イタリアオペラの最高峰、ミラノのスカラ座(Teatro alla Scala)です。
プッチーニの蝶々夫人やトゥーランドットが初演されたことでも有名です。
現在のものは1度立て直されており、当時のミラノを支配していたハプスブルク家(オーストリア)の女帝マリア・テレジアの指示で、1778年に現在のスカラ座が完成。
なおスカラ座の名前の由来は、このオペラ座がサンタ・マリア・アラ・スカラ教会の跡地に建設された為と言われています。
現在も熱狂的なオペラファンが多く、素晴らしい演奏には最高の賞賛が送られる一方、イマイチだったり失敗したりすると、激しいブーイングや野次、口笛(サッカーで敵チームに浴びせられるものと同じ)が容赦なく浴びせられます。
この仕打ちに耐え切れず、舞台を途中で放棄した歌い手もいるとか。
人気の演目はあっという間に完売となる為、チケットの入手は難しいですが、仮にチケットを持っていても、開演後は入場できないそうです。
(時間にルーズなイタリアらしくありませんが)
スカラ座のオペラシーズンは毎年、12月7日の聖アンブロシウスの日(ミラノの守護聖人)から上演されます。