かっぱらぱ編集室 つれづれ

かっぱら編集長がつづる日常のあれこれ。

不登校のきみへ⑩ どうして学校が怖いのか

2019-05-17 09:56:04 | 不登校のきみへ

今朝、外を歩いてきたよ。

ブログを書き始めて、「みんなががんばっているのに自分も怠けていてはいけない」と思うようになって、

私生活でも少しアクティブになっている自分がいるよ。

うれしい変化だね。(^^)

 

今回は、「学校」をテーマにしてみたいと思う。

きみが、「学校に行きたいけど行けない」と思っているのか、

「学校のことは考えないようにしている」のか、

「学校なんて行ったってしょうがない」と思っているのか、

それは分からないけど、どうして「学校」が怖くなってしまったかについて書いてみるね。

 

不登校のきみへの②で、ストレス反応について書いたけど覚えているかな。

 

ストレス反応は、

生きていくために、

自分の身を守るために、

 

「ここは」「あいつは」「あの人は」「これをやるのは」

危ない!

 

ということを

「感情」や「身体症状」で自分に教えてくれているんだ。

だから、ストレス反応自体は、人が生きる上でとても大切なモノなんだけど、

それが過剰に働いたり、いつまでも「ストレスの元」が解消されなかったりすると

心や体に悪影響が出てきてしまうんだ。

 

学校に行くことが難しいのは、

「ストレスの元」が「人」、それも「集団」だからなんだよ。

 

 

例えば、「高いところが怖い(高所恐怖症)」という人がいたとします。

飛行機に乗ること、吊り橋、スカイツリーに上る、などなど恐ろしく思うことはたくさんあるけど、

高いところは、「あっちからせまってくる…」なんてことはないよね。

だから、それをもし克服しようと自分が思えば、

自分のペースで恐怖反応への対応をしていくことができるんだ。

 

でも、学校はそうはいかない。

 

なぜなら、恐怖反応を起こしている対象が「人」や「集団」など、

常に変化しているものだからだよ

 

学校に行くことをチャレンジしたとして、

昨日は優しくしてくれた友だちや先生が、

今日もまた優しくしてくれるとは限らないんだ。

 

そうあって欲しいけど、

それはきみの期待(心の中で思っていること)であって、現実ではそうはならない。

なぜなら、その人たちも必死で生きているからなんだよ。

もし、そうなって欲しければ「自分が困っているから助けて欲しい」ということを

相手に分かるように分かりやすく伝えなければならないんだけど、

実は、そこがきみの一番苦手とするところ…ではないかな。

 

そんなことがあると、

心が弱っているきみは、

「無視された」とか

「きらわれたんじゃないか」

「迷惑なんじゃないか」とマイナスの考えに入り込んでしまい

どんどん落ち込んで行ってしまう。

そして、考えただけで「心」や「身体」にストレス反応が起こってきて、

苦しくなってしまう。

 

まじめなきみは、それでも何度も何度も登校をチャレンジしたんだと思う。

でも、やればやるほど上手くいかないことを経験して、

考えるだけでストレス反応が起きてきて、

学校のことを考えることもできなくなっていってしまったんだ。

 

 

だから、先の

「学校に行きたいけど行けない」と思っているならまだ行動へのチャンスはあるけど、

「学校のことは考えないようにしている」とか、

「学校なんて行ったってしょうがない」と思っているなら、

ひとりでつらく苦しい戦いを繰り返してきた結果だから、

まずは心の傷を癒やすために自分のことをねぎらってあげて、

ゆっくり心を休める時間を取ることが大切だよ。

 

本当にがんばったね…。

つらかったね…。

 

 

次回は、さらに話を進めるよ。

仕事の合間の時間で書いているから、なかなか先に進まないけど許してね。

少しでもきみの役に立ってくれていたらうれしいな~。

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