京都橘大学主催の「現代ビジネスフオーラム」に出席

2011-12-20 11:01:21 | その他

現代ビジネスフオーラム「地域連携の到達点と展望」
         (大学はどこまで地域貢献ができるか)

 2011年11月19日、JR京都駅前の「キャンパスプラザ京都」で掲題のフオーラムが開催され、出席させていただいた。
    
 京都橘大学の「山科盆地景観研究会」でご指導いただいている織田直文教授の総合司会で、下記3人の講師が配布資料に基づいて事例報告を行った。
 筒井のり子(龍谷大学社会学部教授)・・・・・・・・・大津市の事例報告を中心に
 森 正美 (京都文教大学人間学部教授)・・・・・・・宇治市の事例報告を中心に
 木下 達文(京都橘大学現代ビジネス学部准教授)・・・京都市山科区の事例を中心に

. 大津市の事例は、「大津エンパワねっと」を進める会という地域の諸団体と大学教員で構成された組織の活動内容で、学生と地域が協力して過去3年間に32件のプロジェクトを実施している。地域力×学生力=∞(無限大)を標語として活動し、協力した学生には[龍谷大学まちづくりコーディネーター]の認定証を付与して成果を挙げている
. 宇治市の事例は、「宇治茶」を中心とした活動内容と京都文教大学の教育方針の特色の紹介があり、「就業力×学士力で社会を生き抜く力を育てる」の標語が示された。今年の新聞報道で緑茶の話題が多いが、その活動のベースになっていることが理解できた。
. 山科区の事例は、私自身が住んでいるので活動内容は十分に理解していたが、「京都橘大学における地域連携実績―この10年を振り返る」と題して、同大学の7人の先生の活動内容が資料で細部紹介され、認識を新たにした。

 そのあと、第二部で、立命館大学政策科学部の高田教授がコーディネーターを務めて3人の講師間のシンポジウムが開催され、最後に京都橘大学文化政策研究センターの杉山所長の閉会挨拶で3時間半のフオーラムが終了した。

 全体の印象として、地域に所在する大学が、その地域と深く提携して指導することは重要なことであり、学生の指導面と地域の文化面・活性化面で着実に効果を挙げていることを認識することができた。さらにお互いに隣接する大津市・山科区・宇治市・伏見区が一堂に会して成果を確認し合うことの重要性も理解した。

 


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