かっぱらぱ編集室 つれづれ

かっぱら編集長がつづる日常のあれこれ。

2017年1月のかっぱら広場「光の万華鏡をつくって、色をのぞいてみよう!」

2017-01-15 13:53:37 | かっぱら広場

1月14日(土)の一日児童館「かっぱら広場」では、

『いろでいろいろなコマをつくってみよう!』と、
『光の万華鏡をつくって、色をのぞいてみよう!』を行いました。

  掲示したポスター

今回は、いつもの第4土曜日でなかったため、
参加者は21人と少なめでしたが、
受験を前にした中学3年生がたくさん遊びに(息抜きに)来てくれました。

 まずはコマ作りから…。

 ま~るく型をとって切ります。

 好きな色を塗ります。



 

いくつもつくっていると、とても上手になります。
まわすととてもきれい。
お見せできないのが残念です。

できたコマをみんなで回して遊びます。


そして、次に『光の万華鏡』をつくりました。

切ったり貼ったりと、ちょっと難しいところもありましたが、
 みんな一生懸命つくりました。

できあがりはこんな感じです。

中を見ると…、

こんな感じ。
実物はもっともっときれいですよ。(^^)

みんなが工作をしている間に、スタッフの大村さんと小笠原さんが
うどんを作ってくれていました。

中高生から幼児まで、お昼はみんなでうどんを食べます。(^^)

そして、午後はいつものようにみんな好きなことをしながらまったり過ごします。

中学生がつくると、こんなすごいものができます。

こんな感じもステキ。

今回は、今年一番の寒波が来ていてとても寒い日だったのですが、
みんな外で鬼ごっこなどをして遊んでいました。
すごいな~。 

そしてなんと…

 中学生はいつもお腹が減っています。

3時頃に、余っていたうどんでおやつ(?)です。
今日一日でうどん15玉完食。

受験を前にした中学生にがんばるように檄を飛ばしたり、
やいのやいのと、また楽しい一日をみんなと過ごすことができました。


次回は、2月25日(土)に草薙児童館と合同で開きます。(^^)

 

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今を生きる君たちへ(新年のご挨拶として)

2017-01-07 00:33:07 | つれづれ

 かっぱら広場のクリスマス会を手伝ってくれた中学生たち

あけましておめでとうございます。

本年も、かっぱらぱ編集室の活動へのご理解・ご協力を
どうぞよろしくお願いいたします。

今回は、新年のご挨拶として、
スクールカウンセラーとして勤務している中学校の全校集会で
子どもたちに話しをさせてもらった内容を掲載させていただきます。

 

『今を生きる君たちへ』

私は今53歳ですが、
53歳と聞いてどんな印象を持ちますか?

私が20歳だった頃、
知り合いの方が40歳だと聞いて、
へーってとても驚きました。

だからきっと、
皆さんは53歳と聞いて年寄り・・・?
と言う印象を受けるのかもしれませんね。

でも、
1年1年が過ぎていく中で、
皆さんは確実に歳を取っていきます。

うれしい事は、
自分ひとりではなく、みんな一緒に歳を取ると言うことです。
どんな風に歳を重ねていくかは、
皆さん一人ひとりの生き方にかかっています。


さて、
私が若かった頃は
皆さんも聞いたことがあるバブルの頃でした。
その当時、町はとっても活気がありました。

それよりさらにさかのぼって、
戦後の復興の時代には、どの家もとても貧乏で、
テレビや冷蔵庫、洗濯機がほしい、
車がほしいと大人はがんばって働きました。

バブル以前は、
がんばればお金持ちになれたり、
良い生活ができたりしたので、
とても夢のある時代でした。


しかし、
バブル以降みんなが生まれ育った今の時代は、
がんばってもそんなに収入も生活も変わらない時代が
長く続いています。

テレビや冷蔵庫があるのは当たり前、
家の電話は携帯やスマホに変わり、
10数年前は一家に一台だったテレビゲームが
ひとり一台のDSになり、
子どもたちが5000円から1万円もするソフトを
貸し借りするようになりました。

早い子では
中学で携帯やスマホを持つ時代になりました。
1ヶ月1万円もする携帯代を
親が当たり前のように払ってくれます。

そのスマホの中には無限の世界が広がっている。
ユーチューブを見たり、携帯ゲームをしたり。
暇な時間をつぶすツールはいくらでもある。
今はそんな時代です。

欲しいものを持ってしまったみんなは、
いったい何を目指して生きていったら良いのでしょう。



昨日、ある24歳の男の子が、
友だちの話をしてくれました。

友だちはある企業に就職したそうですが、
体調が悪くなり休職することになったそうです。
体調は1ヶ月程度で回復したそうですが、
彼はすぐに仕事には戻らず、
それ以降も休み続けゲームをして遊んでいたそうです。

そんな彼の話を聞いて、その男の子は
「どうしてそういうことができるのか信じられない。
同じ時間を過ごすなら、その仕事に戻って一生懸命仕事をすれば
もっといろいろなことが分かってきて面白くなると思うのに。
時間がもったいない」
と話していました。


また、ある26歳の男の子は、
仕事もアルバイトもせず親に養ってもらっています。
「オレは一発逆転の人生を狙う」と友だちに話したそうです。
それを聞た別の友だちが
「一発逆転するやつは、日頃から努力している」
と言ったそうです。


暇な時間をつぶす道具がみんなの周りにはあふれています。
面倒くさいことはやらなくても養ってくれる親がいて、
考えなくても取りあえず生活できる環境の中にいます。

しかし、その先にいったい何があるのでしょう。
そのことに早く気づいてほしいと思います。


みんなは、どんな若者に、どんな大人になりたいですか?
 


お正月に80歳を過ぎた両親に連れられて、
「君の名は」を見てきました。
なぜあんなに話題になっているのか、
興味があるというのです。
83歳の母は、内容はともかく
「今の若者はああやってスマホを使っているんだね」
と話をしていました。


「君の名は」がどうしてあんなに若者の心を捉えたのか。

ストーリーは、
ある日男の子と女の子の心が入れ替わって、
時々それぞれの生活をするようになります。
男の子は都会の高校生。
女の子は田舎の高校生。
2人の間には、3年という時間差があるのですが、
ある日男の子は女の子が住んでいる田舎が
3年前に空から降ってきた隕石によって
なくなってしまうことを知ります。
それに気がついた男の子が3年前の一日前に戻り、
町にそれを知らせに行くというもの。


今の何気ない平凡な日常の中、
ありきたりの自分が、実は大きなことをなしえる力を持っていた。
自分の中に眠っている、
まだ自分ですら気づいていない可能性がある。
そんなことを感じさせてくれるストーリーでした。

またそんな自分を支えてくれる仲間の大事さも描かれていました。

ネットでのやりとりも多く描かれていましたが、
それは情報伝達のみで、
人と人とは実際の生身の関わりが多く描かれていたのも特徴的でした。



あの映画同様、
まだ若いみんなの中には無限の可能性が眠っています。
その眠りを起こすのは、自分自身、人と人との関わりしかありません。

人は人との関わりの中で自分に気がついていきます。


自分は何が好きで、どんな生き方がしたいか。
今はまだ全然どうしたら良いかわからない事かもしれませんが、
一日一日を大切に、丁寧に一生懸命過ごす中で、
あるときふと自分に気づけるようになります。

どうか人との関わりを大切にしていってください。
できることなら、より良い関わりを目指してほしいと思います。


そして、人と関わるのが苦手だという人は、
以前みんなで取り組んだソーシャルスキルを思い出してください。

どうなりたいか、目的を持って、やり方・技術を練習する。
練習すれば、人との関わりは誰でも上手になります。


あいさつをする

「ありがとう」を言う

素直に謝る

困っている人がいたら声をかける

人の話を聞いてあげる

など、
誰でもできることを丁寧にコツコツ続けていくと、
それが自分にとって当たり前のことになり、
それが自分の自信となり、
そのことが将来の自分を助けてくれるようになります。

相手の方を向いて、相手の目を見て話しをする。話しを聞く。

この当たり前のことが、生きていく上でとても大切なことなのです。


皆さんにとって実り多い一年になりますように。
多くのことに興味を持ち、行動する一年にしていってください。

 

以上。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

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