【祭りアルバム】飛騨古川祭り
天下の三大奇祭「越し太鼓」と絢爛豪華な「屋台行列」の
時代絵巻が繰り広がれる古川祭は、”動と静”が見事に組あわ
された祭りである。
飛騨というと高山が頭に浮かぶが、古川はその高山より古い、
瀬戸川には数千匹の鯉が泳ぎ、白壁土蔵が並ぶ街並みは旅人
の心を癒してくれる。
夜通し動き回る”越し太鼓”を担ぐ若者たち、古い街並みを廻る
華やかな屋台、「高山祭」にない美しさがある。
裸の男たちが寒さをこらえながら、町内を代表して子太鼓を
担ぎ、大太鼓に向かう姿は、見ていてしびれてくる。
九台の屋台は「京の雅」、「江戸の粋」、「飛騨の匠の技」
の結晶だ。陽にかがやく屋台は、正に黄金の舞台である!
からくり人形の舞姿は、精巧で面白おかしく見られた。
子供歌舞伎を演じる小学生たちの、役になり切った演技は、
見るものに感動を与えてくれる。