植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

◇東山・卯辰山山麓寺院群体験レポート(No.8完)

2011-12-30 06:14:19 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その30(No.117)

◇東山・卯辰山山麓寺院群体験レポート(No.8完)

15)月心寺(げっしんじ、遭洞宗)
  開山は慶安3年(1650)、万冶元年(1658)油木山
  蓮昌寺跡の当地に移った。
  月心寺には金沢の茶道の祖といわれる仙叟宗室と仙
  叟が京都より迎えた大樋長左衛門代々の墓があり、
  茶室・直心庵は天保の頃の一井庵の古材を使用して
  おり、毎月23日には茶会が行われています。
■写真は山門


■写真は大樋長左衛門代々の墓


■写真は仙叟宗室の墓


16)心蓮社(浄土宗)
  寛永14年(1637)当地に三代藩主利常から1780歩
  が下賜され当地に移転した。
  「目開きの阿弥陀」と呼ばれる阿弥陀三尊来迎図が
  あり、樹林に囲まれた遠州流庭園は金沢市指定文化
  財になっています。
■写真は山門


■写真は本堂


17)光覚寺(浄土宗)
  庭園が美しいことが知られていますが非公開のようです。
  光覚寺では夕方と平日の朝に鐘を撞いています。飴買い
  幽霊伝説のお寺としても知られています。
■写真は山門


■写真は飴買い供養尊

◇東山・卯辰山山麓寺院群体験レポート(No.7)

2011-12-27 05:01:34 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その29(No.116)

◇東山・卯辰山山麓寺院群体験レポート(No.7)

12)全性寺(日蓮宗)
  天明6年(1786)に現在地に移った。当寺び不動明
  王は十代藩主重教の守り本尊で、重教が世嗣になっ
  た宝暦3年(1753)重教の生母実成院から預けられ
  たものである。
  大きなわらじをかけた仁王門が有名。わらじは健康
  と健脚を願って奉納されたものです。山門は金沢市
  指定文化財になっています。
■写真は山門


■写真は本堂


13)妙泰寺(みょうたいじ、日蓮宗)
  越前脇本の有力寺院の一つであった妙泰寺住持日仁
  上人が来沢し、慶長15年(1610)に建立しました。
  2世日成のときに前田利家の4女豪姫の娘(理松院、
  玉泉院(前田利長の妻)の養女) が檀越になったと
  伝えられています。
  表門は寺院には珍しい高麗門の形式をとり、両脇に
  築地塀がつくものの小規模です。建立年代は不詳で
  すが、細部様式から19世紀初頭のものと推測される。
  また、寛政11年(1799)の大地震で倒壊しているこ
  とから、その後再建されたものと考えられています。
■写真は山門


■理松院五輪の墳墓



14)蓮覚寺(れんかくじ、日蓮宗)
  開山は元和2年(1616)、(寺の記録では慶長6年
  善行院日安が開山)七面大明神の木像があることに
  より「七面さん」として有名です。
  辰巳用水を開墾した坂屋兵四郎の墓と伝えられるも
  のがある。

◇東山・卯辰山山麓寺院群体験レポート(No.6)

2011-12-23 05:16:39 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その28(No.115)

◇東山・卯辰山山麓寺院群体験レポート(No.6)

10)本光寺(ほんこうじ、法華宗)
  二代藩主利長に伴い守山、富山、高岡、泉野寺町、小
  立野など転々とし、慶安3年(1650)三代藩主利常か
  ら現在地に900坪を給わり建立。現在は2000坪の境内。 
  本光寺の敷地には広大な樹林もあります。山門は金沢
  市指定文化財になっています。本光寺の本堂の門の彫
  刻も一見の価値があります。
■写真は山門


■写真は本堂



11)妙国寺(みょうこくじ、日蓮宗)
  開山は慶長19年(1614)富山妙国寺の住職身命院日
  全の創建による。
日蓮作と言われる大黒天像(耳鼻治癒)を安置してい
  るため、大黒寺とも呼ばれる。大黒堂は当寺11代孝
  寿院目亀の時に建立。洗い仏(上行菩薩)は諸病治癒。
  仏の前に廻りお祈りし、備え付けの”たわし”で病気
  の箇所を念じながらこすることです。
  焦門中興の人と称された俳人成田蒼礼の墓がある。
  山門は金沢市指定文化財になっています。
■写真は山門


■写真は大黒天堂


■写真は洗い仏

◇東山・卯辰山山麓寺院群体験レポート(No.5)

2011-12-20 05:19:09 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その27(No.114)

◇東山・卯辰山山麓寺院群体験レポート(No.5)

8)龍国寺(りゅうこくじ、宗道宗)
  宝円寺八世虎白禅師が前田利家の出世開運を願い当地
  に建立。昔は”太鼓寺”ともいわれた。
  赤い鳥居が続く階段を登っていく参道は独特の雰囲気
  があります。樹林にかこまれていて幽玄な雰囲気につ
  つまれています。
  大正9年(1920)には加賀友禅の祖といわれる宮崎友
  禅斎の碑や墓が発見された。友禅堂茶室もあり、毎年
  5月17日に友禅忌として祭典が行われています。
■写真は鳥居階段


■写真は本堂


■写真は宮崎友禅斉の墓  




9)三宝寺(さんぽうじ日蓮宗)
  漢文11年(1671)に小松から移転。小松にあった時
  は三代藩主利常の生母寿福院の位牌所であった。  
  痔の病気に効果があるといわれる秋山尊が安置されて
  います。三宝寺のすぐ横に竹林に囲まれた本光寺の昔
  の墓場があります。
■写真は山門


■写真は本堂

◇東山・卯辰山山麓寺院群体験レポート(No.4)

2011-12-17 04:55:21 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その26(No.113)

◇東山・卯辰山山麓寺院群体験レポート(No.4)

6)誓願寺(せいがんじ、浄土宗)
  当寺の観静音大菩薩は歯痛治癒で知られ、武具を持っ
  た弁財天は琴、三味線、裁縫の上達祈願をした。  
  金箔製造に功労のあった越野佐助、氷室饅頭の元祖と
  いわれる道願屋彦兵衛、飴の創始者の飴屋弥兵衛など
  の墓があります。




7)真成寺(しんじょうじ、日蓮宗)
  真成寺では加賀三代藩主前田利常が深く信仰した鬼子
  母神が祀られており4月29日に人形供養がおこなわ
  れます。江戸中期の名優中村歌衛門の碑があります。
  貫文11年(1671)当地に移った。泉鏡花「鶯華径
  (おうかけい)」の舞台でもある。

■写真は山門(2011.2月撮影)


■写真は山門手前のざくろ


■写真は中村歌衛門代々の墓

◇東山・卯辰山山麓寺院群体験レポート(No.3)

2011-12-13 04:53:30 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その25(No.112)

◇東山・卯辰山山麓寺院群体験レポート(No.3)

5)西養寺(さいようじ、天台宗)
  藩祖利家、二代利長から信仰が厚かった当寺は慶長17
年(1612)眺望絶景の当地に移転。加越能の天台宗の
触頭。ゆうれい釜、目が動くと言われる掛軸がある。
本堂と鐘堂が金沢市の指定文化財で、鐘楼の軒瓦は梅
鉢紋である。樹林は金沢の保存樹林に指定されていて
桜、新緑、紅葉などが楽しめます。
  江戸時代のすごろくの振り出しにこの西養寺が載って
  いる。ちなみに上がりは白山比神社である。
■写真は山門


■写真は本堂


■写真は目が動く掛け軸


■写真はゆうれい釜


■写真は鐘楼

◇東山・卯辰山山麓寺院群体験レポート(No.2)

2011-12-09 05:20:59 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その24(No.111)

◇東山・卯辰山山麓寺院群体験レポート(No.2)

2)慈雲寺(じうんじ、法華宗)
  天正5年(1577)の建立で、前田利家の剣道指南役富
  田(とだ)家の菩提寺。寺蔵の多聞天は、9代藩主重
  靖の守り本尊で毎年10月金沢城中に迎え、拝礼する
  こととした。
  4代富田越後守重政は人持組13,670石
■写真は山門

■写真は本堂



3)蓮昌寺(れんじょうじ・日蓮宗)
  元禄15年(1702)以前の建立で金沢5大仏のひとつ
  丈六(一尺六寸)の釈迦如来立像が安置されている。
  3代藩主利常の生母寿福院の祈祷所。
  享保21年(1736)の大火があったが、像は難を免れ
  た。蔵は西方浄土があるということで、お顔が真西を
  向いており、西日のあたる夕方はは神々しく見えると
  言われております。再建の際に浄財が集まらなかった
  ため顔と手のみ金箔塗られている。
  泉鏡花の小説「縷紅新草」の舞台でも知られ、墓地に
  は珠姫の護衛として江戸から来た多羅尾家の墓、芭蕉
  ゆかりの俳人秋之坊の碑もある。
  山門は、金沢城の表門と同形の高麗門。普通の屋根以
  外に左右の控柱の上にも屋根があるのが特色である。
  



4)来教寺(らいきょうじ、天台宗)
  来教寺は西養寺関連のお寺で、六地蔵菩薩は学業向上、
  開運出世、病気平癒に御利益があると言われています。
  占い寺として有名で年の暮には富くじが引かれ、当選
  すれば翌春3人が讃岐の金毘羅に行けた。
  本堂内陣は珍しい神社様式で、左側が金毘羅宮を中心
  とし、右側は阿弥陀如来を祀り、馬頭観音、不動明王、
  毘沙門天を配している。
  金沢出身の文化勲章受章者蓮田修吾郎寄贈の「多宝如
  来」「多宝塔」がある。

■写真は山門


■写真は「多宝如来」「多宝塔」

■写真は六体地蔵

◇東山・卯辰山山麓寺院群体験レポート(No.1)

2011-12-06 04:51:08 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その23(No.110)

◇東山・卯辰山山麓寺院群体験レポート(No.1)

 ひがし茶屋街から卯辰山山麓に位置する卯辰山山麓寺院
群には現在でも43の寺や5神社が集まっている。金沢で
は金沢城を囲むように、寺町、小立野と3つの寺院群が今
でも残っている。

 このように寺が密集するようになったのは、三代利常が
金沢市区と道路の大幅改正を行った際に、各所に散らばる
寺を”寺町台地”と卯辰山山麓”に集めたと考えられる。
 卯辰山寺院群に集まる寺が日蓮宗や禅宗の寺が多く、檀
家の数に頼るよりも、さまざまな職業団体や商人との結び
つき、あるいは祈願や占い、手相見、相談ごとなどで寺と
庶民が交わってきたことの表れではないか。裏返していえ
ば「浄土真宗の寺を排除して造られた町」これが金沢の寺
院群に秘められた歴史であり、最大の特徴である。
 寺院群のもう一つの目的は軍事的防衛線、防衛地帯とい
う点では、金沢以外の城下町にも共通している。

私は観光ボランティア「まいどさん」に入っているが、そ
の16期生の「よるまっし16会」の勉強会でメンバーの
案内で回った記録です。

1)宇多須神社
  藩政時代ここに前田利家を祀る卯辰八幡宮がありまし
  た。北方を守る神(鬼門封じ)として、二代藩主利長
  が創建。明治6年(1873)尾山神社に遷宮されるまで
  武士は月2回(1、15日)参拝していた。遷宮された
  跡に宇多須神社と名前を改めた。
  金沢五社のひとつです。

■写真は本宮


■写真は鳥居右の狛犬(逆立している)


■写真は鳥居左の狛犬

加賀市大聖寺の観光スポット体験レポート その3

2011-12-02 04:48:24 | 日記


加賀市大聖寺の観光スポット体験レポート その3(109)

◇長流亭
 江沼神社の敷地の一角には火災を逃れた茶室「長流亭」
があります。長流亭は大聖寺藩3代藩主前田利直の休息
所としてつくられ、重要文化財になっています。江沼神
社や庭園は無料で見学できますが長流亭は前日までに予
約が必要で料金は400円です。



◇江沼神社
 江沼神社は菅原道真と藩祖前田利治を祀った神社で昭
和9年に火災にあいましたが再建されました。兼六園の
影響を受けてつくられた江沼神社の池泉回遊式庭園も復
元されてつくられたものですが加賀市指定名勝になって
おり見る価値はあります。



◇時鐘堂
 大聖寺時鐘は2代藩主前田利明によって寛文7年(1667)
につくられた。当時の鐘楼は3.6m平方で高さ5.7m
あった。その後、度々火災にあい、最後は昭和9年(1934)
の大火にあい再建されなかった。かつての場所は現大聖寺
地区会館の右隣りにあった。平成15年に再建された。