お散歩マトリョーシカ karat

マトリョーシカ好きではじめたブログです…マトリョーシカや編み物や猫、四季折々のお散歩の景色や自然、その他色々…。

イクラを食べるペンギンのマトリョーシカ

2016-09-12 18:14:38 | マトリョーシカ

「悪猫」さんが「VOLGA(→ロシアのジャム)」で、イクラを贅沢に食べているペンギンのマトリョーシカを買うというので付き合って、お店で写真を撮らせてもらいました。なんだか陽気なペンギンたちです。

私としてはやはりそのイクラの容器が気になります。木の器に独特の塗り模様を施して、後ろの方は鳥の尾で、

   

前の方を見ると「馬」! 模様は民族色豊かな絵付け。

 

この模様は…

  

この「ロスピース(模様)」という本に出ていたこれ①とか

 これ②(古いもの)の塗り方と似ています。赤・緑・黄色の三色と黒い線とかくるっと巻いた赤い葉の描き方とか。

たぶんぺルモゴロ塗り↓と読むのか…?(後でネットで必死に調べたら、ペルマゴーリエ塗りとありました。アルハンゲリスク州、ドヴィナ川沿いの地方で、その地域の他のいろいろな塗り方も含めて北ドヴィナ塗りと総称するようです。)

それにしても鳥の体に人の顔(①や②)って、この塗りに時々登場しますが、どんなお話なんでしょう…?

 ところで、上の本の表紙、よく見ると  

鳥の形にくりぬいた木に、塗りと模様を施してある器が写っていますが、こういう器にイクラを盛って食べてますね。ペンギンさん。

 


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7 コメント

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Unknown ()
2016-09-13 09:25:09
素敵なマトリョーシカ、素敵な器ですね。今はいろいろな絵の具があってどんな色も自由自在ですが、この塗り物が昔からあったとしたら、赤や緑の絵の具は何だったのか、興味津々です。
鳥の形に刳り抜いた器も素敵、昔の人は遊び心がありましたね。
小さいペンギンたちは、まだ半分殻の中なのでしょうか?
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ペンギンのマトリョーシカ (karat)
2016-09-13 12:02:55
春さん、おはようございます。
メゼーニ塗りもあるアルハンゲリスク州はとても寒いところのようで…冬はかなり昼の時間も短そう。そこでこの色鮮やかで、独特のタッチの塗りが伝承されてきたのですね。
上の本の写真ではかなり古い道具にも絵付けされている様子。私は名前も使い方も知りませんが、形で言うとフォークの柄を直角に折ったような道具で大きいものだとは思いますが、フォーク部分の先端に羊毛(?)をかけて何かに使ったような道具の写真がたくさん出てきます。そういう道具にいろいろな絵付けがなされています。何せロシア語で訳わけ分かりません。(英語でもわからないと思いますが(^^;))
また、このペルマゴーリエ塗りをマトリョーシカの装飾そのものに使っている作家さんを一人ネットで見つけました。オリガ・クーセヴァという人で、確か春さんのブログで見たゴロジェッツ塗りの模様を得意とする方みたいで、そういえば、「VOLGA」でも、この方のマトリョーシカがたくさん置いてありました。いろいろつながってきたりしますが、わからないことが一杯です。
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ペンギンのマトリョーシカ (karat)
2016-09-13 12:07:08
追:小さいペンギンたちは殻をかぶったりしてますが、殻の割れ方だけがかなり不自然で…。しかしまあ、不自然と言えばペンギンがイクラをムシャムシャ…だっておとぎの世界なので、まあいいか(笑)。
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Unknown ()
2016-09-15 07:57:06
その、角度のついたフォーク状のもの、ちょっと気になります。寒い地方ですから、そこに糸をひっかけて靴下や室内履きを編むような、日本のわらじを編む道具を想像しました(笑)。マフラーを編む道具かもしれない。木製だからカーダーではないだろうとか、いろいろ想像しました。
鳥の器、他の地域でも定番だったのですね(http://drab.at.webry.info/201008/article_9.html)。我が家にも持ち手が鳥の顔になったスプーンがありますが、ヨーロッパのものじゃ無かった記憶が...。
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ペンギンのマトリョーシカ (karat)
2016-09-15 17:18:29
春さん、こんにちわ。
柄の部分が直角に曲がったフォークのような道具…という説明が悪かったですね(^^;)。すみません。
次の記事で写真を載せます。その写真の近くの共通した単語を辞書で引くと、紡ぎ台、と出ます。ペラルカ、と読むらしいのですが、それでネット検索しても出てきません。知る人は知っている道具だと思っていたのですが…ロシアの人は知ってると思うのですが…(^^;)。
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Unknown (いまどき)
2016-09-19 21:10:45
形状的には昔の今戸焼の「都鳥の向付」みたいなものでしょうか。煮物とか酢の物を入れてたみたいです。木製で塗りというのが不思議な感じです。西洋の人って昔はわかりませんが、現代だと塗り物も瀬戸物も自動洗浄機で洗ってしまうのですぐボロボロになってしまうというのを目にしているんですが、ロシアの人の場合どうなんでしょう。
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ペンギンのマトリョーシカ (karat)
2016-09-20 09:58:30
いまどきさん、私も現代のロシアについてはよくわかりませんが、もしかしたら骨董の類かもしれないです。
でも、ロシア料理の写真とか見ると、大きな白鳥とか、船(昔の舳先が持ち上がった)とかの塗りの器にどっさり盛ってあって、同じ柄のとりわけ小鉢(日本ならお椀)みたいなのが周りにあったりして、結構大きいものなのではないかと思います。
この器より、ホフロマ塗という、日本の漆塗りに似た色合いとつやの器の方が一般的なようですが、それでも今一般で使っているかどうかわからないですね。一度だけ行ったロシアで、実際にこのような器で食事したことはありません。普通の陶器のお皿でした(^^;)。
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