ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝雨〟は?

2019年05月20日 | 俳句

 今日は大雨とまではいきませんでしたが、一日中しっかりと降りました。しかし、屋久島の方では大雨による土砂崩れのため登山者ら300人以上が孤立していたとか。でも全員救助の報でホッとしましたが、まだ梅雨前だというのに…今年の水害などが思いやられますね。

 じゃあ雨とは、〝困りもの〟、いや〝有り難いもの〟、さてどちらでしょうか。なければ、これ全ての生き物の生死にかかわってくるし、あればあったで多すぎると、これまた生命を脅かす、本当に厄介なもの。科学がどんなに発達しようとも、人間の力の及ばないところにあるもの、即ち〝神の領域〟にあるものだからなんです。それで大昔から人はただ祈ることしかできずにそのための様々な神事が今に至っても残されているのです。これがもし人間の手でどうにかなるということになりでもしたら…、それはまたそれで、考えただけでオソロシイ!

 今では人さえも、〝子供は天からの授かりもの〟とか〝コウノトリが運んでくる〟などというような神秘性は失われて、人工的に作り出すことの出来るものになってしまったんですもの…ついこの前までは誰も思わなかったことでしょうからね。

 ところで、〝畏怖〟ということばがありますが、その「畏」という字は「鬼+卜」からなり、「鬼」は、普通と違った形のものの象形で、「卜」は、むちの象形なんです。怪しいものがむちを持つさまから、「おそれる」の意味を表わすのですが、他に「うやまう」や「かしこまる」という意味の、人知の及ばない崇高で偉大なるものに対する感情を表わす言葉でもあります。昔からそういう目に見えない、人の力ではどうすることもできないものに対する〝畏れ〟の心情が信仰へと進み、〝敬う〟という心をも植えつけていったのではないでしょうか。だからこの〝畏れ〟の心情を失ったとき、人は尊大に成り横暴になっていくような気がします。人生には〝怖いもの知らず〟よりも〝怖いもの〟のある方が〝驕慢〟にならずにいいような気がします。要するに〝驕れるもの久しからず…〟なんですよ。何でも…ね。

 今携帯を見ると、〝宇部市にも、豪雨予報、強い雨20mm/h〟というメールが15時頃に入っていました。その頃はリハビリに行って運動をしていましたので、気がつきませんでした。これは気を付けなくっちゃ…。先程もニュースで全国あちらこちらで強い雨が降るので警戒を!と伝えていましたよ。お互いに気を付けましょうね。

 写真は、今日の午前中宇部市芸術祭運営委員会の会議で文化会館へ行きました。その時渡辺翁記念会館前の駐車場の新緑のメタセコイアがキレイでしたので撮ってきました。4枚目はメタセコイアの実なんですよ。2㎝ほどのカワイイ松ぼっくりでしょ! 5枚目は4月12日に撮ったもの。まだ芽が出かかったばかりですが、裸木の時のメタセコイアもスッキリとしていて好きですよ。

 

 

 

 

 

 

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