ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

感性を磨こう!

2019年05月11日 | 俳句

 今日は昨日より暑かったですね。山口の最高気温28度と…昼間車に乗ると車内は33度でした。

 第1回目フォーユーの俳句入門教室、15人全員が揃って定刻の13時30分より開始です。俳句は初めてという方が4人いらっしゃいますので、まずはガイダンスから。

 いろいろ説明をした途中で、俳人といったらどんな人を思い浮かべますかと聞いてみると、もちろん芭蕉や一茶が…中に〝河合曽良〟という名が飛び出してビックリ!〝これはプロだね!〟というと大笑いです。河合曽良とは芭蕉の弟子で、「奥の細道」などの旅行に随伴した俳人。芭蕉の名は出てもここまではなかなか…。多かったのはやはりテレビの影響で、NHK俳壇の選者やプレバトの夏井いつきさんなど。他に、山頭火や田上菊舎が出るところはさすが山口県でしたね。

 ちなみに、田上菊舎は江戸期の俳人で、今の山口県下関市の出身、夫の死後出家して、以後半生を俳諧行脚に過ごして〝おんな芭蕉〟と言われた人です。そのため県内には菊舎の句碑があちらこちらにあります。

 今日は最初ですので兼題はなく、皆さんの俳句を添削する場はありませんでしたので、発想の転換遊びをしてみました。

 〈………くるりとパーマをかけている〉という、全国学生俳句大会で入賞した作の上五をみんなで考えてみましょうという遊びです。

 以前このブログにも書きましたが、俳句は右脳と左脳の活性化にとてもよくて、認知症予防に効果的だということ。その右脳の〝ひらめき〟を確かめるのですから、時間を掛けずに一瞬でイメージして答えて下さいと言って、聞きました。

 さあ、どんな回答が出たでしょうか?「お母さん」「大仏さま」「プードルの」などは発想が〝凡人〟、でも季語じゃないから凡人の下かしら!「子犬」や「きれいに」などは、季語でもなく音数も足りないから、これは〝才能なし〟ですよ。(大笑)「芋のつる」「風船かずら」「朝顔のつる」など季語にはなりますが、〈くるりとパーマを〉とダブって分かりすぎるから、まあ〝凡人の上位〟かな~。結局まあまあ〝才能あり〟と言えたのは「ぜんまいは」ぐらいでした。他にも「豆の花」や「入学式」「成人式」などありましたが、季語ではあっても、ちょっと合いませんしね。

 ということで、これはという発想には出会えませんでした。やっぱり頭のひらめきが年と共に鈍ってきているんでしょう。さて、さて、この子供の句はナンだったんでしょうか。答えは〝ブロッコリー〟でしたと言った瞬間、〝わあっ!〟という驚きがみんなの口から…。ナルホドですね。芭蕉が〝俳諧は三尺の童にさせよ〟と言った本意はここなんですね。

 さあ、皆さん、風薫る若葉のいい季節です。大いに外に出て、いろんなものを見て、触れて、そして、自分の感性を磨きましょう。ほら、今輝いている若葉のように!

 写真は、先日の〝偲ぶ会〟の山小屋周辺に生えていた「落葉松(からまつ)」の若葉です。本当にキレイで、輝いていましたよ!

 

 

 

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〝初心に帰れ〟

2019年05月10日 | 俳句

 今日は、関東地方では初の真夏日だとニュースで言っていましたが、こちらも…といっても、山口の最高気温は26度。まだまだ真夏日にはなっていません。

 宇部は山口県でも少し気温が低いんですよ。普通は山陽側だから暖かいでしょうと言われるのですが、意外と寒いんです。桜なども開花が遅れますし…以前萩の方へ行った時など、宇部はまだ1分2分だというのになんと満開のことがあってもうビックリ!

 宇部というところはどうも風の通り道になっているようで、昔は台風などが真上を…そう、台風の目の中によく入っていたものです。最近は進路が変って、来そうで来なくなりました。(笑) 雪なども他より結構多い。だから広島から引っ越してきた義母が、〝広島より寒いんやね~〟とビックリしていましたもの。

 昨日はフォーユーの俳画教室。もちろん生徒としてですよ。以前はブログにも私の描いた下手な絵を載せていましたが、ちょっとクレームがつきまして…。要するに〝著作権の侵害〟ということらしい。難しいことは分かりませんが、原画があってそれは私のオリジナルではないからということ。フ~ン、こういう誰が見るか分からないものに自分のものとして出せるのはオリジナルなものだけということなんですね。だから、写真なども人様の撮ったものを無断で借用するのは御法度ということなんですと。ナルホドと反省しています。

 だから写真はないのですが、第1回目の画題は〝竹〟でした。それも〝朱竹〟。墨で描くと〝墨竹(ぼくちく)〟になります。久し振りに持つ筆はなかなかいうことを聞いてくれず、何度描いてもどこかが気に入らない!と、時間切れになってしまいました。

 今年は基本に立ち返って、初心でやりたいと、挨拶で先生も言われていましたので、それで〝四君子〟の〝竹〟だったのでしょう。何事でも基本が大事です。だから、迷ったときは基本に戻るのが一番。俳句でいうなら、それはやはり〝写生〟でしょうか。

 今日の午前中は来週行う講義の打合せ、午後はフラダンスとリハビリへと、フル回転でした。リハビリは連休後初めてでしたので、あの〝令和になって〟のくじのプレゼントがありました。〝はずれ〟はいつも通りのことをということで、それが一番いい!と、思って引いたらナンと〝特賞〟と。いつもくじ運の悪い私は一度も当たったことがないのに…。人生ってこういうもんですね。(大げさ!)それで、何が当たったかって?〝階段往復を休みなしで5回〟ですって!膝が痛くてリハビリにきているのに~。要するに、5階まで一気に上がって降りてくるということ…いやそれよりシンドイかな、1階を上がったり降りたりの繰り返しですから。でもやりましたよ。その後遺症が出ないといいのですが…。

 明日はいよいよ俳句教室のスタート。夜も始まりますので、これでオシマイ!

 写真は、〝一八〟ならぬ〝ジャーマンアイリス〟です。紫が早くてもう終り、この色が少し遅れてまだ咲いています。

 

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偲ばれるより…

2019年05月08日 | 俳句

 令和元年のフォーユー文化講座が5月からまた始まりました。連休でしたので殆どが今週からで、私は今日は健康体操へ行って来ました。明日は俳画です。

 そして、土曜日の11日が私の〝俳句入門教室〟の第1回目。継続の方が11人、新しい方が4人の、計15人ですが、また気持ちを切り換えて初心で臨みたいと思います。

 この連休で薬が無くなっていましたので、体操の後はいつもの病院へ。先月の血液検査結果を見て、先生から〝いつもと変らないが、尿酸が高くなっているよ。〟と言われ、「痛風・高尿酸血症」なるパンフを頂きました。要するに食事に気を付けなさいということ。

 「尿酸値を上昇させない」ためのひと工夫

  1、水分を十分にとる  2、アルカリ性食品の野菜や海藻類は積極的に  3、アルコールは適量を守って  4、高プリン体食品は少量を楽しむ  5、牛乳・乳製品はしっかりと

 日頃から言われていることで、どれも目新しいことではありませんでした。これ以外に〝食べ過ぎない〟〝飲み過ぎない〟〝塩分控えめ〟など。これらは全て生活習慣病の予防で言われていたことで、ダイエットにも通じます。

 要するに、昔から言われているように〝腹八分目に医者いらず〟なんです。でももう手遅れでしょね。長い間の生活習慣でいろんなものが体中に付いてしまって、それを取り除くことは…特に内臓は見えませんので難しいですよ。顔や手なんかでも、何十年と手入れをしてきたでしょうが、シミやシワは増えるばかり、キレイにはなりませんもの。だから見えないところがどうなっているのか、想像しただけでオソロシイ!

 人それぞれ寿命がどれほどあるのかは誰にも分かりません。先日の〝偲ぶ会〟に参加された先輩が、〝偲ばれても仕方がないので、元気に生きて頑張りましょう!〟と仰っていました。その通りですね。ただ今を精一杯生きることだけです。

 写真は、我が家のテンちゃん。急に姿が見えなくなって捜していたら、こんなところに!主人が陶芸作品を入れて来た箱の紙屑をまだそのままにしていたんです。その箱を倒して…テンはどうもゴミの中で寝るのがスキみたい。

 

 

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兼題は〝立夏〟

2019年05月07日 | 俳句

 連休明けの今日は俳句教室でした。何だかポカンとした頭で、中身が何~にもない感じ、まるで気の抜けた風船みたい!やっぱり連休ボケなんでしょうか。また元のリズムへ戻していくにはしばらくかかりそう。

 今日の兼題は〝立夏〟でした。そう、昨日が立夏でしたから、それで決めた題なんです。この季語を使うときはすぐに思い浮かぶのがこの句。

  プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ

 石田波郷の句集『鶴の眼』に所収。私はこの句で初めて鈴懸の木がプラタナスだということを知りました。このプラタナスは、宇部市役所前の大通りの並木になっています。落葉高木で葉も大きいから夏には歩道によい日陰を作ってくれますし、冬は落葉しますので、太陽をよく通して…でも木枯しが吹く頃はちょっと寒そうかな。しかし、あの鈴のような実がたくさんぶら下がって風に揺れているのもなかなか風情があっていい。だから季節を問わず私はよく句に詠んでいます。

 「みどり」や「みどりさす」という、「新緑」の傍題の季語もあります。だからこの句は、新緑の季節になって、昼間だけではなく夜も…と言ったところがミソでしょう。本当に初夏という季節感をうまく言い当てていますね。

 教室では〈半袖の目立つけふの日立夏かな〉という句がありましたが、〈けふの日〉と〈立夏〉とがダブりますので、ちょっとくどい感じがしますね。要するになくてもよい言葉だということなんです。そこで、〈半袖の急に目立ちて立夏かな〉と直したのですが、どうも下五の〈かな〉はここでは重すぎるような…ということで、最終的には〈半袖の急に目立ちてけふ立夏〉というふうにしたんですが…いかがでしょう? こうすると、今日は半袖が急に増えたような気がするけど、どうしたのかしら…ああ、そうか、もう夏になったんだ!というような軽い驚きが感じられませんか。

 今歳時記を見ると、〈路地に子がにはかに増えて夏は来ぬ〉という、菖蒲あやさんの句が出ていました。これ見るとやっぱし類想句になるんでしょうかね。

 ところで、〝三人を偲ぶ会〟ですが、翌日はやはり雲が多くて、どんよりとした感じでした。朝食後の予定は、恐羅漢に登る人と登らずにゆっくりして帰る人に分かれましたが、私たちはR子さんの墓参りをして、おばあちゃんたちと合流しないといけませんので、一足先に山小屋を出ました。彼女とご主人と私の主人は大学の同窓生なので、よく知った間柄。お墓は少し遠くて時間がありませんでしたので、仏壇にお参りさせて貰いました。

 彼女の遺影は、ちょっとビックリしたようないつもの目をして笑っているよう。三年前に家族で北海道旅行をした時の写真だとか…スリムでしたが、それはいつも通りでちっとも病的な様子はありませんでしたのに。いろいろな検査をしてもどこにも異状はみられなかったと。じゃなぜ死んだの?と言いたくなりますが…それも全て寿命なんでしょうね。合掌!

 昨日の午後からの天気は荒れ模様で、急に大雨が降ったかと思うと、今度はゴロゴロと雷が鳴って。だから宮島口に着くと、大変なことになっていました。宮島の弥山へ登った甥夫婦と子供たちが雷のためロープウエイが停ってしまって降りてこられないんだと。連休最後なので、明日は学校や会社へ行かないと。だから、何が何でも京都まで帰らないといけないんです。でも何も連絡がないということは、無事帰り着いたのでしょうね。ああ、ヨカッタ!ヨカッタ!

 写真は、山小屋の傍にあるスキー場のリフト下に咲いていた水仙、その中にあった〝薇(ぜんまい)〟です。

 〈ぜんまいののの字ばかりの寂光土〉という、川端茅舎の句がすぐに思われました。 

   

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三人を偲ぶ会へ

2019年05月06日 | 俳句

 とうとう長い10連休も今日で終りですね。といっても、年中サンデーの我が身、恩恵をそれ程感じたわけでもありません。孫でもいれば、嬉しいこともあるかも知れませんが…。

 広島での〝三人を偲ぶ会〟から先程帰ってきました。

 5月5日の朝、義母たちを新山口駅に送り、そのまま中国自動車道へ。戸河内インターを出て、そこから牛小屋高原の山小屋へ真っ直ぐと。ナビで検索すれば分かるかと思いスタートしたのですが、ナビに見つかりません。そこで友人に聞くと恐羅漢のスキー場を目指していけばいいと教えてもらい、昔何度か行ったことあるし…まあ行けば分かるわと、簡単に考えていました。ああ、ここは確かに見覚えが…と先へ進むに従って、こんなはずじゃあなかったわ、なんともオソロシイ!道でした。いつもは仲間の誰かに連れてきて貰っていましたので、記憶があやふや…おまけに主人は初めてときています。

 〝こりゃ、夜や冬の時などは恐ろしくて運転できんぞ!ガードレールもなけりゃ、離合できるところもないし…〟〝そうやね、対向車でも来たらコワイわ~。崖から転落しそう!気を付けて…〟と言いながら、なんとか内黒峠近くへ。このあたりに先輩の遭難碑があるのよなどと言いつつ…見ると立派な遭難碑があるじゃあないですか。〝ああ、これ、これ!〟と降りて見ると名前が違う。そう言えば、昔来たときは藪の中の小さな碑だったような…。そんなところへ車が来て、クラクション鳴らして停まるじゃあありませんか。エエッ、何!と、ビックリして見るとSさんとWさんでした。

 でも、よかったです。そこからの道はサッパリで、昔の面影は全くないし…案内して貰わなかったらまたうろうろと捜さないといけないところでした。内黒峠のT先輩の遭難碑へも。その後やっと見覚えのある〝とんがり帽子の山小屋〟が見えてきました…ああ、懐かしい!何年振りでしょうか。藤原先生の碑もありました。

 最初は12時過ぎ集合が急遽15時になったので、どこで時間を潰そうかと思っていましたが、助かりました。山小屋も随分近代化されていて、電気が付くし(昔はランプでしたよ。)、トイレも簡易水洗と。中に入ると電子レンジからトースター、炊飯器…と、何でも揃っています。おまけに立派な薪ストーブが。もちろん電気炬燵も…。2階には夜具もたっぷりで、少々の人数は泊まれるようになっていました。

 世話役のSさんが夕食の材料を持ってきていましたので、みんなが集まる前に早速仕込みです。メニューは定番のカレー。そうこうするうちにM夫妻も、S先輩も到着。まだ時間があるので山に登って弁当を食べてくると。私たちは小屋の外で食べました。うう~ん、やっぱり山の空気は違うから一段と弁当も美味しい!

 スキー場のリフト下の水仙が満開で美しいよと言われて、エエッ、今頃水仙?と思って、行ってみると、ナルホド!もう咲き終わっているのもあるけど、まだまだ立派でした。ここは標高900mぐらいとか。やっぱり気温は低いんですね。

 やがてみんなが集合して、総勢14人。うち日帰り組が2人、あと12人はこの山小屋泊りです。

 早速、先輩のKさん、同級のR子さん、後輩のS子さんの写真や遺品を、今真っ盛りの八重桜の元に埋めて、冥福を祈りました。大好きだった花束も捧げて…。合掌!

 その後、山小屋の外で焚火を囲んでの偲ぶ会です。やがてビールも加わって、懐かしい話は尽きません。

 あの世で3人が私たちを笑って見ているでしょうか?きっとそうよね、だって3人一緒ですもの。華やかで世話好きのS子さん、漫談よりも面白いKさん節。それらを黙ってニコニコと聞いているR子さん、でも時々ボソッと呟くのが何とも辛らつな言葉。そんな個性的な3人ですから、きっとあの世でも話が弾みそう!だから、きっと淋しくないよね。

 散散話してたら、すぐ7時に…でもまだ明るい。日が長くなったもんです。日帰りの2人を見送って、小屋へ。夕食後はMさんの準備してくださったスライドショーです。大学時代の頃から(みんな若い!)卒業後のOB合宿の様子。スイスやカナダ・アメリカ・エベレストへ…と世界にわたっての山行きの写真の数々もです。ああ、懐かしい藤原先生の顔も!

 〝去る者は日々に疎し〟なんていいますが、そんなことはありませんよ。美しい山々の思い出と共にしっかりと心に刻み込まれていますもの。一生忘れることはないと…。

 スライドショーが終っても、話は尽きることなく…、でも、もう休みましょうかと言って、寝たのは何時頃だったのかしら?。外の冷たい山水で歯を磨き顔を洗って見上げた空。ちょっと曇ってはいましたが、星がキラキラッと…オヤスミナサイ!

 長くなりましたので、次の日のことはまた明日ね。ああ、日帰りの先輩がたくさん筍を掘って持って来て下さいました。本当にアリガトウございま~す。

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みどりの日ですよ!

2019年05月04日 | 俳句

 今日も快晴、降水確率0%。ウレシイ!この天気でこのところ草取りがとても捗っています。このように太陽のもとで草を取っているとかなり汗をかいて、これを2、3日も続ければ、すぐに1㎏のダイエットになりそう。ウッ、フ、フ……

 しかし、働いた分だけお腹もすくので、しっかり食べて結局は同じかな。でも同じならそれの方が健康的!

 明日は朝から広島へ出かけます。最近立て続けに亡くなった2人を偲ぶ会が広島の山小屋で…と思っていましたら、いつの間にか3人を偲ぶ会になっていました。2年先輩のKさんが加わっていて、もうビックリです。

 〝二度あることは三度ある〟といいますが、やっぱり本当なんですね。同級生と2年下の後輩、2年上の先輩なんですが、まるで前も後も塞がれているという感じでしょう。つくづく年を思い知らされます。

 今日は〝みどりの日〟です。平成元年昭和天皇の崩御にともない、それまでの「天皇誕生日」4月29日を改称し、〝自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ〟という趣旨の国民の祝日、「みどりの日」として定められましたが、平成19年からは5月4日になったのです。

  体内の水の流れやみどりの日     和田悟朗

 人間の体は約60%の水でできているといわれていますね。胎児のときは体重の約90パーセント、新生児で約75パーセント、子どもでは約70パーセント、老人になると50~55パーセントが水で満たされているんだそうな。

 だから、体内の水不足はさまざまなトラブルを引き起こす原因になっているのです。例えば熱中症や脱水症状など、水分不足が引き起こす危険な状態ですし、体温が2度でも上がると体調を崩してしまい、場合によっては死に至る危険性も出るという。それゆえ「のどが渇いたな」と思ったときには、すでに体内の水が不足しているという注意信号なんですから、しっかり水分補給をしないといけません。特に老人は(笑)既に体内の水が少なくなっているんですからね。

 植物も根や葉から水分を吸収して生きていますので、水分が足りなくなるとすぐに枯れてしまいます。ということは全ての生物が水なくしては生きていけないということ。もっともなことです。

 このように水の流れによって、全てが生き生きとして…即ち〝みどり〟でいられるということでしょうか。だから緑は生命の色なんですね。だって生まれたばかりの赤ちゃんも〝嬰児(みどりご)〟というでしょう。ほら!

 写真は、我が家の花たちの〝躑躅(つつじ)〟で、晩春の季語です。後のは、1つの木に赤と白の花が混ざって咲くもので、随分前に買って植えたのですが、ひとつも成長しません。なぜかしら?土が合わないのでしょうか?紅白の椿を源平咲き椿というので、私がかってに〝源平咲きつつじ〟と名付けています。

 

 

 

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憲法記念日ですよ!

2019年05月03日 | 俳句

 とうとう連休も残すところあと3日となりました。今日も快晴、というより気温がグッと高くなって、もうすっかり夏ですね。久し振りに大通りを走ると、すっかりみずみずしい新緑が眩しいほどに町中を覆っていました。

 写真は、山口大学病院の周辺の街並みです。並木の楠の若葉が…それに躑躅(つつじ)が映えてとてもキレイでした。まさに五月!…という感じでしょ。

 今日は11時の約束で車の6ヶ月点検にディーラーへ。私の車はもちろんマツダ…、そのデミオですが、さてこの車種にして何台目でしょうか?一番手頃で乗りやすいし、そこそこ満足感もあって気に入っています。しかし、最近の軽自動車はみな大きくなって、私の方が小さく見えます。普通車なのに~と、負けている感じ!以前はトヨタのマークⅡやマツダのMVPなどに乗っていましたが、大きいのは駐車したりするのが大変で、運転しなくなりました。だから最初は私専用に中古の軽自動車に乗っていましたが、余りにも心許なくて普通車に買い換えたんです。しかし、二人ともに退職してからは非常に不経済なので、私のはそのままで今度は主人が軽自動車に。だからどこかへ出掛ける時は殆どデミオなんです。

 今回はディーラーに行くと、〝おかげさまで、山口マツダは65周年〟のキャンペーンくじがありました。もちろん引きましたが…分かるでしょ!残念、参加賞でした。でも、参加賞はバームクーヘンでしたので、まあまあかな。

 5月3日は〝憲法記念日〟。大日本帝国憲法に次ぐ日本第二の近代憲法、現行の日本国憲法が施行された昭和22年のこの日を記念する国民の祝日です。

 このような季語を詠むのは難しい!まず音数が長いので、季語の本意を生かそうにもすぐ字数が足りなくなります。だから一発で言い留めないと…という感じなんですが、その言葉がなかなか見つかりません。他にもいろいろ長い季語はありますが、私は、「勤労感謝の日」とか「バレンタインの日」ぐらいで、この季語は詠んだことないですね。

  手毬咲きぬ山村憲法記念の日     水原秋櫻子

 秋櫻子の第13句集『幻魚』(近藤書店・1957年)に所収。〈手毬咲きぬ〉というのは、「大手毬」と「小手毬」のどちらの花でしょうか?手毬のような球状の花が集まって咲くのは似ていますが、小手毬はバラ科、大手毬はスイカズラ科なんですって!でも、どちらも真っ白な花というのは同じ。それが咲いているのは静かな山村なんです。やれ改憲やら反対やらと騒々しい都会からは遠くて、何事もなく平和な日常なんですよ。この取り合せの妙がこの句の命です。さすが秋櫻子先生ですね。参りました。こういう時って、季重ねや字余りなんか全く気にならないでしょう?こういうところもしっかりと学んで下さい。

 

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八十八夜ですって!

2019年05月02日 | 俳句

 今日は久し振りの快晴!降水確率も0%のウレシイ一日でした。それで、早速溜まっていた洗濯物を…でも多すぎて一回では無理みたい…。

 テレビではいろいろ報道されていましたが、こちらでは一体どこに〝祝賀ムード〟があるのだろうという感じです。新天皇・皇后両陛下にはさまざまな儀式がありとても大変なんでしょうが、何事もない静かな毎日で、アリガタイこと!

 ところで昨日の5月1日は「メーデー」、世界各国で行われる労働者の祭典で、春の季語、と書きかけて、『角川俳句大歳時記』を見ると、初夏と…エエッ??? だって立夏は5月6日なんだからまだ春でしょうに!

 同じ角川出版の『合本俳句歳時記』は春。三省堂の『ホトトギス俳句季題便覧』も春です。どうなっているんでしょうか。確かに今ではメーデーも大衆化され、親睦を深めるイベントの色彩が強くなって、夏めいた感はありますが…。でも、このように日にちがはっきりと決まっている季語はやはり暦に則って詠むべきでしょう。鑑賞もそうするべきだと、私は思いますが…。雰囲気や感じで季語が変わるというのはどうでしょうか?それとも何かのミス?

 〈雪のこるメーデーへ来て加はりぬ  安東次男〉や〈ねむき子を負ひメーデーの後尾ゆく  佐藤鬼房〉などの句を見ても、これはやはり晩春の…、そう、夏が来る前の物憂いような情感でしょう。皆さんはどう思われますか?

 それはさておき、今日は「八十八夜」なんですよ。立春から数えて八十八日目。これは『角川俳句大歳時記』でも間違いなく晩春になっています。どちらかというとこちらの方が初夏の感じがしますがね~。だって「夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る…」の小学唱歌、「夏も近づく」だから確かにまだ春、でも「若葉が茂る」は「若葉」も「茂る」も夏の季語ですものね。

  八十八夜体叩いてとびまはる     飯島晴子

 句集『春の蔵』に所収。『飯島晴子の百句』(奥坂まや著・ふらんす堂)を見ると、

 〝「八十八夜」の季語は、活気と輝きに充ちている。野にも山にも若葉が茂り、空には、来るべき夏を感じさせる光線が眩い。「ハチジュウハチヤ」という響きも、衝撃をもって弾む。「八十八夜の別れ霜」といわれるように気温がようやく安定する頃なので、農家は、この日をめどに本格的な作業に取り掛かる。苗代の籾蒔を初め、様々な作物の種を蒔く。茶畑では新茶を摘み、養蚕では掃立てが行われる。季語の本質を結晶として取り出し、具体的な形を与えると、まさに掲句の様態となる。〟と。

 「季語の本質を結晶として取り出し、具体的な形を与える」と…、それが「体叩いてとびまはる」という具象になったということなんですが、なかなかこうは詠めませんよね。とても大胆な句だと感心します。

 写真は、今日の青空と「柿若葉」。心が洗われるようです。これからは毎日こうだといいですね。

 

 

 

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令和元年ですよ!と、〝ホーホケキョ〟

2019年05月01日 | 俳句

 とうとう新しい年が明けました…と、まるで新年のような大きな見出しの新聞が届きました。〝新天皇陛下即位〟という見出しで。しかし、何かにつけて〝令和、令和〟と大騒ぎしていたのは昨日までで、今日のなんと静かなこと!

 雨は止んでいますが、空は曇りの日頃よりも静かな…私には何ごともない1日が過ぎようとしています。

 テレビなどでは、平成最後の結婚式や令和最初の…などと取上げられ、出産日もわざわざこの日に延ばしたり早めたりとか…。まあ私など自分の結婚記念日など正確に覚えていませんので、これなら絶対に忘れないでしょうね。だったら離婚などせずに最後まで添い遂げてください。

 ところで、山口県萩市では、1日に婚姻届を提出した夫婦に吉田松陰の筆跡で「令和」と書かれたオリジナルの萩焼コップをペアで贈ると新聞に出ていました。婚姻届は午前0時~午前1時と午前8時半~午後5時に、市役所本庁で受理するらしい。このコップは、27日~5月6日、市内の道の駅など19箇所で3,000円以上買物をした先着約1400人にもプレゼントすると。

 この萩市のコップの「令和」の文字ですが、この字の原典が27日から萩博物館で公開されています。松陰が野山獄にいた1855年3月27日、高弟の妻木弥次郎に宛てた書簡です。弟子を指導する際に中国の古典などの学習に力を入れるよう助言する内容で、「令」と「和」が別々の箇所に、松陰の字の特徴である右肩上がりの行書体で書かれているそうです。一枚の紙に令和の字がある松陰書簡は他にはないと。こんな形で自分の字が日の目を見るなんて、松陰先生も驚いているかも。写真は、新聞のをお借りしました。

 今日は今からテレビで〝阪神対広島戦〟を見ようと待ち構えている主人ですが…雨のため開始が遅れていますと。3位の阪神と4位の広島は今のところ1ゲーム差ですから、今日の試合でどうなるんでしょうか。フレーフレーカープ!

 折角8連勝して5割に戻したというのに、このところ3連敗ですよ!5月は〝鯉〟の季節、昔の悪い夢を追い払って勢いに乗って下さいよ。しかし、甲子園の空がもつでしょうか?心配です。

 昨日、常盤公園で逢ったYさんからステキなプレゼントが届きました。美郷手仕込み梅酒〝ホーホケキョ〟です。

  徳島県美郷地区は四国三郎で名高い吉野川の南岸、山あいに位置し、梅とホタルの里として有名。「竜峡小梅」という品種の小梅の栽培が盛んで、徳島県吉野川市美郷は日本で初の「梅酒特区」に認定されています。そんな美郷で免許第1号を取得した「東野リキュール製造場」の『美郷手仕込み梅酒 ホーホケキョ』は、グラスに注ぐと豊潤な梅の香りが広がります。度数は低めで酸味を抑えてあるため、すっきりとしていて女性にも人気。 美郷でも特に一級品の梅を使用し、焼酎も徳島の酒造メーカーのものを使用。材料や製法にもこだわっていますと、パンフにありました。

 とってもカワイイデザインの瓶に琥珀色の梅酒…今日という記念の日に是非頂きましょう。有り難うございました。

 では、先程試合が始まりましたので、今日はこれでオシマイ!

 

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