【山あげ祭】~準備作業編
山あげ祭(山あげ行事)は、450年の伝統を誇る日本一の野外歌舞伎
である。上演に先立ち、手際よくすすむ舞台準備が山あげ祭の見どころ
である。
山は所作狂言(おどり)の背景で、観客の前に据えられた舞台から
道路上に約100mの間に大山・中山・前山が立ち並ぶ、この山は網代状
に竹を組んだ木枠に烏山特産の和紙を幾重にも貼りその上に山水を
描いた「はりか山」の事である、その山を人力で揚げることから
「山あげ祭」と言われるようになった。
今年の当番町「日野町」の屋台が野外歌舞伎の演じられる位置まで進んでいく。
舞台資材も次から次へと若者たちによって運ばれて行く。
上演開始まで40分、舞台装置が手際よく組み立てられていく。
大山は高さ10mに及ぶ、作業は慎重に手際よく進められていく。
さ~大山の立ち上げだ!
中山と大山が見事に立ち上がった。