亀岡の800万本「夢コスモス園」を見学

2010-11-03 21:54:51 | 歴史と散策

 メキシコを原産地とするコスモス(秋桜)の花は、ネット検索しても4400万件あり、全国にコスモスをシンボルとする市町村が36ヶ所もある著名な花である。コスモスをテーマとする観光地も多く、植えたコスモスの数を競っている。一昨年の資料によると、北海道・遠軽町の太陽の丘えんかる公園の1000万本がトップで、京都府亀岡市・夢コスモス園の800万本が2位であったが、昨年は兵庫県加古川市志方町が4000万本、今年は群馬県板倉町に8000万本の計画?の情報が飛び交っている。実際に見学していないので数の精度や面積はわからないが、亀岡の「夢コスモス園」は近いので、10月22日トロッコ列車・京阪バスを利用して見学してきた。

「夢コスモス園」がスタートしたのは平成12(2000)年であるので、今年は10年目になる。初期に訪問した人によると、休耕田を利用した小規模なもので、2年前までは「亀岡南部地域経済会議」が運営してきたが、昨年から「夢コスモス園プロジェクト実行委員会」がバトンタッチして管理している。
 現在の面積は5ha(約15000坪)であるが、平成18(2006)年は3haの記録があるから、途中で拡大している。平成20(2008)までは、7月に種蒔きしたが、昨年から梅雨前の6月とし、8月初旬に50cmほどになった時点で途中カットすると枝別れして花数が増えて、500万本が800万本になったらしい。
 5haの敷地の中央部にある展望台に立ってぐるりと見渡したが、800万本の素晴らしさには圧倒された。
    
   10-10-22-32  展望台から眺めた花の縞模様            10-10-22-37  地上から見た花、花、花

 コスモス畑の間を歩くと、いろいろな品種があり、コスモス以外の季節の花畑が組合わされており、集団の美が楽しめる。もう一つ面白いのは、毎年同時開催される「カカシコンテスト」であり、見学者の投票で順位を決める仕掛けになっている。我々も3票を投じてきたので、朗報が待たれる。
    
   10-10-22-2281    ドラエモンのカカシ                10-10-22-2282  家族に幸福招来

 亀岡市は京都近隣で人口約10万人の小都市であるが、3大観光は「保津川下り」、「トロッコ列車」、「湯の花温泉」で、数年前に観光協会事務局長を公募して話題を呼んだ。
 昭和63(1988)年の京都国体に合わせて設置した複合的スポーツ施設に隣接して「夢コスモス園」が存在している。JR亀岡駅よりバス便もよく、訪問者も3~4万人と漸増している。最近では開園期間中の亀岡商店街の売り上げも伸び、“コスモス効果”と呼ばれている。亀岡市を歩くと町全体が観光立地を目指して頑張っている心が伝わってくる。周辺に史跡も多いので、時々訪問したいと思っている。


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