「kankanbow」というニックネームの由来

2007-11-28 20:25:36 | その他
自己紹介を兼ねて掲題の小文を作成した。一般に「カンカン帽」というと、明治末から昭和初期に大流行した帽子(紳士が外出するときに着用するストローハット)を想像するが、私のカンカンボウ(kankanbow)は、中学後半から旧制高校にかけて俳句を作っていた時の「閑々坊」という俳号に由来する。「閑々坊」とは、毎日が暇で困っている退屈な人という意味ではなく、多忙な中でも余暇を見付けて楽しむことを忘れてはいけないことを意味したものであった。
 太平洋戦争の末期に徴兵リスクを避けて技術将校の道を進むため、考古学者になる夢を捨てて旧制高校で理科甲類を選び、終戦後になって大学では化学の分野を専攻して化学系企業に就職し、約50年間を研究開発一筋に過した。70歳を超えて退職し、迷いなく全く遠ざかっていた地理・歴史・環境・園芸などの世界で趣味の道を探して第二の人生を楽しむことにした。選んだ道は大津市と京都市に関係する「琵琶湖疏水」というテーマであった。
 退職後約7年を経過したが、その間に「琵琶湖疏水の散歩道」と題した冊子を自費出版し、「琵琶湖疏水を語る部屋」と題したホームページを開設しアクセス数22,000件、投稿数260件を越えるところに来た。いつしかボランティア活動のつもりでスタートした趣味の世界が多忙となり、「閑々坊」では無くなって来た。知識の蓄積の少ない私にとって、ターゲットとしてきた毎月5件の投稿を継続することが負担に思うこの頃である。
私が興味を持つ分野はもっと範囲が広いので、気楽に取り組めるブログの作成をホームページに並行して実施し、「琵琶湖疏水」から離れたテーマを含めて気晴らししたいということが今回のブログ開設の目的である。