風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

州都 ビクトリアの一日 (午後)

2009-05-13 | カナダ(バンクーバー) (2009)


ビクトリアツアーの昼食は、郊外の一軒屋レストランで。
ここでも満開の桜が迎えてくれた。

この付近では一番古いというその建物は、イギリス郊外の風景を思わせる雰囲気だ。
広いダイニングには、それぞれに異なった形の窓が続き、周囲の風景を一幅の絵画のように縁取っている。
その窓から見える風景は、いつまで見ていても見飽きない。

私達夫婦と一人参加の男性との三人でテーブルを囲む。
夫と同じくリタイアしたばかりというその方は、年に数回の海外旅行を楽しんでいるという。
来月には4回目のニューヨークを予定しているという話に、
「私達も1回だけですが5年前に行ったんですよ」と、お互いにニューヨーク話が弾む。

古い佇まいのレストランの中、日本人は私達三人だけ。
数時間前に会ったばかりで、お互いに苗字だけしか知らない間柄でありながら、
異国で、こうして同じテーブルで食事をしているというご縁。
何とも不思議なひとときだった。


                                 


食後はダウンタウンに出て、帰路出発の時間まで州議事堂を中心に、その付近を散策。

議事堂を正面から

議事堂の内部から

歩き疲れて、フェアモント・エンプレスホテルで休憩。
このホテルは、私達が泊まっているバンクーバーホテルの姉妹ホテルということだが、
こちらの方が昔の趣きを残していて古城のような雰囲気だ。

もっと散策したい場所があったが、午前中から歩き通しで、二人とも足が動かない。
「ちょっとだけ」と座り込んだまま、腰が上がらない。
日頃の運動不足をつくづく感じる。

「まあ、無理はやめよう」
「今度、またの機会に」
と、可能性の低い「次の機会」に持ち越すことに。

                              

夜は、ガイドさんに教えてもらったホテル近くのレストランへ。
量が多いと聞いたので、サラダ・スープ・メイン料理を「シェアするので」と1人分ずつ頼んでみたら・・・

サラダもスープも半分ずつ盛り付けて出してくれたが、その量の多いこと!
「これが半分?」と、思わず確認。
ウェイターは、当然だよという顔で「イエース」


メインのステーキも、付け野菜も半分に、
ロブスターだけは半分に出来なかったようで、私のお皿だけに盛って。
それにしてもベイクドポテトの大きかったこと!
さすがに全部は食べ切れなかった。

こちらではシェアすると言うと、最初からふた皿に盛り分けて持って来てくれることが当然なのだろうか。
このディナーも、半分ずつ綺麗に盛り付けて持ってきてくれたし、
次の日のランチも、別のレストランだったが盛り分けて持ってきてくれた。

「嫌な顔もしないで、半分ずつをこんなに綺麗に盛り分けて持ってきてくれて、ありがとう」
と、英語で言えない私達。
その気持ちを込めてチップを少しばかり弾んだけれど、やはり言葉で言わなきゃ伝わらないよね~。