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新型コロナウィルスとの戦いに打ち勝とう78

2021-07-11 00:12:53 | 災害復興支援(東日本・コロナ等)

 リスペクトコラムです。
 先日、パンデミック五輪である東京五輪の1都3県を中心として無観客が決定しました。その後、北海道も無観客になり、今日福島県も無観客になったりとバタバタ感が出ています。静岡県くらいは最後まで有観客で残っても、茨城、宮城も続くかもしれませんね。再抽選は行われるのでどうかと思いますが、今までもJリーグやNPBで、選手に感染者が多く出て、前日に延期になった事もあるので、もう無観客にできないという事は無いと思います。
 そんな中、10日(土)の12時31分に、公財)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会からメールが来ました。これもスポーツの歴史の中で貴重な事例なので、リスペクトして保存したいと思います。
   
【東京2020大会のチケットをご購入いただいたすべての皆さまへ】
「7月8日の五者協議にて、一都三県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)の会場は全て無観客での開催という方針が示されました。感染拡大の防止を図るためのやむを得ない措置ではありますが、このような状況となったことは大変に残念であり、対象となる会場での観戦を楽しみにしていただいていたチケット購入者の方々には誠に申し訳ございません。
 また、北海道の会場については、五者協議および関係自治体協議会を経て、7月9日の夕刻、有観客になると公表いたしましたが、北海道より、東京都に緊急事態宣言が発令され、当該地域との往来を防ぐことが困難であることから、道内の会場を無観客とすることにしたとの連絡がありました。このため、北海道についても無観客での開催となりました。
 なお、【無観客】や【再抽選の結果】により観戦いただけなくなってしまった方は、自動的に払い戻しの対象となりますので、払い戻し申請期間内の払い戻し申請は必要ございません。払い戻しおよび返金方法等に関する詳細は、オリンピック競技大会終了後に、ご購入者様の登録メールアドレス宛にご連絡いたします。」
 一方で、宮城県・福島県・茨城県・静岡県の会場は「収容定員50%以内で1万人」で有観客での開催になりました。なお、再抽選の対象となっている競技・セッションについては、7月10日(土曜)未明に再抽選結果を公表させていただきました。
 該当する競技・セッションをご購入いただきましたお客様におかれましては、観戦チケットのご利用可否につきまして、公式チケット販売サイト内の マイチケット > 観客人数上限対応 > 購入履歴 > 詳細よりご確認いただけますので、必ずご自身でご確認ください。」
「払い戻し申請手続期間: 受付中 ~ 2021年7月20日(火曜)午前11:59
※これまで予定していた公式リセールサービスの実施は、取り止めとさせていただきます。公式リセールサービスのご利用を予定されていた方は、今回の払い戻し受付をご利用ください。また、今後の希望者への払い戻し受付や公式リセールサービスの予定はございませんのでご注意ください。」
【一都三県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)および茨城県、北海道で開催される競技セッションのチケットをお持ちの方】
「・大変申し訳ございませんが、一都三県および北海道で開催される競技セッションは無観客での開催となりますので、観戦いただけません。
・茨城県で開催される競技セッションは学校連携観戦チケットのみ観戦可能となるため、公式チケット販売サイトからご購入いただいた方は観戦いただけません。
・該当セッションは「入場不可」と表記されています。チケットの「有効」・「無効」に関わらず、観戦いただけませんのでご注意ください。
・ホームプリントチケットの発行はいただけません。
・対象のお客様へは、チケット代金の払い戻しを実施させていただきます。自動的に払い戻しの対象となります。オリンピック競技大会終了後に、ご購入者様の登録メールアドレス宛にご連絡いたします。その後、順次返金作業を実施させていただきます。なお、「無効(利用不可)」と表記されているチケットについては、払い戻し申請期間内に申請の必要はございません。
 引き続き安全・安心な大会の運営に努め、このような厳しい環境の中でも、日本中、世界中の人々に共感をいただけるよう、また、アスリートのひたむきな姿や素晴らしいパフォーマンスを通じて、この困難を一緒に乗り越えていく力を皆さまと共有し、オリンピック・パラリンピックの理念である平和でよりよい世界、共生社会の実現に貢献できるよう、取り組んでまいります」
   
 この時は「宮城県、福島県、静岡県で開催される競技セッションのチケットをお持ちの方」という事も書かれてあり、福島県はまだ有観客でしたね。もはや「リモートマッチ」というポジティブな表現は一切されないため、いかにこの無観客がネガティブな要素であるかがよくわかります。
 ちなみに正式に無観客で観戦ができなくなったため報告しますが、当ブログも当選していました。
・ビーチバレー(東京ベイゾーン・潮風公園)  ・バスケットボール男子・予選ラウンド(さいたまスーパーアリーナ)
 2競技でいずれも土曜日開催の競技。試合会場は1都3県に該当していました。残念ですがしょうがない。コロナ禍は死者が出ている重大な問題で「命」が一番大事なので(楽観論の方はもう一度死者数を数えてみて欲しい)。今回の無観客措置で、全員観戦できなくなったのでフェアなのかなと。もう1年延期になれば、観れるんじゃないかと期待していましたが、その淡い期待も消滅しました。
 当ブログで今後2週間で注目していくのは「選手村」と報道陣など会場外の動向ですね。特に選手村はクラスター化する可能性があります。観客を入れないから安全、そういう訳ではなく、選手側に多く感染者が出ればその競技は中止になります。限られた期間なのでたぶん延期にはならないでしょう。当ブログでは前々から、途中打ち切りの可能性に触れていましたが、メディアでもそういう論調が出始めました。
   
【〝切り札〟無観客開催を前倒し投入…関係者が恐れる「途中打ち切り」の最悪シナリオ】
「観客問題は2週間前にようやく決着。どうしても五輪をやりたいIOCファミリーは万々歳だろうが、今回の決定は最悪の事態の〝前兆〟と見る向きもある。ある組織委幹部は『無観客は反五輪派の留飲を下げる最後のカード。これを使った以上、次は打ち切りしかない』とささやく。
 実は日本側の本音としては、何とか有観客で開幕させて大会時にクラスターが発生したら無観客に切り替えるという〝逃げ道〟を取っておきたかったところ。しかし、都内の新規感染者増加によってそうも言っていられない状況となり、前倒しで〝切り札〟を投入せざるを得なくなった。残された選択肢は開幕前の『中止』か開幕後の『打ち切り』しかない。
 すでに海外選手団は続々と来日し、複数の陽性者が発覚するなどバブル方式の〝穴〟も露呈している。仮に開幕後に感染拡大が爆発したら…。五輪史上初の『打ち切り』も全くあり得ない話ではなくなってきた。」
引用:東スポWeb

 当ブログで以前に「最初から無観客で決まっていた」説を書いた事がありますが、実際は最後のカードとして温存するために、突如有観客を言い始めた、そんな事をこのコラムを読んで思いました。残されたカードは中止か開幕後の打ち切りという事で当ブログの懸念と一致します。「バブル方式の穴」もありますね。五輪史上初の打ち切りも全くあり得ない話ではなくなってきたとありますが、それは今後の感染状況にかかっていると思います。大惨事になれば当然途中打ち切りでしょう。
 今朝のサンモニで、今の五輪の流れを太平洋戦争に例えていました。戦争番組を担当している関口さんが「どうにかなると、どんどん進んで行って大惨事になる」とあの戦争に例えていました。当ブログで言う「現代のインパール作戦」と一致しました。昨日、京都新聞の社説を目にしました。相変わらず辛口です。朝日新聞が出て来ない分、主張するところはしっかり主張して欲しいところ。

【社説:無観客の五輪 重大なリスク残ったままだ】
〔持てる最後のカード〕
「組織委の橋本聖子会長は『残念だが、無観客を決定した方がより多くの人に理解をいただけるのではないかという判断』と説明した。感染拡大下での五輪開催を懸念する国民からの批判をかわそうというのだろう。だが、会場内を無観客にさえすれば『安全・安心な大会』になるわけではない。
 海外から数万人もの人を入れる巨大イベントを行うことが、大きなリスクを伴っていることを踏まえておかねばならない。無観客という選択は、開催にこだわる主催者側が持つ最後のカードだったに違いない。」
〔多くのリスクが積み残されている。〕
「首都圏以外の会場の多くは観客を入れる方針だ。宮城、福島、静岡3県と北海道は、日中などを条件に『観客定員の50%以内で最大1万人』で開くという。宣言・重点地域からは外れ、プロ野球などと同基準というが、五輪の観客は全国から訪れる。北海道はマラソンや競歩の沿道観戦の自粛を呼び掛けているものの、首都圏会場の代わりに多くの人が押し寄せる恐れもある。広域的な感染波及を防ぐ対応が求められる。首都圏会場も、別枠扱いでIOC委員やスポンサー関係者が詰めかけるのでは国民は納得するまい。」
〔最悪の事態に備えを〕
「既に世界各国から選手・関係者らが続々と入国している。水際での検査対策と、滞在中に外部と接触を絶つ『バブル方式』で感染を封じる構えだが、入国後の選手団員や国内スタッフの感染が相次ぎ判明するなどの『穴』が指摘されている。大人数の行動管理には限界がある。バブル内に持ち込まれたウイルスの拡散によって選手・関係者の間でクラスター(感染者集団)が発生する恐れもある。競技が成り立つのか危ぶまれる事態が起こらないとも限らない。」
「大会期間中、国内の感染拡大を確実に抑え込めるかどうかは未知数だ。人の動きの増加によって感染爆発など最悪の局面が生じた場合、五輪を続行するのかどうかの判断基準を国民に示しておく必要もあるだろう。」
引用:京都新聞

 ここでも途中打ち切りの可能性を述べていますね。今後はメディアで「どうなったら五輪を途中打ち切りにするのか」という論調になってくると思われます。もちろん、都内感染者が今が天井で今後減って行けば、そんな論調は消えていくでしょうが、当ブログは明日からの週で一気に千人超えをすると思います。ひょっとしたら一気に1,500人くらいまで行くかもしれない。過去に何度もジャンプアップがありましたから。最近は20~25%の増加率なので普通に千人超えは予想できます。そんな中での選手村開村。すでに職員の感染者が多く、いくつも穴が指摘されている状況。救いは事前合宿の選手団からそれほど多くの感染者が出ていない事(それでも何件か報道されましたね)。さぁ、あと2週間で無観客決定。東京五輪は次のステージに入りました。さぁどんな事象が待っているのか。

 たまにはポジティブな予想をしてみましょう。今回のパンデミック開催で、もう一度正常な形で東京開催をしたいはず。最近の五輪は金満化して開催立候補する国がほとんどなく、IOCが指名するような形が見受けられます。2032年大会はブリスベンで、IOC総会で提案されるとか。なので、ひょっとしたら再び夏季五輪が日本でという流れがそのうち起きるかもしれません。すぐには実現しないでしょうが、もし実現してもその時にはもういないかもしれませんけど。長野五輪が1998年で、現在札幌招致で出ているのが2026年。約30年のインターバルか・・・
東京五輪開催問題関連: / /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /
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