世田谷美術館で開催されていたので散歩がてら行ってみました。
志村ふくみさんの名前は子供の中学生の時の国語の教科書で知りました。
うろ覚えですが、桜の、今にも咲こうとしている時期の木の皮で糸を染めると桜色に染まる、というような話で、どこでどうやってその皮を手に入れるのかと変なところで引っかかってしまった覚えがあります。
(余談ですが、昔から学校で教科書を配られると、一番に目を通したのが国語です。いろいろ面白い話も載っていて、そういうところを読んだものです。あと美術の教科書もきれいで好きだった。子供のも読んじゃったのですね。)
それで、志村ふくみさんは草木染の染色家だと思っていましたが、どうやら、それだけでなく、紬織の重要無形文化財保持者(人間国宝)だということを今回知りました。(^^;)
会場には、故郷の滋賀県琵琶湖の景色をイメージしたような紬織の着物がずらりと展示されていて、はー、と感心するばかり。会場の出口付近のテレビでは、植物を採取するところ、糸を染めるところ、織っている所等が美しい映像で流されていました。普段は見たりしないのですが、座ってじっくり見せてもらいました。後半展示替えもあるようで、半券をもっていけばすこし割引されて入れるようです。
そのあと砧公園も散歩。秋の花が万葉植物園に咲いていました。 カリガネソウ。
↓何だか半透明のようなオパールのようなクリオネのような不思議な感じのホトトギス。
↓これまた、いつも見るのとは違う色合いのホトトギスでした。