かっぱらぱ編集室 つれづれ

かっぱら編集長がつづる日常のあれこれ。

かっぱら取材日記 昆虫館へ行こう(長文です)

2006-08-26 10:02:35 | つれづれ

昨日、情報誌かっぱらぱの取材で、
静岡県磐田市竜洋にある昆虫自然観察公園に行ってきました。

ところが車で行く途中、磐田インターで降りたのは良いものの
場所がわからない(なんてこった~)。
以前の仕事での取材なら、事前の確認アポ、ルートの確認、時間厳守は当たり前なのに、かっぱらでの取材となると、
子連れ、いきあたりばったりと「え~じゃないか精神」まるだし。
おかげで同行した小3のなぎちゃんと甲虫大好き少年の小2のしゅんたくんはひやひやしている(笑)。
(大人がだらしないと子どもがしっかりするんだよね~)

でも、何とかなるもの。
あっちで聞き、こっちで看板を探しながらと今回の取材先である昆虫館にたどり着き、
取材をお願いしていた昆虫博士の原木さんと対面できました。

そもそも取材のきっかけは、ラジオにでていた原木さんの話を聴き、
スタッフが是非会ってみたいということから始まった。
だから、子どもたちのためというより、自分たちのためという取材(笑)。
でも、原木さん曰く「自分が楽しくなくちゃ、子どもたちだって楽しめないよ」のとおり、まずは自分たちが楽しまなくちゃ。

原木さんの話は、昆虫の話と言うより人生哲学。
夢を持つこと。夢を強く持つことでそれが現実化していく。
子どもにとって「楽しさ」が何よりも大切。
楽しければ一生懸命やる。一生懸命やれば豊かに生きていける。
何か一つでも自信の持てるものを探そう。何でも良いんだよ。
「昆虫館で子どもたちに楽しさを伝えたい。それが子どもにとってためになることであれば、なおさら良いでしょ」と謙虚な中にも、きちんとしたポリシーを持っている原木さん。

その後、スタッフの石黒さんに案内してもらい、館内を散策。


ウナギやナマズの「さわってみようコーナー」

おそるおそる手を入れるしゅんたくんに、
「ど~れ、見ておれ」とざぶっと両手を入れてナマズをつかんでみせる。
最近は、自分は安全なところにいて子どもにばかり「やれやれ」と言う親が多い。
挙げ句の果てにはできない子どもを前に「弱虫だな~」なんて。
まずは自分がやって、大丈夫なところをみせる。これが大切!

しかし、先日川でとったナマズの蒲焼きを食べたばかりでは…(笑)。

外の自然コーナーでは、いろいろな食草が植わっていたり、カブトムシのコーナーがあったり、トンボがいたり、セミがいたり、カマキリがいたり、探せばいろいろな昆虫がわんさわんさいる。

 
昆虫観察中       カブトムシの頭だけが…う、動いてる~


ここから本物の池の中が観察できる
(私事ですが、私が一番惹かれたところです。ハイ) 

窓からのぞくとこんな感じです。
 
水中生物のアパート?  テナガエビが二匹
左 ズガニ 右テナガエビ
こんな風に隠れているんだ~

他にもオタマジャクシやメダカ、アメンボなどなど。
ながめているといつまでも飽きることがない。

お昼を食べた後、塗り絵をしたり、もう一度館内を散策したり。
決して大きな施設ではないけど、一日十二分に楽しめる。


2階は標本コーナー 珍しい昆虫がいっぱい


1階では、珍しい甲虫を間近で見せてくれる

静岡県へお越しの際には、
お弁当を持って是非是非行ってみてくださいね。



 

  


 

 

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取材 磐田市竜洋 昆虫自然観察公園

2006-08-25 14:09:12 | つれづれ
今日は、かっぱらぱの取材で、昆虫自然観察公園へいきました。
1日ゆっくり楽しめる、ステキな場所でした。
お昼を食べた後、みんな(小3のなぎちゃんと小2のしゅんた、おばさん2名)で、塗り絵をしました。なかなかのできでしょ。

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団地夏祭り2006 最終章 成長

2006-08-10 08:18:26 | かっぱらぱ編集室

私が子どもだった頃、
学校には、学校祭や遠足、運動会といろいろな行事がありました。

特に学校祭には学年ごとの劇があり、主役がいたり脇役がいたり、
配役にもれた子どもたちは、楽器演奏になったりなど、
それぞれがそれぞれの役で精一杯その日の成功に向け
活動したものでした。

写真 ねらえ!ペーパー落としのチームの
    企画会議のようす(小3~小4)

かっぱらぱ編集室の活動をしていて感じることは、
週に1回の活動だけだと、単調で変化に乏しく
子どもたちの間で小競り合いが起きてきます。

そんな中で、今回のような行事(活躍の場)を入れると、
崩れかけていた人間関係が再構築され、
仲間意識がグッと出てきます。

普段、見えていない相手の様子がわかり、
お互いの理解が深まるからでしょうか。

写真 ねらえ!ペーパー落とし
    トイレットペーパーの先につけたお菓子を
    水鉄砲でねらって落とすゲーム

困っている下級生を上級生が自然とフォローし、
下級生は上級生を見て「すごい」と感じるのも、
こんな時です。

また、上級生の段取りを見て学び、
下級生たちは自分たちのお店に実践していきます。
そこに大人の入る余地はありません。

目標設定も、ベテランにはベテランなりに、
初心者には初心者なりのレベルがあり、
それぞれのレベルに合わせて満足度も違います。


最後は、中学2年生の男の子の話です。

子どもたちは、自分の居場所ができた場合や、
中学にあがり大人になっていく課程で
いずれかっぱらぱ編集室から離れていきます。

彼は久しぶりにやってきて、お店を出したいと言いました。

お店は「金魚釣り」。
久々の来訪に小学生たちもとても喜び、
彼がどのように店作りをするのか楽しみに見ていました。

あり合わせの金魚型の醤油入れに色水を入れ、
針金をつけて魚に見立て、
さらに針金を加工して針を創り、
細くまいた半紙で釣り糸を創り、その先につけました。

後は衣装ケースに水を張り、
あっという間に金魚釣りのできあがりです。

小学生たちも自分のお店の合間に
おもしろがって創るのを手伝ったり、
いっしょに試してみたり。

もちろん、彼も小学生のチームで困っていることがあると
そつなく手伝いにも入ります。
さらりと来てさらりと帰る…という感じです。

当日も、小・中学生相手に、さらりとお店を開き、
楽しませてあげていました。

その後、かっぱらぱ編集室の1年生の女の子が、
彼はどうしてる?…と私によく聞きます。
彼の存在がとても印象深かったのかな~と思います。
大好きなお兄ちゃん?不思議なお兄ちゃん?という感じでしょうか?

小学1年生から見て、
中学2年生とは、どんな風に見えるのでしょう?

 

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団地夏祭り2006(3) 初挑戦! 

2006-08-09 09:43:56 | かっぱらぱ編集室

さらに、団地夏祭りでの話です。

いつもかっぱらぱ編集室へ来ている
3人の小2の女の子たち。
仲が良いのか悪いのか…。
くっついたりけんかしたりの繰り返しです。
でも、けんかできるほど仲が良いんでしょうね~(笑)

写真 看板制作中

彼女たちが企画したのは、おみくじ屋(くじ屋)。
今回、出店は初挑戦です。

ところが企画初日を休んだ一人が、仲間に入れてもらえません。
いろいろ声をかけてみましたが、
二人のうちの一人がどうしても組みたくないと言うのです。

時として子ども同士の関係には、
大人にはわからないいろいろな想いがあるものです。
ここは焦らず様子を見ることに…。

そこで、あぶれた一人を
とりあえずコロコロボールのチームへ入れることにしました。
(コロコロボールのチームは、
私を含め、小3と小1の女の子でやっています。
二人は快くOKしてくれました。優しい子たちです)
その日は、いっしょに絵を描いたり、企画を練ったりして過ごしました。

次の日、集会場に行ってみると
あぶれていた一人が他の二人と仲よく作業をしているではありませんか。
「おばちゃんごめん。やっぱりこっちへ入れてもらうよ」
と女の子。

もちろん、OKです。

この一日の間に何があったのか…。
時間が解決してくれることはたくさんあるな~と思います。

さて、それから買い物です。
買ってきた品々を見て、これまたびっくり。

50円と100円の品々がずらり。
「1回、50円で100円の物をあげると50円の赤字になるよ。
はずれはあるの?」と聞くと、
「ない」とのこと。

小学校2年生に「もうけ」を考えてお店を出すことを考える
なんてことは、確かに至難の業です。
しかし、これも勉強。

それから急遽、はずれくじを20本つくりました。
はずれは10円のラムネです。

一番右は、今年入った1年生です。

当日は元気に客寄せ。
あっという間に、完売でした。

普段、子どもたちにとって、お小遣いは親からもらうのが当たり前。
でも、こうやって働くことで
お金の価値が少しでもわかってくれればいいな~と思います。

 

 

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団地夏祭り2006(2) 子どもの発想

2006-08-08 11:14:26 | かっぱらぱ編集室

前回に引き続き、団地夏祭りについて

7軒のお店のうちの1軒「たこ焼き屋」の話です。



写真 たこ(?)焼き制作中

かっぱらぱ編集室の中でも、
5~6年生の男子を中心としたメンバーの出店。
長年、かっぱらぱ編集室で活動してきていることもあり、
お店を出すことにも慣れています。
ツボを押さえている言ったら良いでしょうか。

今回、かっぱら広場用に買った「たこ焼き器」があったので、
メンバーの中でたこ焼き屋をやってくれるチームを募集しました。
そんな中で、いの一番に手をあげてくれました。

予算はどのチームも1500円。
たこ焼き粉は私が安いお店で買ってきたものの、
他の材料をどうするのか心配でしたが…、

当日、その材料を見て驚きました。
なんと、たこ焼きなのにキャベツは入れず、
具にチーズやチョコレートやハムを使うとのこと?????

ボトルの中には、
それぞれたこ焼き粉、ソース、マヨネーズが入っています。
すぐに作れるように、自分たちで工夫しています。

 

 

注文を受けてからつくり始めます。
なのでいつもできたてです。
ア然…としている私を横目に、
しかし、これがなかなか好評で、
次から次へと注文が入ります。
食べてみましたが、味もじょうじょうです(笑)。

値段は、3個で50円。
そして、売り上げは何と3400円です。

開店中、約3時間くらいの間に、
単純に考えても、彼らは204個のたこ焼きを創り続け
それを68人のお客さんが買ってくれたことになります。

頭の固くなった大人にはできない発想、
ただただ子どもたちから学ぶことが多いな~と感じました。

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団地夏祭り2006(1) 活躍の場

2006-08-04 11:26:34 | かっぱらぱ編集室

毎年、7月の末に団地夏祭りが行われます。
かっぱらぱ編集室の子どもたちも、
大人の役員さんに混じってお店を出して大活躍。

昨年はお化け屋敷を創りましたが、
今年は7つのお店を出しました。

そのうちの一つ、
写真は「コロコロボール」制作中です。

大きな台に白い紙を貼り、
その上に自分たちで好きな絵を描きます。
そして、紙コップを裏返しにしてはり、できあがり。

当日は、時たま雨が降るような天気。
タープを張って、何とか設営。

コロコロボールのメンバーは、
小学3年生と1年生の姉妹。

そして、となりは6年生のお姉さんたちの
「人間玉入れ」のコーナーです。

企画から、制作、買い物、当日の運営まで
すべて子どもたちがやります。
団地の夏祭りなどは、たくさんの大人が関わるので
子どもたちにも優しい声援がたくさんかかります。
またそれで自信をつけていってくれたら良いな~と思います。

かっぱらのメンバーではない子どもたちも、
遊ぶだけじゃなく、
お店の運営を交代で手伝ってくれたりもします。
みんなお客さんじゃなくスタッフになりたいんだな~と思います。

子どもは活躍できる場を求めています。

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