平成23年3月度ホームページの投稿項目

2011-02-28 17:31:32 | 琵琶湖疏水

 ホームページ http://www.geocities.jp/biwako_sosui/ の3月分として下記5件を投稿しますので、ご覧ください。

第431話 分類 全般・その他・第34項(A-04-34、11-02-05)
      題目 琵琶湖疏水周辺にある3つの国際交流施設
      内容 3ヶ所の点在する国際交流施設の紹介

第432話 分類 散歩道・鴨東運河・第32話(B-04-32,11-02-10)
      題目 夷川舟溜りにある北垣国道像の話題
      内容 夷川舟溜りにある北垣国道の新旧像の差について話第提供

第433話 分類 全般・その他・第35話(A-04-35、11-02-18)
      題目 講演会用雑メモ(1)老人会講演用
      内容 老人会講演用に準備した補足メモ

第434話 分類 全般・その他・第36話(A-04-36、11-02-18)
      題目 講演会用雑メモ(2)大津運河PPT用
      内容 大津運河の説明用に作成したPPTの補足説明資料

第435話 分類 散歩道・大津運河・第16話(B-01-16、11-02-19)
      題目 小関越え道の頂部に完成した大型配水池
      内容 小関越え道の峠に大津市が建設した大型配水池の紹介


京都工繊大・美術工芸資料館で開催のマッチラベル展を見学

2011-02-15 20:51:28 | その他

 私は小学生時代から「小さい雑物」を集める趣味があり、その種類は切手・切符・コイン・箸袋・おちょこ・煙草の袋・ビールマット・オレンジカード・テレホンカードなど多岐にわたったが、系統的に保存状態を維持することができない年代で、その多くは離散してしまった。この中でマッチラベルは神戸在住の伯父から贈ってもらったマッチ製造会社の貼付前の新品がキッカケで、その美しさにロマンを感じ、写真帳(コレクションの一部を示す)に貼ってときどき開いて楽しんでいる。
         
                  2011-02-14-3677 海外輸出向けマッチラベル-1    
              
                    2011-02-14-3676 海外輸出向けマッチラベル-2

 今回、京都工芸繊維大学・美術工芸資料館で「もう一つの京都-モダニズム建築から見えてくるもの-」と「手の中の世相-マッチラベルコレクション展」の二つのイベントが重なったので、見学させていただいたが、今回はマッチラベル展の見学を報告する。

 大学が、マッチラベルのコレクションをしているのは意外に感じたが、その図柄が時代の最先端をいくものが描かれており、時勢の様子を反映しており、数万枚のコレクションがあると聞き理解することができ、嬉しく思った。
        
            2011-02-14-3676 チラシの表と裏                    2011-02-14-3682 美術工芸資料館

 ネットを開くと、社団法人・日本燐寸工業会が発行した「マッチの話」と題した8枚の資料があり、火の歴史、マッチ年表、マッチの製法、マッチの種類などがまとめられている。これによると、日本のマッチの始祖と言われる清水誠が東京でマッチ工場を設立したのが明治(1876)年であり、明治11(1878)年からマッチの輸出が始まり、明治38(1905)年には兵庫県が生産の中心となり、神戸港から大量のマッチが神戸港から輸出された。
 私のような昭和初期生まれの者には、マッチは必需品であり、どこでも広告マッチをいただくことができた。しかし、使い捨てライターの普及で、広告マッチを配布する店もほとんど無くなった。
 平成の時代に入ってから、マッチといえば紙製のケースにラベルが印刷されたものになったが、ケースに薄紙のラベルを貼った昔のマッチの場合、ラベルを剥がすのに苦労した。とくに戦争末期のラベルは、薄紙の質が悪く、印刷インクを節約した単色の「スパイにご用心」、「防諜」「一人一人が防諜戦士」「大勝利」などと書かれているラベルを眺めながら、剥がした時代を懐かしく思った。

 


滋賀県主催講演会「ひと・琵琶湖・淀川のつながり」に参加

2011-02-09 14:55:32 | 琵琶湖疏水

 2月6日、「かっぱ研究会」の情報ML167で案内をいただいた下記講演会が、大津市勤労福祉センターで開催されたので、参加させていただいた。
      マザーレイク・琵琶湖のこれからを考えるシンポジウム
               「ひと・ンポジウム琵琶湖・淀川のつながり」
 会場の5階大ホール(150名規模)をほぼ埋める参加者があり、滋賀県嘉田知事と川本勇氏のスペシャル対談「琵琶湖への思い」、4人の講師のリレー講演「琵琶湖と淀川のつながり」、パネルディスカッション「琵琶湖・淀川のために私達が出来ること」と3時間の講演会であり、滋賀県中心に活躍するDJ/プロデュ-サ-・川本勇の司会で、有意義な時間を楽しむことができた。

 参加者の構成比率は、滋賀県内58%、大阪25%、京都10%、その他7%で、三重県や奈良県からの参加もあり、関心の広がりを実感した。嘉田知事は挨拶の中で、琵琶湖を大阪湾をつなぐ淀川流域の上流と下流の利害は地形的に対立するものであり、この管理をすべて国に任せてきたが、これからはお互いに研究して解決するという姿勢が大切であると述べ、最近発足した「関西広域連合」の重要課題であると強調された。
 リレー講演者の最初は、滋賀大学教授・久保加織氏の「琵琶湖に育まれた滋賀の食文化」で、琵琶湖の待ち型漁法、「田仕事」と「湖稼ぎ」、推定されるすし伝播図、なれずしの解説など興味ある内容で、栄養学からみた「ふなずし」の話しには関心が集まった。
 次の講演者である大阪市立大桐中学校教諭・河合典彦氏の「琵琶湖-大阪湾回廊としての淀川」は、少年時代から現在まで、遊び学び続けた淀川流域を30枚のPPT資料で解説され、体験にもとづく説得力のある講演であった。
 次の講演者は、NPO法人「自然と緑」の副理事長・高田七重氏の「大阪湾から淀川を遡り琵琶湖へ」で、大阪市内で運動を開始した「自然大学」の活動、森林との関わりを中心とした室内講座・野外実習・自然観察会など多彩な活動状況の説明画あり、河口から琵琶湖まで川の現状を学ぼうと「0から始まる104km」の行事には500人が参加した。
 最後の講演者は、滋賀県琵琶湖再生課長の小林洋氏の「琵琶湖淀川流域を視野に入れたマザーレイク21計画について」と題した講演で、第一期(1999~2010)から第二期(2011~2020)に向かう中間まとめ(案)の概要が報告され、全48ページの案をいただいた。

 私はかねてより、淀川流域の諸問題について地域住民やNPO法人の関心が深いことに注目してきたが、今回のシンポジウムに参加し、そのレベルの高さを再確認した講演会であった。また、会場に入ったとき、番号のついた多色の番号札を渡されたが、これは、年末の紅白歌合戦で活用されているもので、司会者の4問選択の質問集計に使用するもので、5人のバードウオッチャ-が目測し、これをパソコンですぐに円グラフで表示できる仕組みであり、会場の雰囲気を和らげる効果が大きかった。
           
            2011-02-06-3668  バードウオッチャーが活躍

 今回の講演は、「琵琶湖疏水」を琵琶湖から大阪湾までの水位差で眺めようと主張している私にとって非常に参考になるものであった。感謝したい。


琵琶湖の河川法上の名称は「一級河川琵琶湖」

2011-02-02 15:41:35 | 琵琶湖疏水

 私は「河川法」についての知識がなく、一級河川と二級河川の区別を正確に知らなかった。最近、滋賀県には二級河川がないとか、琵琶湖の河川法上の名称が「一級河川琵琶湖」という話を聞き少し調べたところ、私にとって貴重な知識となった。間違った解釈をしているか心配だが、何かあればご指摘していただきたい。

1)一級河川とは、淀川水系のように国土の保全または国民経済上、とくに重要な水系として指定された水系の中で、国土交通大臣が指定した川である。
2)「琵琶湖」は河川法上、一級水系「淀川水系」に属する一級河川であり、同法上の名称は「一級河川琵琶湖」である。
3)二級河川とは、特に重要な関係にある水系の河川で、都道府県の指定した川のことで、同じ水系に一級河川と二級河川が混在することはない
4)したがって、滋賀県には二級河川が存在しないことになる。都道府県では珍しいケースである。滋賀県には「一級河川琵琶湖」があり、これに流入する本流・支流すべてが一級河川となる。
5)淀川水系に流入する河川が一級河川となるので、幹線の淀川は短いが、総延長や流域面積では日本有数の大河川となる。(例外として、普通河川・準用河川もある)
6)「一例であるが、大津運河の南側に溝川が併行して流れており、第二築地の南側から琵琶湖・三保ヶ崎に流出している。この溝川は「百々(どど)川」と称し、写真に示すごとく小さい流れであるが、これも一級河川である。
                  
                          09-10-27-3007 通常は水のない一級河川「百々川」

百々川(どどがわ)……大津市神出南町の山中に発し、北東流、浜大津4丁目で琵琶湖(南湖)に注ぐ。一級河川の起点は大津市小関町南別所で暗渠部分が多く,不詳点が多い。


 京都市の場合、鴨川は一級河川であるが、白川、高瀬川、山科川は「普通河川」である。普通河川とは、一級、二級、準用の何れでもなく、河川法の適用を受けていない川である。堀川は「準用河川」に分類されており、河川法の規定の一部を準用しており、市町村長が指定し、管理している。琵琶湖疏水は、国内唯一の「運河法」に分類された運河である。
 素人が「河川法」や「運河法」を読んでも細かい点までわからないが、法律であり勉強したいと思っている。