【祭りアルバム】日立風流物
上野駅から常磐線特急に乗って1時間半、駅を出ると目の前に満開の
さくらが出迎えてくれた。桜並木は1㎞続く、満開だった・・・今年は
桜が早いので祭りとズレてしまうのではと、心配している。
神峰神社の氏子4町が、それぞれ1台づつの山車を持っている。
7年に一度が本祭で、この時は4町の山車が揃い踏みするが、平年は
当番町の山車が1台で祭りを盛り上げている。
日立風流物は繰り人形を乗せた、カラクリ仕掛けの山車
である。正面の表館は5層からなり、これが左右に扉の
ように開き、各層でもカラクリ人形芝居が行われる。
人形芝居は表館、裏山ともに綱の操作により演じられる。
人形の早返りや山車の回転による表館と裏山の早替わりは
見ものである。山車の移動は全て人力だ!
ミスさくらまつりのお嬢さんが、
道行く人たちに愛想を振りまいていた。
高さ15mもある山車は、
桜並木を覆うように立ちふさがる。
山車の中でからくりを操る男たちは30人ほど
いるそうだ、密室の中で汗流し頑張っているのだろう。
駅前から続く桜のトンネルの中では若者たちの
賑やかなパフォーマンスが始まっていた。