明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

またここに戻る。

2010-09-24 10:37:00 | 想い
急に秋が来た。
本当に突然。
我が家はもうかなり寒く、夫と二人震え上がっている。
今からこれでは先が思いやられるなぁ・・・

最近、日記を書く回数が随分減ったように思う。
また習慣をつけなければと思うのだけど、それがなかなか・・・
以前のように思ったことを何でも書ければ簡単なのだけど、
今は結構書く内容に気を配っている。
そうすると、なかなか書けない。

9月に入ってからずっと忙しい。
仕事がいくつも重なったり。
今週も既に2件取材に行って、今日もこれから。
来週も4件。

でも、取材は楽しいので全く苦にはならない。
自分の知らないことを知れるのもいい。
この間は原子力発電所で働く人の話を聞いた。
配管工事やタービンの据付の話。
強面のおっちゃんだったけど、話すととても親切で、丁寧に絵も書いてくれて。

「働く人」の話を聞くのが一番面白い。
ライターなんて職業に就かなかったら、おそらく一生知ることのなかった世界を垣間見れる。
今ここにある、あれもこれも全部、「誰か」の想いと汗の結晶。
そう思うと、世界が新鮮に見える。

苦手なバッグや財布のコピーライティングも最近は少し慣れ、
言葉の選択が楽しくなってきた。
でも、やっぱり取材記事を書くほうが自分には向いてるなぁ。

しかし、先が見えないまま、目標もないまま、とりあえず毎日をやり過ごして、
漠然とした不安を抱えた自分をどうにかしなければいけない。
そうは思いながらも、なんとなく毎日が過ぎていく。
仕事があって、酒が飲める。
じゃあ、いいじゃないか・・・みたいな。

いや、確かに悪くない。
でも、こんな日常に埋没していく自分に、かすかに苛立ちを覚える。

なんとか井戸から這い上がろうとして、
出産にようやく本気になったら頭打ち。
次は精密検査だ。
でも、あまり悲観はしていなくて、どこか客観的に自分を見ている。

20代の頃は、仕事が忙しいから日常に埋没してくのだと思っていたけれど、
最近になってそれは間違っていたとわかる。
幸せや不幸とも関係ない。
もう一度自分の中にある「想い」を探さなければ、井戸の中からは這い上がれないと、
出産なんかでは「それ」は見出せないと、
そんなことを教えてもらえたような気がして。

結局、またここに戻る。
随分走った気がしていたけど、まだスタートも切っていなかったのかもしれない。