き込みご飯のおにぎりを食べるなんて、
ちょっと贅沢なことかもしれないね