拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

スカラ座(ミラノ/イタリア)

2011-06-02 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)


イタリアオペラの最高峰、ミラノのスカラ座(Teatro alla Scala)です。

プッチーニの蝶々夫人やトゥーランドットが初演されたことでも有名です。


現在のものは1度立て直されており、当時のミラノを支配していたハプスブルク家(オーストリア)の女帝マリア・テレジアの指示で、1778年に現在のスカラ座が完成。

なおスカラ座の名前の由来は、このオペラ座がサンタ・マリア・アラ・スカラ教会の跡地に建設された為と言われています。



現在も熱狂的なオペラファンが多く、素晴らしい演奏には最高の賞賛が送られる一方、イマイチだったり失敗したりすると、激しいブーイングや野次、口笛(サッカーで敵チームに浴びせられるものと同じ)が容赦なく浴びせられます。

この仕打ちに耐え切れず、舞台を途中で放棄した歌い手もいるとか。



人気の演目はあっという間に完売となる為、チケットの入手は難しいですが、仮にチケットを持っていても、開演後は入場できないそうです。
(時間にルーズなイタリアらしくありませんが)


スカラ座のオペラシーズンは毎年、12月7日の聖アンブロシウスの日(ミラノの守護聖人)から上演されます。