企画展「語り継がれる幕末・維新の京都」を見学

2010-08-03 19:58:56 | 歴史と散策

 今年のNHK大河ドラマは「龍馬伝」で、本屋では特別コーナーを設けており、このブログでも172号で、京都駅ビルの空中廊下で開催中の「幕末を活きた人物展」を紹介した。
   京都府立総合資料館も「語り継がれる幕末・維新の京都展」と題した企画展を7月24日~8月22まで開催しているので、覗いてみた。
            
            2010-08-02-1698  黒船の絵を用いたパンフレット

 この展覧会は、ペリ-の浦賀来航に前後して始まる幕末の歴史を語る資料からスタートし、30年後の日清戦争に勝利した時代、60年後の昭和大礼時代、明治100年に当たる昭和43年頃の時代、さらにその後の動きを示す記録・書籍・写真を通して、幕末・維新像がどのように語り継がれてきたかを紹介する企画展で、約100点の珍しい資料が年次順に展示されていた。
 私はまだ幕末・維新の時代の歴史については初心者の段階であるが、まず全体を一見して展示の構成を把握し、もう一度最初に戻って詳しく見学することにより“珍しいお宝に巡り会えた喜び”と“記録を保存継承することの大切さ”を噛みしめることができた。
 展示室にある記録・書籍・写真の解説資料をいただいたので、帰宅してから3回目の内容確認をすることができた。琵琶湖疏水を推進した北垣国道が勝海舟の死去の報に接したとき、弔意を表した手紙の文面が紹介されており、“先生の門下である坂本(龍馬)、千屋(寅之助)、望月(亀弥太)は私の信友であった”と記載している。      


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