平成20年7月度ホームページ項目

2008-06-30 20:11:01 | 琵琶湖疏水

 ホームページ(http://www.geocities.jp/biwako_sosui/)の7月分として、下記5件を投稿しましたのでお立ち寄り下さい。

294話 分類 技術・技術全般27項(C-03-27)
     題目 琵琶湖船運の主役・丸子船の解説(1)
     要旨 主として西浅井町の「北淡海 丸子船の館」の見学記
295話 分類 技術・技術全般28項(C-03-28)
     題目 琵琶湖船運の主役・丸子船の解説(2)
     要旨 琵琶湖博物館展示の丸子船見学記と丸子船観光船の話題
296話 分類 全般・その他23項(A-04-23)
     題名 京都に2ヶ所あった港の共通点
     要旨 大津港(東の玄関)と伏見港(南の玄関)の共通点解説
297話 分類 全般・琵琶湖関連16項(A-02-16)
     題名 琵琶湖クルーズ・四島めぐりを楽しむ
     要旨 沖島・多景島・沖の白石・竹生島の四島めぐり
               
8時間コースに参加
298話 分類 散歩道・鴨東運河17項(B-04-17)
     題名 岡崎文化ゾーンにある記念碑の紹介(2)
     要旨 第292報につづき5件の追加紹介


第3回時代祭展・江戸時代―Ⅱ開催中

2008-06-26 16:29:44 | 歴史と散策

 去る6月21日から7月21日まで岡崎の「みやこめっせ」で、第3回目の時代祭展が開催されている。今回の展示は、昭和25年(1950)の時代祭復活にあたって創設された江戸時代―Ⅱ「婦人列」の展示である。配布資料によると、当初は五花街の担当(奉仕)であったが、平成12年(2000)より京都市地域女性連合会が担当奉仕している。
        
         無料配布された展示品解説資料       将軍家茂に降嫁された皇女和宮人形

 江戸時代の京都は、政治の中心地・江戸(人口100万人)、経済の中心地・大阪(50万人)に次ぐ文化工芸の中心地(40万人)として繁栄していた。現在の時代祭は、総勢2000人が時代別に行列して京都御所から平安神宮まで行進するが、祭に使用する12,000点にも及ぶ衣装・祭具は厳密な時代考証と伝統工芸技術によって製作された本物で、京都人の心意気と誇りがふんだんに織り込まれていると説明されている。
 今回展示された皇女・和宮の着装品を例にとると、20種類の衣装祭具と読み方が解説されている。今回は3回目であるが全体で14回の展示会があり、それぞれが独立した内容になっており、無料公開されているのでぜひ見学してほしい。次回は7月26日から8月31日まで「安土桃山時代―Ⅰ(豊公参朝列)」の予定である。


初夏の鴨東運河の散歩道

2008-06-17 15:09:32 | 歴史と散策

   新聞情報によると、近畿地方は6月2日に梅雨入り宣言と発表したが、その後2週間を経過して、終日雨模様の日はなくよい天気がつづいている。日本列島の場合、梅雨とは北海道と小笠原列島と除いた一帯でつづく長雨の季節であるが、最近の報道で中国や韓国でも梅雨の季節があることを知った。衛星を活用した天気予報システムが完備したとはいえ、難しいのは天気予報である。
   今年は6月に入ってから鴨東運河に囲まれた岡崎文化ゾーンの歴史調査や散策を楽しんでいる。先日は京都歴史資料館で開催されているテーマ展「京の近代 自治の源流」を見学し、琵琶湖疏水計画時や京都博覧会・常設博覧会場設置経緯資料を見せていただいた。また今まで由来を知らなかった岡崎文化ゾーンの各種記念碑についての調査や新しい散策ルートを見つけて楽しんでいる。緑に囲まれた初夏の鴨東運河の写真を一枚紹介する。

                 
                         夷川発電所を望む初夏の鴨東運河


豪州原産のブラシノキ

2008-06-12 21:57:39 | 植物と動物
 南禅寺境内から鹿ケ谷通に沿って永観堂前を北に進み、「哲学の道」の指標を右折すると若王子橋に達するが、その少し手前の民家の垣根から赤い花をつけた珍しい樹木が顔を出していた。これは昨年の5月下旬のことで、数日後の京都新聞の記事で、「ブラシノキ」という名の木であることがわかった。
                     
 この花の名の由来は、ビン類の内部を洗うブラシに似ているからで、英名はボトルブラッシュである。少し調べてみると、豪州から明治中期に渡来したフトモモ科の常緑小高木で、寒さに弱いことに留意すれば比較的育て易い樹木と紹介されている。
 ブラシの毛に見えるのは“雄しべ”の花糸で、花後に実がなる。実は丸く枝に並んでつき、翌年の花はその上に咲く。この実は数年間発芽能力を持ち続ける。また、花が咲き始めると蕾の花糸がはじけるようにでてくる。今年も覗きに行ったが、花期は5月下旬から6月上旬のようである。
 私にとって初めての花で、その印象が強烈であったので、機会があればベランダでの鉢植え栽培に挑戦してみたい。

時代祭展・江戸時代-Ⅰ開催中

2008-06-06 19:47:25 | 歴史と散策

ブログ-30(08-04-10)で時代祭展第1回の「明治維新時代」を紹介したが、この展示会は行列の順に沿って、来年末まで14回シリーズで展示されることになっており、場所は京都・岡崎の「みやこめっせ」の地階ギャラリーで無料公開される。
 今回は、平安講社第六社(下京区・南区)が担当する「江戸時代-Ⅰ:徳川城使上洛列」で、5月17日から6月15日まで開催されている。
           
    「みやこめっせ」正面にある展示明細パネル  城使人形と具足櫃の展示例

 いただいた展示資料解説によると、「徳川城使」とは御大礼や例年の年始などの際に、将軍の名代として遣わした大名のことで、なかでも即位大礼のときは1700人余の従者をしたがえ、その服装・器具は豪華を極めたという。城使には親藩または譜代というような将軍に近い大名が選ばれる。
 時代祭では、「徳川城使列」は総勢200人に及び、最大の大行列であり、今回の展示では各種装束をつけた人形5体(城使・跡乗番頭・近習・御坊主・鉄砲持)と調度品13点が展示されており、各人形が身につけている着装品名称のリスト(城使は15種)も資料に記載されている。
 次の第3回は「江戸時代-Ⅱ:江戸時代婦人列」で、6月21日~7月21日の展示となる。会場では専門家が質問に応じてくれるし、関連ビデオも放映されている。知識を増やして時代祭を深く楽しめるようぜひ見学してほしい。


大阪の長居植物園の見学記

2008-06-03 23:24:15 | 植物と動物

 JR大阪駅東口を出て、地下鉄御堂筋線に乗って「長居駅」で下車し、3番出口より東に800m歩くと大阪市立長居植物園前にでる。面積約66haある長居公園の東部分に位置している。初めての訪問であったので、京都府立植物園と比較した形で紹介すると、                                                                                             
          京都府立植物園            大阪市立長居植物園       
開園時期    大正13年(1924)         昭和49年(1974)
面積         約24ha                              約24ha
種類・本数   12000種・12万本         1000種・6万本
付属施設         観覧温室・植物園会館     自然史博物館・情報センター
 
  両植物園を比較すると、面積はほぼ同じであるが長居植物園は京都より50年も遅い新しい植物園である。京都は栽培品種が多く観覧温室に世界の植物を集めているのに対し、長居は約5haの面積を持つ大池・小池が中央にあってその周囲に沿って園地が展開しており、配置がきれいに区分された現代庭園の美しさが楽しめる高レベルの植物園という好印象を持った。また内容の充実した自然史博物館を併設しており、大阪地区の動植物や地域の自然史に触れてから植物園を歩くというコンビに共感を覚えた。
     
長居植物園の全体図(案内資料より引用) 自然史博物か前に展示されたナガスグジラ骨格

 今回の見学は5月末であり、季節では終わりに近いバラと咲き始めのアジサイの両方を楽しむことができた。大池・小池では水生植物の花の菖蒲や睡蓮も見頃であり、ハスの花も咲き始めた。バラは、京都府立植物園(300種・2000株)が関西トップレベルと云われているが、長居植物園(140品種・2600株)も負けてなく、「ローズ・オオサカ」の名を見つけた。また、自家の庭にあった「キンシバイ」や疏水縁にも咲く「オオゴンネズミモチ」の生け垣も満開であった。
                
          
        大阪のバラ「ローズ・オオサカ」      一つで見るとなお美しい「セイヨウキンシバイ」

 京都山科から地下鉄で京都府立植物園に行く時間とJR・大阪地下鉄で長居植物園に行く時間の差は一時間以内であり、大阪の大衆レストランでの昼食の味も格別である。数回に1回は大阪に行って長居植物園を楽しみたいと思っている。