昨年8月にこの話題をブログに取り上げてから約1年を経過したが、子犬くらいのイノシシの子は順調に成長して立派な大人の姿になり、朝の時間帯に人の姿を無視して餌を求めて動きまわっている。ちょうど夏休みの時期と重なり事故の発生を心配したが、現在のところトラブルの発生は聞いていない。こと地域は、昨年来捨て猫の天国であったが、イノシシの出現以来その姿が少なくなり、最近では諸羽運動公園にある児童用プールの囲いの中(イノシシは入れない)で過ごす親子猫の姿をみるようになった、人慣れしたイノシシは安全かもしれないが、突然遭遇するとスピード感があって怖い存在である。やっと行政当局も山科疏水の各所に掲示板を立てた。
2011∸08∸25∸4554 猫やイノシシに餌を与えないで
この看板は、「建設局南部みどり管理事務所」と「山科区役所まちづくり推進課」が共同で立てたもので、次のように記載されている。
*野良猫が近隣の住宅に侵入し、いたずらやフンをするなど、近隣の皆さまが困っています
*餌付けされたイノシシが付近を徘徊しており、通行中の皆様に危険な状態が続いています
*イノシシは近隣の住宅に侵入し、庭を掘り起こし樹木や草花に被害をもたらしています
*安心のまちづくりに皆様のご協力をお願いします
このほかにも、イノシシに刺激を与えたり、挑発したりしないようといった看板も存在する。
私は今後ますます大きく成長するイノシシが公園内を自由に闊歩することを許してはいけないと思う。捕獲して山奥につれていく手段とか飼育場に移すとか何か具体策が必要と考える。当局もいろいろ考えての看板と思うが、餌を与えて大きく育ってしまったイノシシへの対策としては、問題の先送りではないかという感がする。突発事故の発生がないことを祈っているこのごろである。