明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

イライラしないで生きる方法

2010-09-09 11:32:40 | 想い
「いらち」だった私も大人になって、多少はガマンがきくようになった。
でも最近、器が小さいな、と思うことがある。

よく母が言っていた。
「自分が調子の良いとき、幸せなときに人に優しくできるのなんて当たり前。
自分がしんどいときにこそ、本来のその人が出ると思う」

だから、しんどいときこそ、きちんと生きろと。
しんどいときこそ、他人を思いやれと。

そう考えてみると、本来の自分自身がいかに小さい人間かということがよくわかる。
しんどいとき、いっぱいいっぱいなときって、
すぐにイラっとくるし、攻撃的にもなる。

この間も、仕事相手のお金の振り込み方のことでイラっときて、
その「イラッ」がしっかり伝わるようなメールを送ってしまった
後で反省。
たいしたことじゃなかったのに、なんであんなメール送ったんやろか、と。

昨日は昨日で、特急仕上げの原稿を頼まれていて、午前中に終わらせて送ったら、
送った後で指示違い。
そこまではガマンして追記して送ったら、
「これはこれで満足ですが、別バージョンも見たい」とのこと。

気に入らないのなら修正の範囲だから何パターンでも作るけど、
気に入っていて、さらにもう一つというのは契約違い。
1パターンでいくら・・・という取り決めだからだ。

ここで普段なら気持ちよくサービスでやってあげるのだが、
昨日はもう別の仕事にとりかかっていて頭がいっぱいで、
せっかく乗ってきたのに、そちらに引き戻されるのがイヤだった。
それで「これは取り決めと違うんでは?」というメールを送ってしまった。
確かにそうなので、編集の人が恐縮して、
「私がお客様に、『こういうのもいいかもしれません』と提案してしまったんです。
だから、私のせいです。すみません」
と返事が・・・

そう来られると、こっちまで恐縮して、強く出られない私。
「いえ、快く引き受ければよかったです。やります」と返事して、
結果的にはもう1パターン作成した。

仕上がってみると後で書いたほうが良く、お客様も喜んでくださったので、
「最初から快く引き受けてあげればよかったな・・・」と反省。

人が喜んでくれれば、自分も気持ちいいのに。
なんでそれがわかっていて、できないかな・・・

器だ。
器の問題。

余裕があるときはちゃんと人のことを考えられるんだけど、
焦っていると、もうまわりも先も見えない。

仕事だけでなく、家庭でもこんなことがあった。

日曜、夫がビールを買いに行くというので、ついでに2、3買い物を頼んだ。
そうしたら、頼んでもいない「ホタテ」を買ってきた。
それも殻付きのやつ・・・

ちゃんと夜ゴハンは考えていたので、また余計なものを・・・と少しイラッ。
それに気づいた夫は、「俺が焼くから」と言う。

夜になって、龍馬伝を見ながら食べたいと思い、ちゃんと時間を計算して料理した。
夫にも「そろそろホタテ・・・」と声をかけたが、なかなか動かない。
ようやく動いて、ガスコンロに直接網を置き、焼き始めた。

いろんなものが飛び散る。
なかなか焼けない。
龍馬伝、始まる。
なかなか焼けない。
結局、殻をはずしてフライパンで焼く。
殻付き買った意味ない。

ここでもうイライラが限界だ
「もぉぉぉお!!」とイライラしていたら、
夫も反撃して、
「なんでこんなちょっとしたことでイライラするねん!
「だって・・・
「楽しくないやろ?!

その言葉で、はっとする。
そうなんだよなぁ、イライラしてると楽しくない

結局、夫が謝って、私も「イライラしてごめんね」と謝ったが、
なんでこんな小さなことですぐにイラつくんかなぁと、また反省した。

私がイラっとくるのは、いつも1つだけ。
自分の計画通りにコトが運ばなかった時。
いつもきちんと計画して、その通りに完璧にやりたいのだ。

計画が崩れた時に、さっと気持ちを切り替えるとか、楽しむとか、
そういうことができない。
イライラするか、パニックになるか、投げやりになるかのどれかだ。

先日、テレビを見ていたら、ストレスに強い人と弱い人を見分ける実験をやっていた。
形をペンのようなものでなぞっていくだけなのだが、
ミラー越しなので動きが逆になる。
かなりイラっとくるやつだ。

ストレスがたまりやすい人はすぐにイライラし始め、
体温だか脳波だかわからないけれど、ストレスを感じているのがグラフでわかった。
ストレスがたまらない人は、イライラしない。
むしろ笑みさえ浮かべている。
後で感想を尋ねると、「できない自分がおかしくなってきて(笑)」と言っていた。
全くストレスになっていないのだ。

こういう人が、昔から私の憧れ。
「大らかやな~」と感動する。
どんな場面でも自分に入り込まない。
客観的に自分を見られるし、どんなことでも楽しもうとする。プラスに考える。
それが、無理やりではなく自然にできる人。
何でも楽しめるっていいな。

ストレスを感じて自分を苦しませて周りにまで攻撃するよりも、
自分も周りも楽しいほうが絶対にいい。

もう少し器の大きな人間になりたいと、
楽しんで生きていきたいと、改めて思う今日この頃。

歳を重ねても、日々反省。
これは変わらんなぁ・・・