【長浜・曳山祭】
秋の長雨に台風が重なり様々な祭りやイベントが、お手上げだ!
そこで、過去ブログにUPしていない私の好きなお祭りをご紹介
したい。
琵琶湖沿いの長浜は、秀吉が初めて城持ちとなった処である。
その当時から続く「長浜曳山祭」は400年の歴史を持ち、今では
日本三大山車祭りとして知られている。
勿論、ユネスコ無形文化遺産に登録されている日本の代表的な
山車行事である。
豪華な山車で演じられる子供歌舞伎は、本格的なもので5歳から
13歳までの男の子が厳しい稽古を乗り越え見事な舞台を見せて
くれる。
未明から巡回する「起し太鼓」によって起された人々が午前7時に各山組
ごとに八幡宮に集まる、狩衣、烏帽子姿の御幣使と呼ばれる子供が御幣を
受ける。
祭礼当日の狂言奉納の順番を定める儀式が行われる八幡宮へ各山組から
選ばれた若衆が”くじ取り”に向かう。
猩々丸の子供演技・・・真剣な眼差しが初々しい!
大人達は山車のせり出しを支え、女の子たちは笛や太鼓の”しゃぎり”で支える。
サクラで飾られた山車舞台では、子供たちの「義経千本桜・吉野山」が華やかに
演じられていた。
義経千本桜もフィナーレが近づき、演技もクライマックスだ!
狂言の長さは40分、子供たちは疲れも見せず真剣な演技を続けた!
夜になり、提灯に灯がともるころ、各組の山車が御旅所に勢ぞろいする。
小舟町組の「長刀山」、独特の形を持った山車で、八幡宮へは曳行されず御旅所
に据え置かれている。昼間は緋ラシャの幟を山上に立てるが、夜は白地笹龍胆の
紋を染め抜いた幟にかえる。
その下で元気の良い男の子たちが御旅所に集まる人たちを見下ろしていた。
長浜には何回か訪れているが、定宿としている「北国街道の宿・紗蔵」
美人姉妹が経営する心温まる宿である・・・お薦めです!