平成22年9月度ホームページの投稿項目

2010-08-29 11:24:01 | 琵琶湖疏水

 ホームページ http://www.geocities.jp/biwako_sosui/ の9月分として、下記4件を投稿しましたので、ご覧ください。

第404話 分類  散歩道・鴨東運河・28項(B-04-28,10-07-30)
      題目  法勝寺・八角九重の塔の基礎発掘のニュース
      内容  関連ニュース8件を通して、その経過を解説した

第405話 分類  散歩道・鴨東運河・29項(B-04-29,10-08-11)
      題目  岡崎文化ゾーンにある記念碑(4)
      内容  シリーズ(4)として、4件の記念碑を解説

第406話 分類  散歩道・鴨東運河・30項(B-04-30.10-08-11)
      題目  岡崎文化ゾーンにある記念碑(5)
      内容  シリーズ(5)として、5件の記念碑を解説

第407話 分類  散歩道・大津運河・14項(B-01-14,10-08-24)
      題目  第一竪坑を摸したエコカフェ建設の話題
      内容  京都市立芸大主催の異色プロジェクトの要旨を紹介


「生存のエシックス」展と琵琶湖疏水

2010-08-10 23:36:25 | 琵琶湖疏水

 京都市立芸術大学創立130周年記念事業に協賛して開催された展覧会が京都国立近代美術館で開催されている。これは京都市立芸大が国内外の研究機関・大学・企業と連携して進めている12のプロジェクトの紹介と関連イベントの実施を主題にして、宇宙科学・生命・環境・医療など一見無関係と思われる諸問題(たとえば、宇宙滞在・発達障害・遺伝子組み換え・認知症・庭園・脳科学など)を相互交流と対話を通じて再配列するという研究グループで、写真・筆記・資料のコピー自由という画期的な会場であった。
 この中に琵琶湖疏水関連のプロジェクトがあるとの紹介を受け、見学させていただいた。
     
     10‐08‐08―1716 入場券                   10‐08‐08‐1715 美術館前の看板

 全体的な印象として、それぞれの展示品に説明者が付いており、解説資料も準備されていたが、広い会場とは言え、12の難解なプロジェクトが詰まっており、説明も専門的で、私のような浅学の身にとって、難しい研究課題に感じた。しかしながら、大型施設で説明が理解できるものも多く、このような共同プロジェクトを推進する研究者グループの存在に驚くとともに感銘を受けた。

   琵琶湖疏水の関連する3つのプロジェクトは。
水の行方:連鎖する水音、水の行方:アクアカフェ、バイオミュージック/水・森・生命・音-疏水、平安神宮の庭、湖西の森のフイールドワークに基づくプロジェクトであり、細部紹介を避けるが、「アクアカフェ」の制作が美術館の外側に進行中であった。
                      
                    10‐08‐08‐1710  近代美術館前に建造中のエコ・アクアカフェ

 説明によると、竹70本で骨組を作り、取り壊された江戸期の塀の土を琵琶湖疏水の水で練り、素材費ゼロのエコ建築とし、冷房の工夫付きで、形は琵琶湖疏水の第一竪坑のサイズとする凝りようである。会期が終われば撤去するというから、その熱意に感銘した。


棕櫚竹(シュロチク)の花が咲いた

2010-08-05 17:30:33 | 植物と動物

   我が家の玄関の外に三鉢の棕櫚竹がある。マンションに移って10年になるが、その前の家から存在していたので、おそらく30年近く存在している。最初は一鉢であったが、1回だけ株分けして三鉢にした記憶がある。親の棕櫚竹は成長して3mくらいの高さになっているが、子の棕櫚竹は1mくらいで成長が遅い。
   棕櫚竹は、観音竹と同じ椰子科で、葉の幅の広さで区別され、我が家にも両方存在した時期があったが、観音竹は知らぬ間に姿を消した。
   棕櫚竹の手入れはしたことがないが、家内はときどき牛乳箱の洗い水を与えている。
   本を読むと、棕櫚竹の原産地は中国南部から台湾あたりで、日本でも耐寒温度は10度と書いてあるが、京都山科地区の冬は寒く、零下5度くらいになる。屋外であるが、玄関の小屋根の下に置いているので、何とか生き延びている。
 今年の7月18日、3mの高さの親鉢の薄黄色の花が咲いているのを初めて発見した。

                         
                 2010-08-04-001  初めて咲いた棕櫚竹の花

   
一般に竹に花が咲くと、枯れる前兆といわれるが、棕櫚竹は葉が棕櫚に似て茎が竹に似ていることから呼称されており、竹と違って花が咲いても枯れる心配がないようである。ネットで調べてみると、20年ぶり、30年ぶり、80年ぶりに咲いたという情報がある。花言葉は“思慮深い”というが、1週間足らずで、花は枯れてしまった。

 花が咲いても実ができる様子もない。本ブログ-47(08-07-05)で、観葉植物「虎の尾」に咲いた花を紹介したが、これらの花の役目を教えてほしい。

 



 


企画展「語り継がれる幕末・維新の京都」を見学

2010-08-03 19:58:56 | 歴史と散策

 今年のNHK大河ドラマは「龍馬伝」で、本屋では特別コーナーを設けており、このブログでも172号で、京都駅ビルの空中廊下で開催中の「幕末を活きた人物展」を紹介した。
   京都府立総合資料館も「語り継がれる幕末・維新の京都展」と題した企画展を7月24日~8月22まで開催しているので、覗いてみた。
            
            2010-08-02-1698  黒船の絵を用いたパンフレット

 この展覧会は、ペリ-の浦賀来航に前後して始まる幕末の歴史を語る資料からスタートし、30年後の日清戦争に勝利した時代、60年後の昭和大礼時代、明治100年に当たる昭和43年頃の時代、さらにその後の動きを示す記録・書籍・写真を通して、幕末・維新像がどのように語り継がれてきたかを紹介する企画展で、約100点の珍しい資料が年次順に展示されていた。
 私はまだ幕末・維新の時代の歴史については初心者の段階であるが、まず全体を一見して展示の構成を把握し、もう一度最初に戻って詳しく見学することにより“珍しいお宝に巡り会えた喜び”と“記録を保存継承することの大切さ”を噛みしめることができた。
 展示室にある記録・書籍・写真の解説資料をいただいたので、帰宅してから3回目の内容確認をすることができた。琵琶湖疏水を推進した北垣国道が勝海舟の死去の報に接したとき、弔意を表した手紙の文面が紹介されており、“先生の門下である坂本(龍馬)、千屋(寅之助)、望月(亀弥太)は私の信友であった”と記載している。