平成23年2月度ホームページ投稿項目

2011-01-30 09:04:16 | 琵琶湖疏水

 ホームページ http://www.geocities.jp/biwako_sosui/ の2月分として、下記4件を投稿しますので、ご覧ください。

第427話 分類:雑件・その他・34項(G-02-34,10-12-03)
      題目:2010年度「琵琶湖疏水」および「岡崎活性化」関連新聞記事の集約
      内容:疏水竣工120周年で、市の岡崎活性化運動と重なり記事50件に達す
第428話 分類:技術・技術全般・41項(C-03-41,11-01-17)
      題目:運河の近代化遺産「閘門」に関する追加情報―(1)
      内容:ホームページ内「閘門」情報のまとめと日本最古の閘門の紹介
第429話 分類:散歩道・大津運河・15項(B-01-15,11-01-20)
      題目:琵琶湖疏水取水口・三保ヶ崎の情報のまとめ
          内容:第一築地と第二築地の現状を中心に集約
第430話 分類:全般・琵琶湖関連・17項(A-02-17,11-01-24)
     題目:琵琶湖の水位観測5万日の報道
     内容:琵琶湖の水位観測画12月27日で連続5万日を達成


蹴上の関西日仏交流会館を訪問

2011-01-23 21:10:11 | その他

 蹴上地区に立地する山科区の史跡には「御所水道ポンプ室」、「関西日仏交流会館」、「日向大神宮」などが存在するが、昨年山科区から発行された「京都山科東西南北」には「日向大神宮」のみしか紹介されていない。同時に左京区サイドから見ると、山科区の施設だから取り上げる機会が少ない。今回は、あまり話題にならない「関西日仏交流会館」について紹介する。
 私は、平成5(1993)年に文献調査にもとづき、関西日仏会館の建設経緯についてホームページに取り上げている。
B-03-08 インクライン軸線上に位置する関西日仏交流会館(05-04-04)第116話
http://www.geocities.jp/biwako_sosui/keage.htm#8)/   

  この経緯については、稲畑産業KKや関西日仏交流会館のホームページに詳細に紹介されているが、交流会館の創設にかかわった稲畑勝太郎か蹴上に建設した和楽庵(現何有荘)について、私の下記ホームページにまとめている。
E-01-14 無鄰菴と何有荘を同時見学して(04-11-27)第105話
 http://www.geocities.jp/biwako_sosui/ikeizumi2.htm#14)/
E-01-15 何有荘と稲畑勝太郎(05-04-04)第117話
 http://www.geocities.jp/biwako_sosui/ikeizumi2.htm#15)/
    
  現在の会館は、平成4(1992)年に改築された「関西日仏交流会館ヴィラ九条山」の名前で、アトリエ・KATO(京大教授・加藤邦夫)の設計建設で、総工費6.5億円で建設された打ち放しコンクリートを素材としたユニークな建物である。
  私はかねてより、この建物の三階テラスから京都市内を眺めたいと願っていたが、今回地区町内会長の石原さんからの紹介で、念願が叶った。
  
  2011-01-18-3575コンクリート打ち放しの屋上                   2011-01-18-3580 平安神宮や京大病院の風景

 案内していただいたヴィラ九条山の小寺さんによると、現在芸術分野を目指すフランス留学生6組(家族と単身)が在住している。地下鉄蹴上駅から蹴上広場に出て、日向大神宮の参道の途中から右折したところに立地しているので、私が作成した英文付き「琵琶湖疏水の歴史散策」誌2冊を寄贈させていただいた。
  フランスにも多くの運河や水路があるので、誰か琵琶湖疏水に興味を持ってくれることを期待したい。


山科駅前の街路樹「ユリノキ」の由来

2011-01-16 23:24:24 | 植物と動物

 京都山科駅前から三条通に至る南北の道路の両側に「ユリノキ」が植樹されている。京都市の街路樹は、イチョウ・トウカエデ・スズカケの木・サクラ・ケヤキなど約49000本が植えられているが、「京都市情報館」の記録によると、「ユリノキ」は京都市が採用した最初の近代的街路樹であり、明治45(1912)年に福羽子爵が大森京都府知事に贈った「ユリノキ」を烏丸通(京都駅~丸太町通)に植えたのが最初と記されている。
 福羽逸人子爵(1856~1921)については、神戸の須磨離宮公園の設計者として私のホームページに詳しく紹介しているが、新宿御苑(当時新宿農学所)を育てた人物としても知られている。私が東京単身赴任中によく訪ねた新宿御苑で一番高い木(高さ35m、幹径3.9m)は「ユリノキ」であり、その秋の黄葉は見事であった。
 説明板によると、明治9(1876)年ころ明治政府が学監として招いたアメリカ人学者モレ―が東京大学の伊藤圭介教授にユリノキの種子を贈り、その一部を新宿農学所で育てたのが日本に伝授された最初である。農学所の指導者であった福羽逸人氏が明治40(1907)年に採取された種子から大量の街路樹用苗をつくり全国に配ったという記録もある。
 これで話は繋がったが、山科駅前に採用された経緯は未調査である。
   
    2010-11-18-3063  山科駅前のユリノキ街路樹                                    2010-12-13-3343 半纏の木

 「ユリノキ」の名の由来は、ユリの形をした小さい花が5~6月に咲くことから名付けられたが、英名はチュ-リップツリー、米名はイエロウポプラと呼び、日本では葉の形が昔の着物の上に着る半纏(はんてん)に似ていることから半纏木と呼ばれることもある。
 街路樹としては大きいサイズの落ち葉の処理が大変で、採用されている場所が少ないが、
後始末をしながら季節の変化を楽しむ事ができて面白いと言う人もいる。
 近代的な外国由来の街路樹「ユリノキ」は日本最初で京都最初であり、これが山科駅の正面通(外環状線)に採用されたことは自慢できそうな話である。5~6月になったら、見上げて花の形がユリに似ているかチューリップに似ているか確認していただきたい。

 


「うさぎ」ゆかりの三尾神社・岡崎神社の参拝

2011-01-09 08:40:14 | 琵琶湖疏水

  京都・滋賀エリアにある「うさぎ」にちなんだ寺社として、「週刊トマト&テレビ京都」紙に岡崎神社(左京区岡崎)・三尾神社(大津市園城寺町)・三室戸寺(宇治市)・宇治上神社(宇治市)・宇治神社(宇治市)の5ヶ所が紹介されているが、今年の初参りは琵琶湖疏水周辺に存在する三尾神社と岡崎神社に参拝した。
 大津の三尾神社(と京都の八坂神社)は、琵琶湖疏水の起工奉告式と竣工奉告式が行われた神社で、第一トンネル東口洞門のすぐ横に立地している。この神社は、祭神の三尾明神が太古、卯の年・卯の月・卯の日・卯の刻・卯の方角から現れたとの言い伝えがあり、「うさぎ年生まれの守護神を祀る神社であり、安産の神として県外から妊婦がお参りすることで知られ、今年は卯年のためバスツアー客があつまった。
   
       2011-01-06-3524 うさぎの駒札                               2011-01-06-3525  夫婦うさぎの石像

 岡崎地区活性化運動の中で、岡崎の名を冠した岡崎神社も今年は卯年で賑わった神社で、子授けと安産祈願のため、比較的若い夫婦の参拝客が長蛇の列をつくり、うさぎ御神籤が売り切れの案内がでていた。
    
       2011-01-04-3501   100mを超える参詣客                     2011-01-04-3505   御神籤売り切れの案内

 岡崎神社は、平安京の卯の方位にある守護神で、付近一帯が野兎の生息地で、兎は氏神様のお使いと伝えられ、境内あちこちに「うさぎ」の置物や飾りが多かった。
 今年は、岡崎活性化運動が本格スタートする年であり、琵琶湖疏水ウオーキングの進展の年として、飛んで跳ねる年になるよう祈願した。