ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

三人を偲ぶ会へ

2019年05月06日 | 俳句

 とうとう長い10連休も今日で終りですね。といっても、年中サンデーの我が身、恩恵をそれ程感じたわけでもありません。孫でもいれば、嬉しいこともあるかも知れませんが…。

 広島での〝三人を偲ぶ会〟から先程帰ってきました。

 5月5日の朝、義母たちを新山口駅に送り、そのまま中国自動車道へ。戸河内インターを出て、そこから牛小屋高原の山小屋へ真っ直ぐと。ナビで検索すれば分かるかと思いスタートしたのですが、ナビに見つかりません。そこで友人に聞くと恐羅漢のスキー場を目指していけばいいと教えてもらい、昔何度か行ったことあるし…まあ行けば分かるわと、簡単に考えていました。ああ、ここは確かに見覚えが…と先へ進むに従って、こんなはずじゃあなかったわ、なんともオソロシイ!道でした。いつもは仲間の誰かに連れてきて貰っていましたので、記憶があやふや…おまけに主人は初めてときています。

 〝こりゃ、夜や冬の時などは恐ろしくて運転できんぞ!ガードレールもなけりゃ、離合できるところもないし…〟〝そうやね、対向車でも来たらコワイわ~。崖から転落しそう!気を付けて…〟と言いながら、なんとか内黒峠近くへ。このあたりに先輩の遭難碑があるのよなどと言いつつ…見ると立派な遭難碑があるじゃあないですか。〝ああ、これ、これ!〟と降りて見ると名前が違う。そう言えば、昔来たときは藪の中の小さな碑だったような…。そんなところへ車が来て、クラクション鳴らして停まるじゃあありませんか。エエッ、何!と、ビックリして見るとSさんとWさんでした。

 でも、よかったです。そこからの道はサッパリで、昔の面影は全くないし…案内して貰わなかったらまたうろうろと捜さないといけないところでした。内黒峠のT先輩の遭難碑へも。その後やっと見覚えのある〝とんがり帽子の山小屋〟が見えてきました…ああ、懐かしい!何年振りでしょうか。藤原先生の碑もありました。

 最初は12時過ぎ集合が急遽15時になったので、どこで時間を潰そうかと思っていましたが、助かりました。山小屋も随分近代化されていて、電気が付くし(昔はランプでしたよ。)、トイレも簡易水洗と。中に入ると電子レンジからトースター、炊飯器…と、何でも揃っています。おまけに立派な薪ストーブが。もちろん電気炬燵も…。2階には夜具もたっぷりで、少々の人数は泊まれるようになっていました。

 世話役のSさんが夕食の材料を持ってきていましたので、みんなが集まる前に早速仕込みです。メニューは定番のカレー。そうこうするうちにM夫妻も、S先輩も到着。まだ時間があるので山に登って弁当を食べてくると。私たちは小屋の外で食べました。うう~ん、やっぱり山の空気は違うから一段と弁当も美味しい!

 スキー場のリフト下の水仙が満開で美しいよと言われて、エエッ、今頃水仙?と思って、行ってみると、ナルホド!もう咲き終わっているのもあるけど、まだまだ立派でした。ここは標高900mぐらいとか。やっぱり気温は低いんですね。

 やがてみんなが集合して、総勢14人。うち日帰り組が2人、あと12人はこの山小屋泊りです。

 早速、先輩のKさん、同級のR子さん、後輩のS子さんの写真や遺品を、今真っ盛りの八重桜の元に埋めて、冥福を祈りました。大好きだった花束も捧げて…。合掌!

 その後、山小屋の外で焚火を囲んでの偲ぶ会です。やがてビールも加わって、懐かしい話は尽きません。

 あの世で3人が私たちを笑って見ているでしょうか?きっとそうよね、だって3人一緒ですもの。華やかで世話好きのS子さん、漫談よりも面白いKさん節。それらを黙ってニコニコと聞いているR子さん、でも時々ボソッと呟くのが何とも辛らつな言葉。そんな個性的な3人ですから、きっとあの世でも話が弾みそう!だから、きっと淋しくないよね。

 散散話してたら、すぐ7時に…でもまだ明るい。日が長くなったもんです。日帰りの2人を見送って、小屋へ。夕食後はMさんの準備してくださったスライドショーです。大学時代の頃から(みんな若い!)卒業後のOB合宿の様子。スイスやカナダ・アメリカ・エベレストへ…と世界にわたっての山行きの写真の数々もです。ああ、懐かしい藤原先生の顔も!

 〝去る者は日々に疎し〟なんていいますが、そんなことはありませんよ。美しい山々の思い出と共にしっかりと心に刻み込まれていますもの。一生忘れることはないと…。

 スライドショーが終っても、話は尽きることなく…、でも、もう休みましょうかと言って、寝たのは何時頃だったのかしら?。外の冷たい山水で歯を磨き顔を洗って見上げた空。ちょっと曇ってはいましたが、星がキラキラッと…オヤスミナサイ!

 長くなりましたので、次の日のことはまた明日ね。ああ、日帰りの先輩がたくさん筍を掘って持って来て下さいました。本当にアリガトウございま~す。

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