【和】の灯り
昭和初期に建てられた目黒雅叙園、昭和の竜宮城とも呼ばれた
絢爛豪華な歴史ある建物の中、文化財に指定されている「百段階段」
に色彩豊かな日本画や彫刻に囲まれた部屋部屋に日本人が愛して
来た風情ある”和のあかり”が灯されていた。
釘一本打つことの出来ない文化財に巨大な”ねぶた”のイメージを
失わない技は見事なものである。
葛飾北斎の「浮世絵あかり行燈」 墨田区生まれの北斎の浮世絵を
和紙の行燈に仕上げてある。
山口県柳井市の”金魚ちょうちん”柳井市の伝統縞の染料を用いて
作られた「金魚ちょうちん」は白壁の町並みに灯る夏のイベントだ。
部屋の中には500個の「江戸風鈴」が吊るされ、静かな音色を響かせて
いた。
先ごろユネスコの無形文化遺産に登録された「美濃和紙」その和紙で
作られたアートのあかり。
岐阜県美濃市で毎年10月に開かれる「美濃和紙あかりアート展」は全国
各地から集まる優秀作品が美濃市の重要伝統的建造物群保存地区に
指定されている「うだつの上がる町並み」を舞台に繰り広げられるそうだ。
いたるところに「和のあかり」が灯されている。鮮やかな紫の蛇の目が
心和ませてくれる。
絵になるね~結婚式場としても有名な雅叙園、滝の流れをバックに
披露宴前の花嫁さんが綺麗だった。