平成23年1月度ホームぺージ投稿項目

2010-12-27 14:00:53 | 琵琶湖疏水

 ホームページ http://www.geocities.jp/biwako_sosui/ の1月分として、下記4件を投稿しますので、ご覧ください。

第423話 分類:利用・池泉用水・36項(E-01-36、10-11-29)
      題目:秋の特別公開・光雲寺庭園(植治の庭)の見学記
      内容:本格修復された光雲寺庭園のガイド付き見学
第424話 分類:全般・その他・32項(A-04-32、10-12-02)
      題目:講演会「気候変化に備えるための鍵-地下水-」に出席
      内容:メルパルク京都で開催された地下水問題の国際会議
第425話 分類:文化・観光開発・11項(F-04-11、10-12-18)
      題目:岡崎活性化・オカシル講座(第2回)に出席
      内容:琵琶湖疏水記念館嘱託研究員・白木正俊氏の講演
第426話 分類:全般・その他・33項(A-04-33、10-12-24)
      題目:季刊誌「湖国と文化」の琵琶湖疏水120周年記念特集号
      内容:滋賀県サイドで開催された二つの琵琶湖疏水竣工120周年記念行事

 


中村昌生先生の講演会「近代和風建築と伝統の継承」

2010-12-21 19:37:49 | その他

 平成22年12月11日、岡崎・京都会館で第15回京都創生連続セミナー「近代和風建築と伝統の継承~未来につなごう日本の心~」と題した中村昌生先生の講演会が開催され、拝聴する機会を得た。
 最初に挨拶された京都市総合企画局の大田泰介部長は、「国家戦略としての京都創生」の取組について、下記緑色の資料にもとづいて提案主旨を説明されたが、「京都創生推進フオーラム」の会員になっている私にとって懐かしい資料で、緊張した気持ちになった。
 しかし、講演者の中村先生の迫力と説得力ある講演が始まると、時間を忘れて2時間が経過した。
                
             10-12-17-3356 挨拶資料                 10-12-17-3355 講演案内

 講師の中村昌生先生は、近代和風建築分野の権威で各地で講演会を開催され、その名はかなり前から知っていたが、生の講演を聞いたのは初めてであった。先生は昭和2年生まれで、私の2年先輩にあたるが、岡崎周辺にある對龍山荘・清流亭・流響院・野村碧雲荘・何有荘の図面付説明資料・解説資料(配布)と写真を用いて、近代和風建築の特徴をくわしく説明していただいた。私にとって琵琶湖疏水の水を引いたこれらの庭園はすべて見学した庭園であり、説得力のある説明で、そのすばらしさと維持の難しさを充分に理解することができた。
 最後に先生が強調されたことは、このような伝統技術を継承する人達の高齢化と、その仕事を支えるスポンサーの漸減で将来の見通しが難しい状況にあり、これを維持するための抜本的な体制確立の重要性であった。私にとってすばらしい講演会であったし、「国家戦略としての京都創生」の重要課題であることを再認識することができた。


山科「ふるさとの会」主催のパネル展見学

2010-12-16 14:49:12 | その他

 山科区には、山科の歴史を語るいくつかの市民団体があり、それぞれ特徴ある活動を実施しているが、私が藤尾(大津市)から山科(京都市)に移り住んだ10年前と比較すると、質・量ともに格段に充実してきたと実感している。
 今年の5月に、山科区役所が発行した「区民が選んだ魅力を訪ねて―京都山科・東西南北」誌は、京都橘大学や市民団体を中心とした32名の区内最強メンバーの手で編集された冊子で、利用価値の高い充実した内容の書である。この冊子の48~49頁に「山科の出来事(学区別一覧)」があり、これの詳細版と想像される「パネル展」が12月3~4日に東部文化会館で開催されるという情報を入手し、見学させていただいた。
            
     2010-12-04-3316 資料の表紙                    2010-12-04-3313  説明していただいた野原さん

 会場に入って、40枚の大型パネルにまとめられた詳細な説明と写真に驚かされた。山科地区にある13の学区別に史跡の位置を示す地図パネルと写真・説明パネルが整然と架けられており、項目別の総括図で区内の全体像がまあとめられていた。このパネル展は、略称「ふるさとの会」の会員の努力により蓄積された情報を集約したもので、案内していただいた野原さんは「地蔵さん」の調査で有名な方と紹介された。
 また、「ふるさとの会」の代表である中山清さんと事務局長の浅井定雄さんに初めてご挨拶する機会を得た。今回の展示内容は、山科に存在する施設や史跡がすべて総括されている百貨辞典のようなものであり、わずか2日間の展示ではなく、各地で展示会をしたり、できれば冊子にまとめてほしいと要望させていただいた。


毎秋開催される「国際交流会館オープンディ」を見学

2010-12-09 09:50:38 | その他

 京都市には、現在約41,000人(人口比約3%)の外国籍の住民が生活しているそうである。。これらの住民と日本人がお互いに交流できる場として、国際交流会館では、平成16(2004)年から11月3日に全館を使用して「国際交流会館オープンディ」を開催している。
 今年も「第7回国際交流会館オープンディ2010」が開催されたが、当日に別の短時間会合が近くの琵琶湖疏水記念館で開催されたので、その機会を利用して初めて見学した。
            
        10-11-13-3793   会館前の広場の「万国屋台ECO村」

 11時に開幕した18種のイベントは、16時の閉幕まで順次繰り広げられたが、1F交流広場の円形ステージでは、世界の音楽や踊りの競演があり、和風別館は世界の文化体験の場として利用され、イベントホールでは記念講演会が開催され、フリーマーケットや万国屋台などで大人も子供も楽しめる場所であった。
 和服を着た外国女性や、民族衣装を着て走り回る子供達など、交流の場が明るく楽しそうで、毎年開催されるこのイベントを待つ外国籍の人たちも多いと感じた。私も年に4~5回は講演会や食事に訪れる場所であるが、2Fの食堂や会議室窓から眺めるインクラインの背景に広がる景色はすばらしい立地にある。私達「近代京都の礎を観る会」が琵琶湖疏水を愛称「明治ロマンの道」と名付けて旗揚げした記念の場所である。来年のオープンディも覗いてみたいと思っている。


四ノ宮船溜り周辺に出没するイノシシの話題・・・(2)

2010-12-05 17:53:47 | 琵琶湖疏水

 本ブログの184号(2010-09-06付)で同じ標題のブログを発表したが、この子供イノシシが順調に育って、その後も同じ場所に出没しているという話題である。
 最初の情報に接したのが8月末であるから、80数日ぶりの話題となる。今回も、早朝散策時に同じ場所に横になって休んでいるイノシシを発見し、近寄ったら立ち上がって走り出したと写真メールをしてくれた。
    
  10-11-20-0846 立ち上がった子イノシシ                       10-11-20-0850  向かってくる子イノシシ

 間違いなく誰かが餌を与えているようで、人を恐れる気配がまったくない。成長の早いイノシシであるから、これからが心配である。近隣の知人に区役所に連絡したほうがよいとアドバイスした。
 名古屋市で開催された生物多様性会議(COP10)で、多くの生物が暮らせる環境整備が議論されたが、狭い国土で山林の多い日本において、野生のクマ・シカ・イノシシ・サルなどの生物と人間との境界線は難しく、とくに今年は山林における木の実などの餌資源が少ない年といわれており、切実な課題となってきた。
 山科疏水の安朱橋地区や洛東坂など住宅エリアでも、夜間のイノシシ出没の話題が多いこの頃である。獣害対策は野生動物と人間との知恵くらべに留まっているが、行政問題として、もっと積極的かつ抜本的施策が必要と考える。