この季節になるとよくテレビや新聞をにぎわす、桜咲く千鳥ヶ淵 に初めて行きました。（＾＾）
大変な混雑で、私たちの目的は「歩き」だったのでここのポイントで写真を撮ってからすぐに離れましたが、このお堀を巡る通りは左側通行とかになってたらしいです。
さらに靖国神社境内にあるサクラの標準木というのも見に行きました。これは春の一時期だけニュースになります。そんなに騒ぐことか（？）、と内心思ってはいましたが…（＾＾；） 。大事に守られていました。
ここも、これを見ただけで中には入らず通過しましたが（スミマセン）、靖国神社はどうやら初めてではなかった…。
古い母のアルバムに、こんな写真があります。
昭和３０年代半ば。
後ろにいるのは祖母と、両親。撮っているのは祖父。祖父母は大阪在住でしたから、東京に遊びに来て、両親が東京の名所を案内したのだと思います。二重橋の前で撮った写真も見た覚えがあるけれど見当たりません。
祖父母も両親もすでに他界していて居ませんが、よくよく計算するとこの祖母の年齢は５０代半ば…。今の私よりずいぶん若いわけで、不思議な感じがします。手前三人は今も元気に動いてます（私は左端）。
古い写真の鳥居は、昨日写したこの鳥居と同じものか、一本外側の物か不明ですが、ここも混雑していました。
あのころ、写真はまだ特別でした。二重橋の前など観光地には写真屋さんもいて、通る人に声をかけていましたね。
でも今の写真、誰もが撮って溢れています。半世紀後には、それでも誰かが見てほっこりするのかなぁ。
千鳥ヶ淵の桜見物には高校生のとき学校帰りに友達と一度行きました。私たちのほかにはほとんど人はいなかったように記憶しています。桜って、見下ろした方が見上げるより色がきれいでしょうか？山桜は特にそうだけれど。
私は自分の写真はどうも好きじゃなかったし、今でも好きじゃないですが（＾＾；）、古い写真を見ると、当時当たり前と思っていた景色がずいぶん変わっていて、懐かしくも珍しくもあります。
フィルムで撮るカメラは、庶民としては一枚一枚大事にとっていましたが(撮ればとるほどお金がかかるし、時間が経たないとどんな出来かわからない…）今はじゃんじゃん撮って大半削除しています。それでもたまっていますが、積極的に見ないと(ファイルを開けて探さないと）見れないし、データーってきちんと管理しないとどこかに消えてしまう感じです。プリントアウトした写真はぼやっと見られるので、懐かしい気分になれますね。
靖国神社には行ったことないし、今後も行かないだろうと思っていたら、なんと行っていたのですね・・・。
後ろの3人は今の私より若いのかと思うと感無量です。
知り合いがそれぞれ別の団体で同日同時刻頃千鳥ヶ淵に行っているのだから混むはずですよ、と納得。
靖国神社はあの時代の大人にとって大事なところで、祖父の写真は我々を撮るというより、あの大きな靖国神社という柱を撮ることに意味があったみたいだと、この写真を見て今になって感じました。それにしても我々の顔にもきちんとピントが合っていて、素人なのにさすがと思いました。