平成21年8月度ホームページ投稿項目

2009-07-31 18:29:17 | 琵琶湖疏水

ホームページ(http://www.geocities.jp/biwako_sosui/)の8月分として、下記3件を投稿しましたので、お立ち寄りください。

353話 分類: 散歩道・鴨東運河・19項(B-04-19、09-07-31)
     題目: 岡崎桜回廊十石舟めぐりのまとめ
     要旨: 発足以来6年間の記録と写真のまとめ

354話 分類: 散歩道・山科疏水・39項(B-02-39.09-07-29)
     題名: 藤尾地区にある施設のまとめ
     要旨: 藤尾地区(大津市)にある施設7項目のまとめ

355話 分類: 散歩道・山科疏水・40項(B-02-40、09-07-29)
     題名: 山科疏水の施設・景観のまとめ-1
     要旨: 数回に分けて過去のデータの整理(今回は9項目)


山科疏水の松の話題

2009-07-25 20:05:46 | 琵琶湖疏水

 一般に、樹木は動物のように自力で移動することはできない。同じ場所で一生を過ごすことになる。しかし、人の手で移植されることはある。今回は山科疏水周辺にある松に関する四つの話題を紹介したい。
 山科疏水の諸羽児童公園にあるプール前に、奇妙な形をした松が存在する。三重に巻かれて拳状になった松が斜面に沿って伸びている。散策者に聞くと自然説、人工説、病気説など意見が分かれるが、松の病気説が有力である。ご存知の方が居られたら教えてほしい。
      
         ねじれ松 07-05-03              同左   07-05-03

 さらに西に進むと安祥寺橋の少し手前に一本の松が折れ曲がったまま疏水の水面に垂れ下がっている。この松はかなり成長しているが、風雨の影響で一度折れたまま成長を続けて今の形になったと想像される。今回根元の部分に赤いテープが巻かれていたが、危険防止のため伐採される目印と考えて写真に収めた。
        
       折れ曲がり松 09-07-25          立ち枯れ松 09-07-25
                     
  さらに西進すると、安祥寺舟溜りの北山は松林が多い。一時火災のため松枯れの山となったが再び幼木が育って昔の姿を取り戻している。しかし、緑の中に1本の松が茶色になっていた。これは松枯れ病が原因と推定され、周辺に広がることが心配である。

  京都市では「区民の誇りの木」を選定しており、山科区では70件が選定されているが、その中に松は2本しかない。その内の1本は天智天皇御陵の参道の入り口にある赤松である。幹周1.7mある老松は人間でいえば勲章をいただいたようなもので、今後の生育を保障されている。帰りに疏水から降りて老松ご挨拶してから地下鉄・御陵駅に向った。

 


第11回時代祭展「藤原時代」見学記

2009-07-18 14:05:52 | 歴史と散策

  昨年4月からスタートした時代祭展も、回を重ねて第11回目を迎えた。今年の12月末で全14回シリーズが完了する予定であるが、「岡崎みやこめっせ」で開催された全シリーズを卒業したいと考えている。
                   

 時代祭の行列は、明治維新時代を先頭に江戸時代、安土桃山時代、室町時代、吉野時代、鎌倉時代とさかのぼり、藤原時代、平安時代、延暦時代で主行列が終わる。今回の藤原時代は、平安時代中期以降藤原一族がもっとも栄えたころの文武両様の姿を表している。
 この行列には「藤原公卿参朝列」の副題がついており、馬上姿の3人が行列の先頭に並んでいる。これは、公卿三位文官(束帯)、公卿四位武官(束帯)、殿上人五位文官(束帯)の3人で、今回の展示会ではフル装備の人形3体を見学することができる。
 配布される資料(無料)には細部にわたる部品リストがついているが、一例をあげると、3人の馬具は黒漆塗りで、三位文官と四位武官の馬具には豹敷き皮、五位文官の馬具には虎の敷き皮が使用されているなど時代の最高の贅沢品が使用されている。
 担当者の説明によると、すべての衣装装束は、藤原時代に使用された材料が忠実に再現されている。時代祭開催の目的は行列の見学とともに、新しい発見を加味した本物の伝承にあると伺った。今秋の時代祭見学を楽しみにしている。


平成21年7月度ホームページ投稿項目

2009-07-14 22:26:00 | 琵琶湖疏水

ホームページ(http://www.geocities.jp/biwako_sosui/)の7月分として、下記3件を投稿しましたので、お立ち寄りください。

348話 分類: 利用・かんがい用水4項(E-03-04,09-07-01)
     題目: 山科疏水と「かんがい用水」の考察(3)
     要旨: 安祥寺川と山科川の合流地を起点とする用水路の考察

351話 分類: 技術・環境保全5項(C-02-05、09-06-01)
     題目: 疏水堤防の決壊事件の細部考察
     要旨: 現状を細部考察した結果、第8号橋近辺と推定

352話 分類: 利用・池泉用水Ⅳ31項(E-01-31、09-07-01)
     題目: 亀岡市の楽々荘庭園の見学記
     要旨: 七代目小川治兵衛の作庭と伝えられる楽々荘庭園の見学記


 


「草津市立水生植物公園水の森」見学記

2009-07-10 13:42:38 | 植物と動物

 逆三角形の烏丸半島には、県立琵琶湖博物館と草津市立水生植物公園が隣接して存在する。若干不便な場所にあるが、バス便もあり、大津港からの直行船便もある。水生植物公園に訪問すると、ロータス館という大型温室に入って、日本最大コレクションといわれるスイレン(140種を越える)やハスを眺めて満足して帰る人が多いが、ロータス館の左手に広がる琵琶湖に面した散策道をたどると、いろいろな琵琶湖の風景を楽しむことができる。花影の池に架かる橋を渡り、森を抜けると「ハスの見える丘」に達する。東側にある東門は7月・8月のみ開門するが、広大なハスの群生地(日本最大規模)が眺められる。また、樹木の間から淡水真珠の養殖場が望める。
         
      広大なハスの群生地              淡水真珠の養殖場

 この散策道には、石組みを利用した「せせらぎの水路」が走っており、この丘から眺める風車の姿も美しい。

           
            せせらぎの水路が走る丘            丘から眺めた草津夢風車
                   
 この公園では2000種を越える植物が観察できるといわれており、三方に湖水が広がる開放感のある公園である。落ち着いた気持になれる場所なので時々訪問したい。

 


山科疏水・諸羽トンネル西口に姿を見せるサギ

2009-07-06 12:11:04 | 琵琶湖疏水

   鴨川でよく見かける風景であるが、サギは流れの浅瀬に立って小魚を捕っている。サギの習性として、水面を振動させて小魚やエビが驚いて飛び出したりする瞬間を狙ったり、せせらぎの流れで小魚が跳ねるのを待っている姿が見られる。
   ところが、この場所は水面から1m以上の高さで、比較的静かな流れから餌を求める姿をよく見かけるので写真を整理してみたら、下記4枚がでてきた。
         
              2005年10月9日12時42分写す       2006年11月15日12時48分写す
          
          2007年6月11日12時43分写す       2009年6月11日15時17分写す

 毎年のように姿を見せるサギであるが、トンネルの出口は広い池のようになっており、よく小魚が跳ねている姿が見られる。暗黒の流れから急に明るい場所にでると魚が跳びはねる習性があるのかもしれない。しかしこの瞬間を狙って小魚に飛び掛るサギの姿をまだ見たことはない。私は知恵のある同じサギが、毎年この場所を縄張りにしているような気がしてならない。