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野鳥と野鳥写真(観察と展示)

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北富士演習場の自然環境・・・(富士の裾野の変化は人災か天災か)

2022-05-16 11:20:31 | 野鳥写真

ノビタキ♂の画像・・・(富士裾野)

ノビタキ♂の綺麗な夏羽の画像です。

ノビタキ♂の冬羽から換羽中の夏羽と思われます・・・(上下)

ノビタキ♀の画像・・・(富士裾野)

コムクドリの画像・・・(富士裾野)

コムクドリ♀の画像・・・(富士裾野)

空抜けでも緑の木の中にいるコムクドリは、野鳥本来のシーンなのかも知れない。

ホオアカの画像・・・(富士裾野)

空抜けの岩の上はホオアカもあまり引き立つことはない・・・

アカゲラの画像・・・(富士裾野)

ノスリの画像・・・(富士裾野)

被写体のノスリが止まる周りのロケーションが見える見せ方。

同じノスリの画像ですが、見せる側がどちらを選択するのかで、見る人がどう感じるのか・・・

 

富士の裾野の自然が変化が感じられる・・・

 毎年陸上自衛隊北富士演習場へ通い続けているが、行く度に演習場内に広がる高原の草原の環境変化が感じられるので、春先に行われている野焼きで生きている立木が焼失してることもあるが、野焼きは一度火を点けると人間の力ではどうにもならなくなてしまい、草原内の枯れ木など燃えるものが燃え尽きるまで、野焼きの火は消えないことになっていると想像がつくため、訪問する度に大幅に変貌していることに驚かざるを得ない。

 最初に当地を訪れた時に比べると、高原の林の部分が劇的に減少していることが誰もが気付いていると思われるが、高原に生息する野鳥を含む小動物達が隠れる場所が無くなってしまいました。※自衛隊の演習場としての顔と世界遺産富士山の山麓と言う両面からもマツ林や針葉樹など緑の林を全く無くすことが、最善策とは到底思えませんので、地域の野焼きを担当している富士吉田市外ニヶ村恩賜県有財産保護組合(恩賜林組合)が、計画的に延焼防止(予め林などを残す場所のアシ等の枯草などを伐採し類焼しないようにしてて置くこと等)を考えた野焼きをしているとは到底思えないため、何処も彼処も燃え尽くしてしまっているようだ。※当日の風向きなどにより、予測不可能なことになることは言うまでもありませんが、何でも構わずに野焼きする精神は善処されるべきと考えます。※素人集団(専門家の指導があるとは到底思えない)が集まって、野焼きをしているとしか思えませんので、致し方ないと考えられる。※奈良の若草山や京都の大文字焼き(先人達の経験を生かし行われているが、当日の風速や風向きによる事故が発生している)、又、近くでは渡良瀬渓谷の野焼きが知られていますが、往々にして予測不可能なことが何度も報告されています。※人間がコントロールできないのが野焼きとも言われているため、世界では異常気象によく多くの山林が毎年焼失(計画的な野焼きや過失もあると言われている)しているのが現状です。

 陸自の演習場所と言う特殊の地域だが、そこには野鳥達を含む動植物も生息している訳ですからお互いに生存できる最低限の配慮が必要であると、お爺さんは思っているが野鳥CMだからではなく、人間として又地球上に棲むものとして、強ち的は外れてはいない筈です。※SDGs持続可能な自然環境を維持続けることも、今時の世界的な志向なので、山菜が採れるからと野焼きなども、今一度原点に立ち返り今後は考え直すことも必要なのかも知れません。※枯れ葦は野焼きをするのでなく茅葺き屋根の葺き替えの萱の調達が難しくなっていると言われているため、広大な敷地が出る何パーセントでも利用できないのかなど、全部と言わないまでも何割かが回すことになれば、野焼きの減量が出来るので、地球環境にもよく本当のSDGsとなるかも知れない。

 全ての野鳥達は樹木や草地の中で生活をしており、樹木が無くなったり、草地が減ってしまうと、その場所には野鳥達が生息できなくなってしまうため、どこか他所に移動してしまい居なくなってしまいます。※夏鳥達はあの小さい個体で何千キロもの距離を飛んで移動して来る訳ですから、折角渡来先に来ても荒れ果てた状況になっていたとすれば、繁殖地を再び探し回り(ストレスで死んでしまうものも少なく無いと言われている)、何のために渡って来たのか分からないことになる。

2022年5月の富士の裾野の野鳥達・・・(夏鳥と留鳥達)

 まだ肌寒さが残る遅い高原の初夏を迎えていた富士の裾野には、ノビタキやコムクドリ・キビタキ・ホオアカ・アカゲラ・ノスリ・チョウゲンボウ・エナガ・カワラヒワ・シジュウカラ・ウグイス・メジロ等が観察することができ、特に夏羽の綺麗なノビタキ♂とまだ完全に換羽していないノビタキ♂等を撮ることが出来ました。※アカゲラ♂が巣穴を掘っている際中だったので、高原はこれからが本格的な野鳥達の子育てのシーズンと考えられる。※ノビタキ達もオスメス共に草地灌木の上によく止まっていましたので、抱卵期を迎えているようには思えなかった 

 オオジシギを見たと現地であったクラブの仲間が教えてくれた、カッコウやホトトギスの鳴き声が聴こえていなかったのは、コウゲンモズの姿がなかったので、カッコウは托卵先が主にコウゲンモズ(モズ)のため、鳴き声が聴こえず姿も見えなかったのかも知れない。※遠くを飛んでいるのを飛影一瞬見たので、高原に渡来して来ていると感じましたが、残念ながら見ることは出来ませんでした。※コヨシキリも灌木の上に乗り囀っている光景もありませんでしたので、渡りの遅い種なので、今後期待されることになるかも知れない。

 同行したお婆さん二人は初めて訪れたと少々興奮気味でしたが、もう少しベストシーズンに連れてきてあげればよかったと思いながらも満足でしたと言っていたので、年寄り四人で広い富士の裾野巣を走り5月にしては防寒着が着たくなり環境での鳥撮りでしたが、それなりに楽しめたため良かったと思いました。※その年の気象条件や渡り鳥達の渡来具合により、大分左右されてしまいますので、実際に来てみなければ分からないと言うこともあり、日によっても違いがあることは否めない。

 首都圏から比較的近い夏鳥の渡り地としては、富士山の麓と言う好条件下で鳥撮りが出来るため、絶好の環境下での撮影や高原での昼食タイムも我々前後期高齢者にとっては素晴らしい場所であることは間違いない。※女性はトイレがないため、少し厳しい面も無くはないが、西日本や北日本の人達には羨ましい環境(日本一又世界でも人気の山の富士山麓)での夏鳥の撮影ポイントなのです。※1時間半程度で来ることが出来るため、交通のアクセスもよく帰りの中央高速道路の混雑がなければもっと快適な場所と言えるかも知れない。※5月17日からは富士スバルライン(開通)で五合目の奥庭山荘に行くと、2500m程度の高山にしか生息していないホシガラスや冬鳥・漂鳥・留鳥等(ウソ・ルリビタキ・イスカ・アオジ・キクイタダキ・カヤクグリ・ウグイ・コガラ・ヒガラ等)が撮れるスポットも近くに存在している。

 帰り道中央高速道路にご流すると大混雑が発生しており、談合坂SAも入場規制が行われていたが、何とか駐車できたので、トイレ休憩とお土産調達に立ち寄り、再び混雑の中央道で市内まで戻って来ました。※駅北口のヨドバシカメラでA3ノビとB5の両面プリント用紙を調達し自宅へ戻って来ると6時半を回っていました。


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