地球温暖化防止京都会議の記念モニュメント

2009-08-02 22:23:01 | その他

 京都府立植物園正門「けやき通」の南端に黄金色に輝いた巨大モニュメントが存在する。平成10年(1998)3月に設置されたもので、平成17年に地球温暖化防止をテーマに世界160を越える国と地域から1万人もの人が京都に集り、具体策を京都議定書としてとりまとめたことは、世界から注目された。
   この歴史的な一歩が京都で開催されたことを記念して、モニュメントを京都府立植物園内に設置することになり、デザインを公武した結果247点の応募があり、その中から兵庫県川西市の彫刻家・酢谷宏氏の作が選ばれた。
                 

 この作品はブロンズに金メッキを施したもので、タイトルは『地球からのメッセージZERO』で、二本の角が弧を描いてゼロを形成している。地球温暖化防止に向けて「ゼロ」から始めようという決意を示したものである。
 地球温暖化防止対策については、そのご先進国と途上国の利害関係から順調に進行しているとは云えないが、地球全体で早急に取り組む課題であるという認識は高まってきており、京都議定書の約束が終わる2013年以降の交渉が始まっている。
 一方、このモニュメントの存在は、当時1億円の予算と報道され大きい話題になったが、植物園の散策者に聞いても、11年前のことを記憶している人はほとんどいなかった。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿