平成23年6月度ホームページ投稿項目

2011-05-27 16:41:46 | 琵琶湖疏水

 ホームページ http://www.geocities.jp/biwako_sosui/ の6月分として、下記4件を投稿しましたので、ご覧ください。

第444話 分類:技術・建設工事・第21項(C-01-21 2011-04-29)
      
題目:疏水トンネル工事に使用された爆薬の話題
      内容:ダイナマイト発明の歴史から見た疏水工事用爆薬について考察

第445話 分類:全般・その他・第39項(A-04-39、2011-05-03)
      
題目:2011年度「琵琶湖疏水系の桜」の話題
      内容:琵琶湖疏水の桜の開花状況に関する新聞報道のまとめ

第446話 分類:全般・その他・第40項(A-04-40、2011-05-17)
      
題目:滋賀県令「籠手田安定」の後任となった「中井弘」
      内容:明治政界の元勲クラスと交流の深かった中井弘の紹介

第447話 分類:技術・技術全般・第42項(C-03-42、2011-05-20)
      題目:コンクリートと鉄筋コンクリートの歴史
      内容:日本に導入された時期と疏水工事に活用された時期の解説


珍しい植物「瓔珞(ようらく)筒アナナス」の紹介

2011-05-15 22:40:15 | 植物と動物

 私のマンションのベランダに名前のわからない植物が2鉢あった。同じ区内に住んでいた老婦人(故人)から頂いたもので、鑑賞植物のアナナスの一種と聞いていたが、時々の水やり以外手入れをせず、数年前に葉を根元からカットしたので、その存在すら忘れかけていた。ところが、今年は直径15cmの2鉢に20本の花をつけた。
 花の形が珍しいので、くわしく調べてみたら「瓔珞(ようらく)筒アナナス」であることが判明した。
 「アナナス」とは南米ペル-語で、パイナップル科に属する多年草の呼称であり、中南米の森林の樹上や岩石などに着生する植物類の呼称である。「瓔珞(ようらく)」とは、印度の貴族が身につけたアクセサリーの呼称であったが、仏教に取り入れられ、菩薩以下の仏像に首飾り、胴飾りとして用いたり、仏壇や仏堂の装飾の一つに利用されているものの名前である。写真を貼付すると、
    
     2011-05-14-4089  鉢植えの側面図                                2011-05-14-4097  花と葉の部分の拡大図

 葉は厚く細長くて硬質であり、葉の基部が重なり合って筒状になり、養水分をためるタンクの役割をしている。花の基部は桃色筒状で、苞も桃色、花被は黄緑色、縁取りが青紫色という奇妙な配色である。うつむいて揺れる姿も珍しく物静かである。
 この植物の雄蕊と雌蕊の生育の時期がずれて、自分が自分で受粉させないようになっており、雌蕊の受粉が可能になると雄蕊は枯れてしまうと説明されている。よくわからないが、複雑な進化の過程を経てきた植物と推定される。
 昭和の初めに日本に伝来したが、耐寒性があり、ベランダに放置しても枯れることはない。夏から冬を越して春になるとき、どうなるか初めての観察になるので、楽しみにしている。


京都国立博物館で「法然―生涯と美術」展を見学

2011-05-06 21:56:14 | 美術と文芸

 今年は、浄土宗の宗祖「法然」(800回忌)と浄土真宗の宗祖「親鸞」(750回忌)を偲ぶ50年に一度の遠忌が京都で開催されている。これに併せて京都国立博物館では、「法然―生涯と美術」展、京都市美術館では「親鸞―生涯とゆかりの名品」展が開催されている。

 京都新聞の報道(東日本大地震の前日)によると、遠忌法要の期間中に東本願寺・西本願寺・知恩院の3本山だけで全国から約80万人の信者と約12000台の貸し切りバスが京都を訪問すると推定している。私は4月下旬に国立博物館の法然展を見学したので、その要旨を紹介する。

   

    2011-04-21-4043  博物館の入り口にある巨大説明板      

 

 展示場の解説板で、浄土宗の宗祖・法然(11331212)の直筆記録が少ないのは、念仏に専念するという教えが修行を重んじる当時の仏教界からの反発で、弾圧され記録が末梢されたからと説明されていた。したがって今回の展示物は、残された弟子たちによって作成された国宝「法然上人絵伝48卷(知恩院蔵・全長584m)を軸にして、前半の「法然の生涯と思想」で法然の生涯を説明し、後半の「法然への報恩と念仏の継承」で、法然がなくなったあとの宗祖に対する信仰から生まれた美術を語る形に整理されて展示されていた。

内容が専門的なので難しかったが、絵巻に従って誕生から死までを追い、鎌倉時代の仏教界の流れの中で、法然がどのような生涯を辿ったかを、自分なりに理解することができた。そして、各地の法然ゆかりの寺院から集められた絵図や座像・立像などを対比しながら、法然上人の偉大さに触れることができた。

 

親鸞については、少し予備知識を持っていたので頭の中で対比しているが、今年の秋には東京国立博物館平成館(上野公園)で、鎌倉仏教の二大宗祖「法然と親鸞」の初の合同展が開催される予定である。現在京都新聞で五木寛之の小説「親鸞―激動編」が連載中であり、しばらくは浄土宗~浄土真宗の歴史を楽しみたいと思っている。


平成23年5月度ホームページ投稿項目

2011-05-01 10:35:37 | 琵琶湖疏水

 ホームページ http://www.geocities.jp/biwako_sosui/ の5月分として、下記4件を投稿しましたので、ご覧ください。

第440話  分類: 文化・文学・第7項(F-01―07、2011―04―07)
      
題目: 大津絵と山科絵の話題
      内容: 大津絵との出会い、大津絵の発祥の経緯、山科絵の再登場について

第441話 分類: 全般・その他・第37項(A―04―38、2011―04-12)
      
題目: 琵琶湖歴史倶楽部の例会で講演
      内容: 滋賀県大津市の琵琶湖歴史倶楽部で講演(琵琶湖疏水の歴史散策)

第442話 分類: 散歩道・旧東海道・第11項(B―08-11、2011―04-15)
      
題目: 車石・車道研究会のフイールドワーク(蹴上~三条大橋)に参加
      内容: 大津市歴史博物館との共同研究行事の参加記録

第443話 分類: 全般・その他・第38項(A―04―38、2011―04―20)
      
題目: 疏水工事に反対した滋賀県令・籠手田安定
      内容: 籠手田安定氏の経歴に関する予備調査結果のまとめ