ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

エールの〝鐘の鳴る丘〟

2020年10月21日 | 俳句

 今日は午前中は晴れですが、午後からは崩れて雨の予報でした、…しかし、予報は外れて、夕方までしっかりいいお天気でしたよ。

 実は今日は朝から定例の吟行会。娘が言うには、〝前日の天気予報では朝から雨だったのに…この吟行会の時はいっつも晴れてるわよね~。やっぱり晴れ女なんじゃあね~〟と。でしょう。ウフフッ…

 吟行地へ行く途中の車の中で、私が主人に〝今朝のアレ、黄色いだったわよ〟と言ったので、主人が〝ああ、鐘の鳴る丘か?〟と。すると、娘がすぐに話に入ってきて〝あのエールの歌のこと?なら歌ってみて?〟というので、二人で歌いました。

 そもそも今朝の話のことなんです。朝ドラが始まって〝ねえ、池田二郎というのは菊田一夫のことなのよね。名前が余り似てなかったので、ワカランかったわ。古関裕而は古山祐一だから何となく似てるのに…〟

〝……ふうん、そうか…〟〝あの鐘の鳴る丘、歌は知ってるけど、ラジオドラマは聞いたことないわ〟〝おれは聞いたことあるぞ…(歌い出す)…〟私も一緒に…。〝緑の丘の 赤い屋根 とんがり帽子の 時計台 鐘が鳴ります キンコンカン……その後なんだったっけ?〟すると主人が〝メイメイ子山羊も 鳴いてます 風がそよそよ 丘の家…う~ん、次は?…ああ、大きなお窓は おいらの家よ…だったかな?〟〝それ違うんじゃない。大きなは絶対おかしいわよ。もしかしたら、白い小窓は…じゃないの?孤児たちの家なんだから大きいじゃなくて小窓だと思う…〟と。結論は出ないまま主人は体操へ。

 その後ドラマで、子どもたちの歌う場面となって聞いていると、「黄色いお窓は…」が正解でした。私がここに色を感じたというのは、あながち…でしょう。色違いですが…。でも白もいいと思いません?アハッ…

 今考えて見れば、緑と赤と黄色と、この歌のなんとカラフルなこと!敗戦後の暗い時代にしては全く見かけられないような洒落た洋風の建物が見えてきますし、そこには子山羊がメイメイと…とてものどかで平和な世界が広がっています。この「鐘の鳴る丘」の歌詞にもメロディーにもどこにも戦争孤児たちの悲惨さや暗さは感じられません。だからこのドラマや歌が当時の日本のあらゆる人々を元気にし、明るい未来への希望をもたらしてくれたんですね。

 戦争で亡くなったり、大変な苦労をしてガンバってこられた、こういう人々のお陰で、今日のような平和な日本になれたのですから、私たちはこれを大事に守っていかなくては罰が当たりますよね。

 これからこのドラマは、日本の復興の証である東京オリンピックへ向かっていくのでしょう。今年の2020年の東京オリンピックは延期になりましたが、来年は?…今のコロナの様子では何とも言えませんね。もう今年も残すところ2ヶ月余りになってしまいました。わあっ、どうしょう。時の経つのがオソロシイ!

 今日の吟行会の話は、また長くなりましたので、次の日にでも。では、オヤスミナサイ!

 写真は、八重の木槿(むくげ)です。我が家のは〝底紅〟で、これもそのようですが、ご近所の花。どっちも初秋の季語ですが、秋の終り頃まで長く咲いています。花言葉は、「信念」と「新しい美」。ムクゲの古い学名は「Althaea frutex(低いタチアオイ)」ということから、タチアオイと同じ「信念」という花言葉が付いています。これは、十字軍のシリア遠征の際にタチアオイが持参されたことに由来します。「新しい美」は、次々と新しい花を咲かせることにちなんで付けられました。

コメント (4)
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