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明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

美味しいお酒があると、つい……

2008-11-21 23:29:08 | 美味しいもの
世間はボジョレー・ヌーボーの解禁だとかで騒いでいたが、
昨日、私は待ちに待ったお酒を買ってきた。



川鶴 初冬あがり 純米吟醸 無濾過原酒

これは、春・夏・秋・冬とずっと貯蔵して味が変化するのを楽しむ、というなんとも贅沢なお酒。
春、しぼりたての初々しかったお酒が、少しずつ熟成し、味わいを深めてきた。
ついにこれが最終形。

……うまい。

こういう酒はしみじみとするな……。
酸味は強いが、バランスの良いお酒だ。
飲み口はすっきりと、しかしすぐに口の中いっぱいに米の甘味が広がる。
心地良くてうっとりしてしまう。
落ち着いた、いいお酒になったなぁと思う。

このお酒を美味しい料理と一緒に飲みたいがために、
昨日は久しぶりに腕をふるった。

恒例、一人居酒屋~



いい感じでしょ?
これがもう、私には本当に至福の時で……。


↑カキのチリソース(卵入り)

これが私は大好きで、カキの季節じゃないときはよくエビで作る。
卵が入ってるから味がまろやかで、美味しいんだなぁ……。


↑しいたけのおかかマヨネーズ焼き

夫がしいたけ嫌いなので、いつも一人のときに作って食べる。
これがまあ、簡単なのに旨いんだ。
マヨネーズと粉チーズとかつおぶしを混ぜたものをしいたけに塗って、オーブントースターで焼くだけ。


↑ミブナの白和え

これはイマイチだったなー。
いろいろ白和えは作るんんだけど、まだ自分の中で「これだっ!」というレシピが見つからない。
どうも自分が理想としている白和えの味にならない。
まだまだ白和えは研究の余地あり。


↑かぼちゃのひき肉あんかけ

これは定番。
かぼちゃは揚げるのが一番うまいと、私はずっと主張し続けている。
久しぶりにこの器使ったけど、きれいね。
前野直史さんの飴釉の小皿。


↑さつまいもとエビのかき揚げ

私はかき揚げが大好きで、しょっちゅう作る。
具はいろいろ変えるんだけど、今日はさつまいもとエビと玉ねぎ。
風味付けに青海苔も衣に混ぜている。
夫は私のかき揚げを食べるようになってから、
「かき揚げの地位が上がった」と言う。
実家では揚げ物の中ではかなり下位だったらしいのだが……


↑ごぼうと鶏肉の味噌煮

これは簡単な料理。
調味料を煮立てて、そこにごぼうと鶏肉を入れて煮込むだけ。
ごぼうが柔らかくてホクホクで、すごく美味しかった。
味噌煮といっても、あまり味は濃くない。

以上、6品。

人に唯一「すごいなー」と言われることがあるとしたら、
料理ができることではなく、
「自分ひとりのためにそれだけ作れる意欲がすごい」
ということ。

これは本当によく言われる。
でも、美味しいお酒があると、適当なつまみで飲むのが申し訳なくて。
いい器を使って、料理を並べて、美味しいお酒を飲むときの幸福感といったら……!
言葉では言い表せない。

お酒を2合飲んで、気持ちよくなって寝ていたら、彼が帰ってきた。
「お腹痛い」とメールしたら、走って帰ってきてくれた。
カキがあたったのかと思ったらしい。
「あはは。食べすぎよ~」と言ったら、怒るかと思ったら、
「あー、よかった」と言った。
相変わらず優しい人だな。

これでもう少しお行儀がよくて自己管理ができたら、本当に言うことがないんだけどな~
寒くなって布団から出たくないのか、毎朝が闘いですわ……
彼を起こすのは本当に苦労する。

一人たこ焼き&佃煮工場

2008-10-19 00:12:35 | 美味しいもの
どうやら私は「鬱」らしいと、やっと気付いた。

最近、あまり鬱になるということがなかったものだから、
この状態を忘れていた。

1週間、どうにもならない気持ちのまま過ごしたけれど、
ああ、そうか、鬱なんだったら、過ぎ去るのを待つしかないか、と
かえって冷静になれて落ち着いた。

一日中、ため息をついて、
ほとんど無気力状態で、
どういうわけか、やたら眠くて。

仕事もはかどらないわけだ。

晴れるのは、明日かあさってか……
わからないけど、とりあえず待つことにしよう。

今週、水曜日に明石の水産加工会社へ取材に行って、
帰りにアナゴと茹でダコとちりめんじゃこを山ほどもらった。

タコは、そのまま切ってお刺身みたいに食べていたが、
だんだん飽きてきたので、「やわらか煮」に。


美味しく仕上がった。
吸盤のところがとろけて、旨い。

それでもまだ余っていたので、たこ焼きに。
昨日、夫は会社の記念行事で泊まりでいなかったのだが、
「一人たこ焼き」



大ダコ入り!
これを上手に焼いて……





いただきます!!

全部で32個食べた。
なんか、このたこ焼きを作って食べている間だけは、
鬱でも幸せで笑顔が出た。
ビールも飲んで、お腹いっぱいになった。

大阪人に生まれてよかったで!!

さらに、今日は大量のちりめんじゃこの消費対策として、
佃煮をいろいろ作る。
我が家は佃煮工場に、私は作業員と化した。



これは、出汁をとった後のかつおぶしと昆布を再利用。
昆布を細切りにして、かつおぶしも細かくして、
ちりめんじゃこを醤油・砂糖・みりんで煮たものに混ぜ、
ゴマも入れて水分を飛ばした。
ご飯に混ぜておにぎりとかすると、最高だ。



こちらは、ピーマンとちりめんじゃこの佃煮。
結構、濃い目の味付けで、しっかり煮込んでいる。
これはそのままご飯にのせて食べると旨い。



こちらは、えのきだけとちりめんじゃこの佃煮。
えのきのシャキシャキ感も残っていて、美味しい。
お酒で煮詰めて味付けしているので、比較的あっさり。
このまま酒のアテにしてもよし。

3種類もたっぷり作ったが、まだまだ残っているちりめんじゃこ・・・。
明日、おかんにあげよう。

マコモダケで一杯・・・

2008-10-07 20:19:09 | 美味しいもの
新鮮なマコモダケが届いた。
早速、3分クッキング(本当に3分くらいで出来る)



豚肉とピーマンと一緒にゴマ油で炒めて、
塩・コショウ・醤油少々で味付けしただけ。

あー、でも、すごく美味しい

我慢できずに日本酒を1杯……。
昨日1日禁酒しただけで、酒の旨さが倍増して感じられる。
本当は今日も禁酒の予定だったのだけど、夕方になって
酒に合いそうな料理を作ってしまうと、もうダメだなぁ。
さらに、どんどん進めたい気持ちを抑えるのが大変だ。
今日はまだまだ仕事がある。

ついでに、最近の新作。


手羽の甘辛照り煮。

お酢、醤油、みりん、ハチミツで煮て、照りを出している。
美味しそうに見えるかもしれないけど、正直、イマイチ。
ネットでレシピを見つけて美味しそうだな~と思ったんだけど、ハズレだったな。
もう作ることはないだろう。

手羽はやっぱり、焼くか揚げるか、もしくは煮るならしっかりコトコト身がほぐれるまで煮るかが美味しいように思う。
さっと照りを出しただけなので、肉も固くなり、濃い味付けを食べさせられているような感じだった。
残念・・・


こちらは大ヒット!!

かぼちゃのカレー。
かぼちゃ、ナス、ピーマン、パプリカ、玉ねぎ、ベーコンが具で、牛乳で煮込んだもの。
テレビでやっていて美味しそうだったから作ってみた。

彼に出したら、「おー!なんかカフェのランチみたい!
と喜んでくれた。
あまり辛くはなく、野菜がたっぷりで、かぼちゃ好きにはたまらない。
ご飯はほとんどなくても大丈夫で、翌日これだけをおかずみたいにして食べたら、それでも美味しかった。



別に新作ではないけれど、春菊のゴマ和え。
色がキレイなので、アップしてみた

先に「春菊だよ!」といっておかないと、彼はほうれん草だと思って食べて、びっくりする。
茹でた後の春菊のクセが私もあまり得意ではないのでわかる。
やっぱり生でサラダが一番

だんだん届く野菜が、冬仕様になってきた。
白菜、芋類、れんこんなど。
また今年も新しい白菜のレシピを習得したいな。



酒は川鶴の封切旬酒 純米吟醸 無濾過生原酒 初秋あがり。
雄町 精米歩合60% +5 酸度1.3

1年間を通して楽しみにしているお酒だ。
濾過・加水・ブレンドを一切せず、搾ったままを瓶詰めにし、5℃で貯蔵して、1年間の変化を愉しむという、なんとも贅沢な試みのお酒だ。

春、夏と飲んできたが、秋になるとさすがにまるみが出た。
でも、個人的には夏のちょっとフルーティーな感じが好きだったかな。

ただ、ちょっと濃い目の味付けのお料理にはよく合う。
吟醸のくせに米の味がしっかりしていて、料理に負けない。
チーズと合わせたら、絶妙だった。


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★今日の酒名言

  ほんのりと酒の飲みたくなるころの
    たそがれどきの身のあぢきなさ

      by若山牧水
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お疲れ様会

2008-09-28 13:11:46 | 美味しいもの
なんか忙しい。
次から次へとやることが増えて、なかなか落ち着いて自分の時間をもつことができない。

この土日もバタバタと仕事をしている。

夫もようやく仕事が一段落し、この土日は体を休めている。
夕べは「お疲れ様会」をしてあげた。


食卓は、こんな感じ。

堀先生が釣ってきた鯛が冷凍してあったので、それを食べることに。
頭のほう半分はゴボウと一緒に煮付けて、
尾のほうは3枚におろして塩焼きに。
さらに、秋刀魚のお造りと、ほうれん草のおひたし、かき揚げ、サラダ。

サラダは、そうめんかぼちゃを使った。

↑この千切りみたいな黄色いのが、そうめんかぼちゃ。

初めて見たときは本当にびっくりした。
茹でて実をほぐしたら、そうめんみたいに細くなっていくのだ。

私はこの茹でただけのをそのままサラダにして食べるのが好き。
バターで炒めたら微妙だった。
かき揚げにも少し入れてみたが、やっぱりサラダがいいな。

ビールで乾杯して、その後、日本酒、泡盛、ウイスキーと続いた。
こうやってうちで一緒にゴハン食べるのも久しぶりだなー。
すごく楽しかった。

昨日はもう一つ嬉しいことがあって。
新しい器を買ったのだ。
ちょっとわかりづらいけど、秋刀魚のお造りが入ってる器。
また今度、器だけアップしようと思う。

徳岡圓心さんの作品。
はまぐりの形をした唐津焼だ。
徳岡さんの器が私はすごく好きなんだけど、なかなか入荷されていなくて、昨日たまたま見に行ったら入っていた!
迷ったけど、「また今度……」と思っていたら、絶対次に来た時にはなくなってるので、思い切って2枚買った。

あー、でも買って良かった~
すごくいい。

毎日頑張って働いてるんだし、まあ、自分にこれくらいのご褒美はね。
器買ったのも久しぶりだし。

でも、またお金が出る流れを作っちゃったな……

新作メニュー

2008-09-14 03:12:54 | 美味しいもの
9月の新作メニューを何品か。

★マイタケとバジルのパスタ


バジルと大葉をみじんぎりにしたものと、マイタケをあえているだけの簡単パスタ。
隠し味は、昆布茶とにんにく。
あっさりしているので、パクパク食べられる。

最近、「レンジでパスタ」を買った。
タッパーみたいな容器に水と塩とパスタを入れて、レンジでチンするだけでパスタが茹でられるというもの。
半信半疑だったけど、650円くらいだったし買ってみた。
このパスタで初めて使ってみたのだけど、便利~
1人分のときとか、めっちゃいい。
2人分までしかゆでられないので、大人数の家庭にはおすすめできないけど。

★蒸し鶏となすのゴマだれかけ


これは最近の新作では大ヒット!
まだ改善の余地はあるけど、今度お客さんに出そうと思っている。
皮をとって、もう少し薄く切ったほうが美味しいかな。
ゴマだれは練りゴマと醤油、砂糖、酢、豆板醤などで作っている。
これが旨いんだ。

★ニラと干しえびの煮物


おとんからこのレシピがFAXで送られてきた
「ニラはこのレシピ!」
と書いてあった。

作ってみたら、あんまり美味しくなかったのでそう伝えたら、
桜エビじゃなく、普通の干しエビのほうがよかったのだとか。
でも、レシピには「桜エビ」って書いてあったんだけどなぁ

★里芋と明太子のグラタン


これも今度お客さんが来た時の新メニューにしようと思う。
里芋に明太子を使ったソースがかかっていて、美味しい。
チーズたっぷりでも意外にあっさりといただける一品。
女性は好きだと思うな~

★大和芋の葱チーズ焼き


見た目はあんまりよろしくないが、これはうまい。
大阪人ならみんな好きなのでは?

大和芋をすって、卵と出汁でのばして、
そこに葱とチーズを入れて混ぜたものをフライパンで焼いている。
上にお好み焼き用のちょっと甘いソースをかけると美味しい。
お好み焼きよりふわふわ。
いくらでも食べられる感じがした。

以上5品。

今月はまだまだ新メニューを作るつもり。
そろそろ涼しくなってきたし、久しぶりに人を呼んでもてなしたいなぁ。
そのためにも、いろいろと研究中。
やっぱり料理する時間があるといいね

やっぱり「おうちご飯」が好き

2008-08-29 00:03:36 | 美味しいもの
洗濯物が乾かない……
雨は見ている分には嫌いじゃないけど、洗濯担当としては続くとイヤになるな。

体の調子も良くなってきたので、今週はお弁当も復活!
台所に立つのも辛かった時期も過ぎ、こうしてまた自分で料理ができるようになると、やっぱり「おうちご飯」っていいなと思う。
なんやろね。
お酒飲んで気楽に食べられるからかな。

今日は、「夏野菜のスープカレー」。
ピーマンやかぼちゃが入って、具沢山。


昨日は、「夏野菜のかき揚げ」と「ナスのピリ辛煮」。
※写真撮るの忘れた!

その前の日は、「肉のチーズといんげん巻き」と「焼きなす」と「オクラのおかか和え」。


などなど。
「夏野菜のかき揚げ」はなかなかのヒット作で、かぼちゃ、なす、枝豆、玉ねぎ、エビをかき揚げにしている。
かぼちゃって、なんで揚げるとあんなに甘さが増して美味しいんだろうな……。

最近、全然料理もアップしていなかったので、ついでにこの夏の新作をいろいろ。


空芯菜とベーコンの炒めもの。
シンプルだけど、美味しい。
味付けは軽く塩・コショウと、お醤油。


ラタトゥイユのバジルチーズ焼き。
普通にラタトゥイユを作って、バジルとチーズをのせてオーブントースターで焼いたもの。
ラタトゥイユの新しい食べ方で、美味しかった。
ちなみにバジルは我が家のベランダ産。
こういうちょっとした時に便利だね~


ゴーヤの肉詰め揚げ。
ゴーヤの中に詰め物ができるということを、この夏に発見!
これは味噌風味のひき肉がつめてある。
それを揚げたもの。
ビールのアテにめっちゃいいと思ったんだけど、彼には不評でした。
たぶん、朝ご飯に出したのがよくなかったんだと思う。


ウインナーのロールキャベツ。
ロールキャベツの中身がウインナーで手抜きって、ただそれだけのものなんだけど、意外に美味しかった。
ケチャップ味で、ちょっとジャンキーだけど、ウインナーには合う。
それに、野菜もたっぷりだしね。


これは別に新作じゃないけど、イカと大根を炊いたもの。
なんか美味しそうにできたので、思わずパチリ。

ここからは「もらいものシリーズ」です。


夫の名古屋に住むお友達にもらった「ひつまぶしセット」で。
土用の丑の日に食べた。
ちゃんと、最初はそのまま、2杯目は薬味で、3杯目は出汁をかけて。


これが、3杯目。
かなりうまかった。
(遅ればせながら、ありがとう


いわさきっちに焼いてもらったケーキ、「パスティス」。
中はリンゴが入っていてしっとり、上はパリパリ。
これは見た目も楽しいし、食感を十分に楽しめるお菓子。
彼のお誕生日祝いに注文して焼いてもらった。
美味しかった~


私が腰を痛めていると知って、お見舞いに送ってくれたケーキ。
キャラメルの生地で、中にはいちじくが入っている。
甘いのかなと思ったら、意外にそうでもない。
いちじくがジューシーで爽やか。
生地はしっとりしていて、真夏でも食べやすいお菓子。
こちらも美味しかった~(ありがとう)

元気になったことだし、バリバリ仕事して、美味しいものいっぱい作って食べるぞ!

最近食べた美味しいもの

2008-06-29 02:11:30 | 美味しいもの
来週は、火・水・木・金・土と取材が入っている。
忙しさに比例して、酒の量も増えるわ、増えるわ。
ついこの間、このブログで並べて見せた5本の酒も、ほとんど底が見えている。
何が7月はもたせないと……だ。

でも、今日は久しぶりに時間があるので、淡路島に続いて他の出来事も書いておこう。
先週、びりけんに行った話。

私の母校(高校)はあと3年で100周年を迎える。
こういう歴史のある学校を卒業できているというのは、それだけで嬉しいものだ。
その100周年記念のキャラクターを卒業生・在校生から募集していたので、ゆうちゃんが応募。
まあ、当然だが、圧倒的な勝利を飾った。

これからゆうちゃんの描いたキャラクターはグッズになって、卒業生・在校生に向けて販売される。
その手伝いをお願いしたのが、まあ、なれそめを語ると長くなるので端折るが、高校3年で同じクラスだったO君とK君で。

卒業以来、会ったことなどなかったのに、今年に入ってから私、ゆうちゃん、いわさきっち、O君、K君の5人で会うことが増えた。
びりけんに行ったのもその会合で。
ゆうちゃんがキャラクターに選ばれたときにもらったお金でみんなにご馳走したいということで、びりけんに集まった。

私も久しぶりのびりけんで、ああ、もう、なんというか、ただただ幸せだった。


↑この日のお造りは、アジとトビウオ。その上にとびっこが乗っている。


↑アジ、トキザケ、トリガイのマリネ。


↑びりけんの定番。だけど、初めて食べたら誰もがびっくりの、ホタテのムース。


↑イカのリゾット。ワタまで一緒に煮込んでいる。

もう当たり前のことなので書くのもどうだかと思うが、
めちゃうま!
この写真以外にもいろいろ食べて、お腹もいっぱい、お酒もいっぱい。
なんて幸せな時間!!

自分はかなり旨いレベルのものを食べていると思うけど、やっぱり料理そのもので勝負した場合、びりけんを超える店は知らない。
店の雰囲気だとか、コストパフォーマンスだとか、全く分野違いだとか(フレンチやイタリアン)、いろんなことを考慮すれば、対抗できる店はあるけれど、私の中では不動だ。
酒好きの聖地だな、あそこは……。
自分の舌に合っているということもある。
調味料をほとんど使わず、食材の旨みを最大限に生かした味付け。
これが日本酒と合うんだなぁ。
そして、器。
マスターに「死んだらください」とお願いして「なんでやねん!」といつも怒られているほど欲しい器があそこには2つある。
1つは志野。
1つは織部。
全財産(まあ、中学生の集めたお年玉くらいやけど)を差し出してもいいほど(もちろん1枚で)、欲しい。
なんやろね、あの器の魅力ってのは。
いつもびりけんに行く時に思うのは、美味しい料理を食べれるでもなく、美味しい酒が飲めるでもなく、マスターに会えるでもなく、ただただ、あの器に会いたい一心で行くような気がする。

ああ、オッサンに生まれんでよかった。
飲み屋のねえちゃんに有り金使うタイプやよな。

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さて、今日はうちの両親を京都の祇園の料亭に連れていった。
父の日、母の日に何もしていなかったので。
うちの両親って、食いしん坊だけど、欲しいものってないから。

前から目をつけていた「京旬菜 和ごころ勝」。
いやいや、行きたい人、今度連れて行くわ。
もう誰を連れて行っても満足してもらえる店。
(美味しいものアンテナ、やはり健在である!)

2500円のランチでも十分美味しそうだったが、まあ、せっかくなので4200円のランチにしてみた。
土地がわかる人しか意味のない説明だけど、四条を八坂さんのほうへ向かう途中、花見小路のところで、右ではなく(一力のほうでなく)、左で曲がり、すぐ。

落ち着いた店内。
カウンターと座敷。
座敷はすべて個室で、雰囲気もいい。

最初の前菜6種盛がよかった。
これだけで満足かも。


鴨ロースト、もずく、浸け魚、生麩田楽、近江の赤蒟蒻と茄子、鶏と瓜の明太子和え。
このボリューム、満足感、素晴らしい!
もちろん、全てが絶品。


お造りは、やはり夏なので鱧、よこわ、アジ、生湯葉。
生湯葉が京都らしくていいね。


これは久しぶりに料理を食べて衝撃を受けた。
和風のラタトゥイユ。冷たい炊き合わせがこれだった。
すごい。
出汁を寒天で固めてつめたくして。
賀茂茄子も最高の煮込み方。
これはもし自分が究極のメニューを作るとしたら載せたいと思える1品だった。


焼き物はスズキ。
万願寺唐辛子や小芋の衣担ぎなど、添え物も美しい。


揚げ物は稚鮎と鱧がメイン。
旬の味だね。


デザートの前にご飯が出て、そのときに大皿に盛られたお漬物が出た。
こういうお漬物の出し方は初めて。
ただ、私がお漬物は苦手なのであまり嬉しくなかったが……。
(ゆうちゃんがいたら狂喜しそうだ)

これで4200円って、祇園であの雰囲気で、この質ならかなりお値打ちと思えた。
夜はコースは6300円から。
これからたまに美味しいもの食べたいときに利用しよう。

待ち合わせの駅のホームで、私と彼の姿を見つけたときに、笑顔で立ち上がってお辞儀をした両親。
その笑顔は本当に今まで見たことがないくらいのもので、せつなくなってしまった。
食事中も楽しかったし、二人ともすごく嬉しそうで、
ああ、連れて来て本当によかったと思った。

確執はいつの間にかなくなり、ただひたすら両親を想う自分がいることに毎度驚かされる。
だけど、恨むより好きになったほうが人生は楽しい。
結婚して一番よかったのは、この点だ。

うちの親は二人とも健康で大食漢で、
父親は今年71歳になるのだけど、この間の病院の検診で30項目くらいあるのにすべてが標準値で、花丸をもらったと言っていた。
なんとまあ、健康な。
母も同じく、いつ会ってもツヤツヤの顔をしている。

夫の両親とは全く違い、遠慮とか謙虚とかって言葉を全く知らない。
夫の両親だったら、
「こんな贅沢させてもらって申し訳ないわ。もうこんなに気を使わないでね」
と言うに決まっているのだ。

でも、うちの両親には別れ際言われた。
「美味しかった~。毎シーズン来てもいいね。またお願いします」
二人とも頭を下げた。

またお願いしますって……
帰ってパソコンでメールをチェックしたら、父親から。
やっぱり「またお願いします」と書いてあった。(しつこい!)

あの遠慮のなさが、健康の秘訣なのかもしれない。
そして、この血を確実に受け継いでしまっている自分が悲しかったり……。

忙しい毎日でも、こうやってたまにはうまいものも食べている。
やっぱりこれがないとやっていられない。
最近、酒の量がまた増えて、ああ、もうダメかもなぁ……なんて、思うときがある。
何がダメなのかもよくわからないけど。

また忙しい1週間が始まる。


今日も一人居酒屋

2008-06-26 21:18:02 | 美味しいもの
やっと自転車操業から脱出。
まだ仕事はあるけれど、とりあえず「今週中」とか「来週半ばまで」とか。

あー、うまいもん食いたいなぁということで、料理、料理。
夢中になって作っていたら、1時間以上経っていた。



はー、うまい


↑刻んだレタスをたっぷりと。
 「レタスのエビチリあんかけ」


↑玉ねぎがいっぱい食べられる、「玉ねぎとひき肉のピリ辛炒め」。


↑そろそろかぼちゃが美味しい季節。
定番の「揚げかぼちゃのひき肉あんかけ」


↑なすは味噌煮に。
明日のお弁当のおかずにも。

あとは、トマトのサラダと、大根とおかひじきのサラダ。
おかひじきは昨日かき揚げにしても美味しかった。

もちろん今日も一人。
彼が早く帰ってくればいいのだけど、まあ無理だし。
ビールと日本酒が友。
あー、幸せ



焼きアナゴがいっぱい届いた!

2008-06-02 14:00:57 | 美味しいもの
昨日、突然「明石の焼きあなご」が12尾も届いた。
差出人を見ると、サイトの制作を頼まれている整体の先生から。

原稿が一段落したから、お礼?
まさか私の誕生日や、あなごが大好物とか、寿司を握るのにはまってるとか、
そんなことは知るわけもないし……。

いただく理由はわからなかったが嬉しくて飛び上がった。
急いで電話をしてみると、
「実はね、下心があるんです……」と言う。

え!何……・

話を聞いてみると、どうやらお知り合いの会社のアナゴだとか。
「もっとこのアナゴを売りたいので、一度食べてみて、文章書いてください」
と言われた。

なーるほど。
そういうわけか。

今週打合せするということで電話は切った。

アナゴだけでも嬉しかったのに、これがまた仕事になるとは。
ありがたい
この整体の先生は私が書くものを気に入ってくれているのかな。
次々に仕事を依頼してくれる。

そして、「整体の先生」っていうより「ビジネスマン」だ。

儲けられて、自分が楽しくて、人の役に立ち、社会に貢献できること。
これをいつも探し、実行している。
そのための勉強もいっぱいしていて、本を読んだり、セミナーに参加したり、新しい技術を身につけたり……。とにかくすごいのだ。

私ももう一度考えてみる。
儲けられて、自分が楽しくて、人の役に立ち、社会に貢献できること。
一体何なんだろうって。

最近、ビジネス本やら自己啓発的な本は読むのはやめていたのだけど、
先日、久しぶりに神田昌典氏の本を読んだ。

「お金に罪悪感をもたない」
という言葉が、衝撃的だった。
これ、今の私の課題だ。

いろいろと模索中。
でも、なぜか悲壮感はなく、楽しい。
まだまだ「なりたい自分」になれるんだって今は思える。

ちなみに、昨晩、夫は友達と遊びに行ってしまったので、
一人で「アナゴ寿司大会」

↓まずは、アナゴ握り。


↓その後、アナゴのお茶碗寿司。


お茶碗寿司の寿司飯は、大葉、ゴマ、生姜が混ぜ込んである。
錦糸卵ではなく、厚焼きにして切った卵で彩りとボリュームを出した。
上には刻み大葉。

脂はあまりのっていないのだけど(時期的なもの?)、しっかりとした味で、焼き方も香ばしい。
握りよりもお茶碗寿司のほうが美味しかった。
ウナギほどふんわりしないので、小さく切って薬味と一緒に食べたほうが、むしろ味わいが出てくるように思う。

まだ数本残っているので、別の食べ方も試してみよう

週末はおうち居酒屋

2008-05-19 13:28:54 | 美味しいもの


土曜日の晩は、二人で「おうち居酒屋」。
前日と前々日の「一人居酒屋」の残り食材を中心にいろいろ作り、
あとは天然のハマチで。

今日の新レシピでもあり、ヒット作は、ごぼうのから揚げ。
先に煮込んでおいたごぼうに、片栗粉をまぶして揚げる。
これがバッチリビールに合うのだ。

それから、作りながらなので写真が撮れなかったのだが、
この後、シメの「握り寿司」があった。

前にも書いたけど、最近私は家で自分で握るのに凝っている。
……いや、正確にいえば、「私に寿司を握らせるのに、彼が凝っている」。

マグロ、ハマチ、うなぎ、鯛、サーモンの5種類を握った。
ネタはコープで買ってきた、お造り用で、
そんなにたいしたものじゃない。
だけど、なぜか家で握ると美味しいんだなぁ、これが。

「へい!次は何にしましょか?いいハマチが入ってますぜ」
と、ミニ芝居も加えながらの寿司大会。

あんまり美味しくて楽しいものだから、
ついついお酒も進み……。
気付いたら、彼が私を布団に転がしていた(笑)

おうち居酒屋は安上がりで美味しくて、
いつでも眠れるから好きなんだなぁ。


最近の写真(食べ物)いろいろ

2008-04-21 22:04:16 | 美味しいもの
ちょこちょこ写真を撮っているのだけど、
なかなかアップできていないので、
今日はまとめてアップしてみよう。


★春の食材 その1 野蕗



私は蕗が大好きなのだけど、とにかく下処理が面倒なのがやっかいだ。
板ずりして、ゆでて、皮とすじをとって、さらに水につけてアクを抜いて。
これでやっと調理にかかれる。

特にこれは野蕗だったので、普通の蕗より細い。
さらに面倒……
でも、苦労の甲斐あって、美味しく炊けた。
春の味だ。

★春の食材 その2 筍



近くの人はわかると思うが、私の住んでいる所は筍の里なので、
この季節になるとやたら筍をもらう。
これは母からもらった(母も人からもらった)。

ちなみに、筍も下処理の面倒さでは天下一だけど、
これは母がヌカと唐辛子でアク抜きを済ませてくれていたので、
ラクチンだった。

筍の土佐煮。
まあ、定番ですな……。
やっぱり筍を食べると、春が来たという気持ちになる。心から。

★沖縄の麩 その1 麩チャンプルー



沖縄に住んでいる夫の友達が、沖縄の麩を送ってくれた。
以前、沖縄に行ったときに食べた麩チャンプルーがあまりにおいしくて、
「うまい、うまい」と狂喜していたのを覚えていてくれたのだろう。

沖縄の麩はすごい。
直径が5センチ以上ある!!

初めての麩チャンプルー作りに挑戦!!
私は結構おいしくできたと思うのだが、夫の反応は薄かったな……
やはり、本場には負けるか~

★沖縄の麩 その2 鶏すき



母がまた近所の農家の人からたくさん葉玉ねぎをもらってきたので、
「鶏すき」にすることにした。
思い出して、残っていた沖縄の麩も入れてみた!!
これが激ウマ!!

ようやく彼も「うまい!」と言ってくれたわ。
牛肉は無理でも、たまには鶏すきやるといいなぁ。
なんか贅沢な気持ちになれたし、美味しかった!

★休日のワッフル



休日の朝はたまにワッフルを作る。
大好きなメイプルシロップをたっぷりかけて。
(ちなみに、W氏からのカナダ土産だ)

「なんか、贅沢やな~
と、貧乏性の彼が、ワッフルを目の前にしてつぶやく。

うん、やっぱりワッフル焼き器、買って正解!

★幻の豆腐



びっくりした。

久しぶりに、ものを食べて本気でびっくりした。

これは、私の近所の豆腐屋さんの新作で、
山形県産の無農薬秘伝大豆を使用して作られたものだ。
画像がわかりにくいかもしれないが、白ではなく、薄い青みがかかっている。

これがまあ、「秘伝おぼろ」の名にふさわしく、絶品!!

あまりの旨さに、しばし呆然とした。
これはもう豆腐じゃない!
豆腐に革命が起こった!とまで思った。

スプーンで食べないと崩れるほどのやわらかさで、
口に入れると、クリーミーな食感と豆の豊かな香りと味わいに恍惚となる。
普通の顔をして食べることは不可能だった。

「うまっ……、うまっ……」
といちいちつぶやきながら、時々目を閉じてしまう。

もちろん、醤油などかけない。
そのままか、ほんの少し塩をかけていただく。
塩をふると、むしろその甘みが増して、また違った深い味わいに……。

大豆ではなく、枝豆のような味がするのだ。

夫(コピーライター!!)いわく、
「枝豆のムースやな

まあ、とにかくこれはもう「豆腐」の域を脱していたことは確かだ。

すごいものが新発売されたと思い、次に豆腐屋さんに行ったときに
「すごく美味しかったです!!」と伝えると、
「ありがとうございます。19日までですのでまた買ってください」と言われた。

えっ!!

「豆が少ししか手に入らなかったので、限定販売なんですよ」

がーん……

結局、5回くらい買いにいったが(最終日は買い占めた)、
限定販売とは残念だ。

ただ、ここの豆腐は全部うまいし、また何か新作も出るだろう。
若い夫婦でやっている小さな手作り豆腐の店で、
まだできて数年だが、確実にファンを作っている。
私もその一人で、もうここの豆腐以外は買うことがない。

もともと、京都のおいしいお豆腐などは別として、
スーパーで買うようなお豆腐はどうも水っぽくて興味がなかった。
自分の中でしっくりこないのだ。
でも、ここのお豆腐を買うようになってから、豆腐を食べる機会が増えた。
ほとんど醤油もかけずに食べられるのが嬉しい。
大豆そのものの味を感じられるし、作った人の想いが伝わる。

それにしても、私の写真って食べ物ばっかり!!

今週のゴハン

2008-02-23 13:44:15 | 美味しいもの
今週は慌しい1週間だった。
ブログ更新もあまりしていなかったが、
最近どうも料理に対する熱意も欠けているようだ。

時間があると新レシピを研究しようとわくわくするのだが、
ちょっと忙しくなると本とかを見ないでもできる「定番」に頼ってしまう。
新しいレシピも開発したいんだけどなぁ。

今週(平日)は月・水と飲みに行ったので、
晩ご飯の用意は3日間でよかった。

火曜日は、
◎ブロッコリーのゴマ和え
◎白菜とベーコンのスープ
◎レタスと水菜のサラダ
◎ジャガイモのおかか炒め
◎きんぴらごぼう
◎揚げだし豆腐
の6品。

お義母さんにお豆腐を大量にもらったので、
久しぶりに揚げだし豆腐を作ったけど、
やっぱり好きだなー。

木曜日はカキがどうしても食べたくなったので、
カキの味噌鍋(うどん入り)にした。
彼が遅いので、鍋といってもいつも一人鍋。

画像は、今週のじゃなく、その前にカキ鍋をしたときのものだけど、
まあ、こんな感じで一人でも楽しくやっている。



この一人用土鍋もお気に入りだしね。

昨日は、キャベツ、トマト、にんじん、玉ねぎが残っていたので、
これはロールキャベツしかないなと、決定。
それと、レタスも残っていたので、春雨を揚げてパリパリにして、
お肉と一緒に包んで食べるやつも作った。
さらにロールキャベツ用のお肉が残ってしまったので、
しいたけに詰めて焼いた。

ロールキャベツを食べながら思った。
料理が好きだというと「得意料理は?」と聞かれて、
いつもまごまごしてしまうが、
もしかしたら「ロールキャベツ」なんじゃないか、と。

自分が大好きということもあるが、これはうまい。
コンソメ系の味だけど、私はフレッシュのトマトを入れる。
たまにトマトの水煮缶みたいなのや、トマトピューレなどで
めっちゃトマト味になってるロールキャベツもあるけど、
私はどうもあれは好かん。
野菜の凝縮された旨味を味わってほしいんだなー。

最近、休みの日には握り寿司に凝っている。



これは少し前の画像だけど、この日は生のマグロが手に入ったので、
手まり寿司風。あと、うなぎと。

ただ、彼から「握りたてがいい」という要望があったので、
この後の回からは、私は自分の横に寿司飯とネタを置いて、
彼の注文を聞きながら握るという・・・なんとも贅沢なことをさせている。
こんなに甘やかしていいのか?!

この間、びりけんのマスターにも少し伝授してもらったが、
やはり握りは難しい。
寿司飯も研究していたら、たまたま先週、「家庭での寿司レシピ」という
テーマの豆知識を書く仕事があって、
それでいろいろ調べたので、今度試してみようと思う。

一応、今年の目標で、友達が来たときにはテーブルをカウンターに見立て、
いろいろ注文を聞きながら握れるようになろうかと(楽しいやろ?)。
一朝一夕にはできないけどねー。

そうそう、少し前に、高校の同級生のKくんから野菜がいろいろと届いた。
(ありがとう!
里芋やブロッコリーなど。
もちろん美味しく料理させてもらったが、
写真を掲載しようと思いながらタイミングがなかった。

料理つながりで、里芋の含め煮だけでもご紹介。



もっと凝った料理にしてもよかったんだが、
やはり素材の味を一番堪能できるのはこれかと思って。
そして、思った通り、とても柔らかくてホクホクで美味しかった。
こんな素朴な料理でも、ちょっといい器で飾ってあげると見栄えもよい。
(佐藤けいさん作の焼締め高台皿。バニラアイスなんか乗せてもキレイ♪)

上にはゆずの皮を散らしている。
秋のゆずシーズンに皮を千切りにして冷凍しているのだ。
ちょっと使えるので、おすすめ。
(よかったらやってみてください。)

そして、相変わらずお弁当メニューには四苦八苦。
ネットで調べてちょっと変わったものを作っても、彼の反応はイマイチやし。
むしろ、から揚げの日は「今日の弁当、ちょーうまい!」とかメールが来る。
から揚げでいいのか、あんたは……!

人気の料理サイトの、さらに人気のレシピなどを見ていくつか作ったんだが、
(素人の人がお互いにレシピを交換しているサイト)
私のセレクトが悪かったのかもしれないけど、
なんか口に合わないと言ったらいいのか……。
やっぱり料理の本を見てちゃんと料理研究家の人のレシピで作ったほうがおいしく感じるなぁ。
そんなことない?
何かおすすめがあったら教えてほしいが。

今年は春くらいになって、少しお金に余裕ができたら、
お料理を習いに行きたいなぁと思っている。
やっぱり自己流だし、基礎をしっかり学びたい。
レパートリーも増やしたいし。

できれば、寿司屋で修業したいわ(笑)


美味しいお店、新規開拓!

2008-01-14 15:20:32 | 美味しいもの
私はずっとフリーで仕事をしているから、
自己管理能力というのは高いほうだと思う。
(簡単に言えば、だらしなくないということ)

だけど、もう一歩上を目指して、今年はさらにオン・オフをはっきりさせて仕事をしたいと思っていた。
この3連休も、最初は「絶対3連休にするぞ!」と決めていて、
家の大掃除とか(整理整頓)、領収書の整理とか(確定申告へ向けて)、いろいろやりたいことを考えていたのだけれど、
結局、12日は仕事して、今日も仕事を残してしまった。
結局、休めたのは昨日だけ。
あーあ。

とはいえ、昨日は彼と夜ご飯を食べに行って、楽しかった。
またもや、美味しいお店発見!
我ながら、なんて鼻が利くんだろう。
美味しいものアンテナの性能はばっちりだ。

大阪・福島にある「福の家」。
2005年にオープンしたばかりのお店で、前から気になっていた。
本当に福島って場所は、美味しいお店が多い。ついつい通ってしまうなぁ。

入った瞬間に、明るい光に包まれるような、ほっこりしたお店で、
頑固そうな職人気質っぽいご主人がお料理を作り、
美人で上品な奥さんが接客をする。
二人でやっているからか、値段の設定が低めなのが嬉しい。

メニューは、20品ほどしかないが、どれも厳選されていて美味しそう。
全部食べたくなる。

さんざん迷ったあげく、生の伊勢の殻付きカキを注文。

少しスダチを搾って、つるんと口に入れると、磯の香りが鼻腔をくすぐる。
甘みもあり、たった一口なのに、思わず笑みがもれる。

お造りは5種盛り。
この日は、鯛、平政、よこわ、アオリイカ、帆立。


ちゃんとワサビをすって、小さな卸しの上に置いてくれているのがいい。
私は練りワサビは食べないけれど、ちゃんとおろしてくれているときは、のせて食べる。少量のワサビは、魚の甘みをより一層引き出してくれるし。
(これがチューブ入りの練りワサビなんかだと、ただ辛いだけで台無し!)

こんなに分厚いの?!というくらい、分厚いお刺身。
どれもすごく美味しい。
とくに、よこわと鯛がよかった。

そのほか、うずらの卵を半熟にして、それをヅケにしたものや、
銀ダラの西京焼きも上品な味わいで美味しかったし、
あなごとさつまいもの天ぷらもいい感じの揚げ具合。


「今日は、美味しいシイタケがあるんですけど、ご一緒に天ぷらはいかがですか?」
と奥さんが聞いてくれたので、目の前にあった大きなシイタケに惹かれ、思わず「お願いします」と答えてしまった。
よく考えてみたら、彼はシイタケが食べられない。
「ごめーん!」と謝ったら、
「いいよ。たぶんここのは食べられる」という。

実際、天ぷらになって運ばれてきたら、彼はパクパク食べてしまった。
「美味しい、美味しい」と言って。
なるほど。
やっぱり美味しいものは食べられるんだなぁ。

天ぷらは塩で食べるのだけど、この塩がまた旨い。
尋ねたら、藻塩だとか。
天然の海の味わい。だから、ミネラルが豊富で甘い。

お酒も最高ではないが、最低限満足のラインナップ。
ビールは生エビスだし、焼酎は40種類以上。
それも安い。
私は「月の中」という宮崎の焼酎を頼んだのだけど、500円。
よくある銘柄(吉兆宝山とか、くじらとか、しま千両とか)もほとんどが400円で、伊佐美や佐藤クラスでも600円だった。
日本酒は、5、6種類あって、まずまずというところ。
日本酒は難しいなぁ。蔵は悪くなくても、本醸造を出されると飲めないし。
八海山の純米吟醸と、秋鹿の特別純米があったので、それを注文した。
お料理に合わせるなら、問題なし。

かなりお料理とお酒を堪能して、彼と「いいお店見つけたなぁ」と喜んで帰った。
福島はまだまだ隠れた名店、新店が多いから、散策のしがいがある。
久しぶりに二人でゆったりと美味しい時間を過ごして、
なんだか気分が良くなったので、梅田のラウンドワンへ。
夜中12時過ぎるまで、メダルゲームを楽しんだ。
(相変わらず弱い二人で、この日も2000円負け)

さあ、明日からは怒涛の取材ウィークが始まる。
毎日、2~3本の取材。
15~17日で取材を終えて、18日で一気に書き上げようと思っていたけれど、
なんか自信がなくなってきた。
この分だと、きっと土曜日まで仕事だなぁ。

とはいえ、久しぶりに目がまわるほど忙しくなると思うと、
それだけでワクワクする。
せっかく仕事の波が来てるんだ。
1つ1つを一生懸命こなして、着実に次に繋げていこう。


食道楽は、誰の血か?!

2007-12-03 18:47:25 | 美味しいもの
実家の両親は、ちょっと変わっている。
現在は二人とも退職しているのだが、
定年になると、遊び人の父親は喜んで仕事を辞め、
ワーカーホリックの母は急いで次の仕事を探した。

そんなわけで、母は週休2日フルタイムで働き、父が料理などの家事をするという、変な状況になっている。

先日、彼が「『美味しんぼ』が読みたい」というので、実家に取りに行ってきた。
ちょうど夕食時で、その日のメニューは天ぷらだった。
いつものように、ガツガツ・モリモリ食べている二人。
油ものは見るのもイヤだという年よりもいるだろうに・・・。
母はツヤツヤした顔をしているし、父は70歳とは思えない生命力。

最近はもうずっと父が料理を担当しているらしく、母は大喜び。
父は父で、「かおりー、見て見てー」と嬉しそうにノートを持ってくる。
中を見ると、この9月から毎日何を作ったかをきちんと記録しているのだ。
「参考レシピ」という欄に、たまに「細木」とあるのが気になった。
おそらくテレビで細木数子が料理しているのを参考にしているのではないかと思うのだが……。

「9月からまだ1回も同じ料理作ってないんや~」
と嬉しそうに自慢する父。
「毎日、いろいろ食べれて嬉しいわー」とお気楽な母。

『美味しんぼ』を数十冊自転車のカゴに乗せ、家まで帰る途中、思った。
この食い意地の張ったところは母親似だと思っていたが、これは意外にも父の血ではないか?!
父が見せてくれた、きっちりメモされたノートや、レシピを切り取ったファイルなどを思い出す。
あの変なマメさ……。
熱しやすいところ……。
ああ~、そっくりだ、私に!!

この歳になって、初めて知る事実。
絶対父の血は薄いと思っていたのだがなぁ。

ちなみに、我が姉も食にはうるさい。
私がこんなに食道楽になったのは、バブルの頃の姉の影響ではないかと思う。
姉はなんだか高くて旨いものばっかり食べていた。
結婚してからは、ずっとお菓子を習いに行っていて、ケーキ屋さんでバイトをしたりしていた。
ちょっと前にそこを辞めたと聞いていたのだが、今度は有名な某和菓子屋が経営する洋菓子部門の店で、製造アシスタントの仕事をするらしい。
これも、血か。

血は関係ないのに、最近、彼が食道楽になってしまい、困っている。
「食」への執着がやたらすごくて、「この人、こんな人やったっけ?」とよく思う。
「太るから、食べるのやめて!」と怒るのだけど、絶対やめない。
私のように雑誌を見ては「ここ、美味しそうちゃう?今度行ってみーひん?」と持ってくる。
そして、最近は毎日『美味しんぼ』を読んでいる。(まあ、私のだけどさ)

器にも目覚めたようで、私のコレクションを机に並べて眺め、
「これいいなぁ}」「これはあんまりやな」と批評したり、「あの大皿見せて」と私の秘蔵の皿を出させたりする。
一番やっかいなのは、家で飲むときにいちいちグラスを替えること!
1杯目は焼き締めのビアグラスで飲んだかと思えば、2杯目はお気に入りのシャンパングラスで飲みたがったりする。同じビールを、だ。
(洗うのは私ですからね

実は、今週末、初めてうちに実家の両親と姉夫婦と姪っ子・ひなのが遊びに来る。
母が「楽しみだ」と電話をしてきて、
「お腹すごーーーく減らしていくからね!」と言う。
怖い、怖い。

そういえば、姉夫婦にご飯を食べてもらうのは、生まれて初めて。
(私と姉は仲が悪い)
とにかくみんな舌が肥えているので、プレッシャーがかかる。
そのうえ、全員が大食漢。
一体何をどれくらい作ればいいんだろうか・・・。
絶対間違いのない、自分のもっている一番美味しいレシピで勝負だ!
まあ、大変だけど、外に一緒にご飯を食べに行くよりはいいだろう。

彼は、前に私の両親とご飯を食べに行ったときの衝撃を、いまだに言う。
「あれは、ほんまにびっくりした」と。
みんなで頼んだはずのキンメの煮付けを、父親が1人で食べようとしたからだ。
「これはお父さんが頼んだんやから!」と子供のように自分の前に皿を置き、食べてしまった。
さらに、お造りの盛り合わせも、珍しく海ぶどうがあって、私も彼も食べたかったのに、父親が1人で一気に箸ですくい上げ、一口で食べてしまった。

あのときの衝撃・・・

ああ、私の食い意地は、やっぱり父親の血なのかもしれない。

パン屋に、はまる。

2007-12-02 14:38:15 | 美味しいもの
最近、パン屋にはまっている。
この2週間くらいで、既に7軒のパン屋を開拓。

京都のル・プチメックの姉妹店、黒メック。
その近くにある、フリップ・アップ。
源光庵の帰りにクロア。
ア・ビアントのシェフの新店、高槻のジュエ・ボワット。
天満橋のブーランジェリー・ル・フィアージュ。
谷町六丁目のブーランジェリー・イエナ。
その近くにあってイートインもできる、ル・アイ。

我ながらアホである。
私は凝り性なので、一度やりだすと熱が上がる。
でも、さめるのも早い。
いつまで続くことやら。

今のところ、気に入ったのはジュエ・ボワット。
近いし、これから通ってしまうことは間違いない。
バゲットなどの定番はしっかりと研究して作られている感じがするし、他のパンも個性的なものが多く、シェフの「熱意」が伝わるパンたちだ。
バゲットもかなり自分の理想の味。
皮が薄く、中はもっちりと香ばしい。
口に入れた瞬間、穀物の味がしっかりする。
3種類のレーズンを入れて焼いたパンも絶品。
何かと「贅沢」な感じがする。

クロアも源光庵の帰りに偶然寄ったのだけど、美味しかった。
前を通っただけで、私の美味しいものアンテナがピーンと反応(笑)。
ほとんど残っていなかったのだけど、ソフトな食卓パンと、サーモンを使ったパンを買い、彼と二人で歩きながら食べた。
これがめちゃくちゃ美味しくて。
大きな食卓パンまでやめられずに、全部歩きながらちぎって食べてしまった。
パンの耳ももらったのだが、それすら彼と取り合うほど。
今度はゆっくり訪れてみたい店だ。

大量にパンを買ってくると、まずやるのが「ラップ作業」。
基本的に、甘いクリームの入ったパンやお惣菜パンは買わないので、とにかく切って小分けにラップする。
そして、ジップロックに入れて冷凍庫へ。
クリーム系のパンは、「これはいけるかも」と感じるものがあれば買って、すぐに食べる。
でも、なかなか自分の理想のクリームには出会えない。
甘さが足りなかったり、酸味を感じたりするものがほとんどだ。
ご丁寧にバニラビーンズが入っているようなものでも、食べると「違う……」と思うものが多い。

ベーコン・エピとクロワッサンもよく試すが、これも理想的なものを見つけるのは難しい。
クロワッサンは、シュクレクールを抜かすほどのものにはまだ出会っていないし、出会うこともないだろうと想っている。

「美味しいもの」というのは世の中にあふれているけれど、
「震えるほど感動するもの」というのはなかなかない。
シュクレクールのクロワッサン、それもまだホカホカの焼き立てを食べたとき、初めて私はパンを食べて涙が出そうになった。
感動のため息がもれた。
あのバターの香り、さっくりとした歯ざわり、今も時々思い出す。
もう一度、食べてみたいなぁ。

しかし、今はパン屋の新規開拓に忙しい。
昨日も大量のパンを買ってきた私を見て、彼は
「かおり……、一体何を目指してるん?」
とあきれたように聞いてきたけど、まだまだやります!

今年中にあと、5、6軒はまわりたいものだ。
今月は芦屋に行くので、そこでもパン屋巡りをする予定。
どこに行こうか、今から下調べに忙しい。