植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

◇金沢の芭蕉句碑を訪ねる(2) 成学寺、本長寺

2013-12-30 04:51:32 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その214(No.378)

◇金沢の芭蕉句碑を訪ねる(2) 成学寺、本長寺

金沢での芭蕉、曾良の動向記録(曾良旅日記より)

7月15日(陽暦8月23日)
 高岡を立ち午後3時頃金沢に到着。京屋吉兵衛に宿を借り
 た。知人に連絡すると、すぐに竹雀、牧童の二人がやって
 きた。

7月16日
 竹雀が駕籠で迎えに来て、片町の宮竹屋に移る。

7月17日
 芭蕉は源意庵に遊ぶ。曾良は病気のため随行せず。

7月18日、19日・・・特に記事なし

7月20日
 犀川ほとりの松幻庵にて句会。夕方、野畑(現在の野田)
 に遊ぶ。

7月21日
 曾良は高徹(医者)に会い薬をもらう。芭蕉は北枝、一
 水を同道して寺に遊ぶ。

7月22日
 願念寺にて一笑の追善会実施。曾良は医者に見てもらった
 後、夕方から参加。

7月23三日
 芭蕉は宮ノ腰に遊ぶ。曾良は病気のため行かず。

7月24日
 金沢を立つ。途中、野々市まで餅、酒持参で多くの人が見
 送ってくれた。小松には午後4時頃到着した。


3)成学寺(じょうがくじ野町1-1-18)

■写真は成学寺山門



高養山成学寺は浄土宗のお寺で、天保4年(1647)松平又右
衛門夫人が、三代藩主利常に請うて梵宅上人を招き、もと玉
泉寺の寺領に亡夫の菩提所として建立したのが起こり。境内
には「あかあかと・・・・・」の金沢で一番古い句碑がある。
江戸初期の建築様式が見られる本堂は貴重な建物で、成学寺
の塀の上にのった風神、雷神の石像がユニークです。
・芭蕉句碑は宝暦5年(1755)建立。

「あかあかと 日はつれなくも 秋の風」

■写真は成学寺本堂



宝暦5(1755)年芭蕉翁追悼のため俳人堀麦水とその門
人らが建てた句碑。金沢の句碑では一番古い。

■写真は芭蕉句碑



4)本長寺(ほんちょうじ野町1-2-8)

顕本法華宗本長寺は顕本法華宗のお寺です。観光客で賑
わう忍者寺(妙立寺)の向かって右隣にあり、宝暦12年
(1762)の大火で焼失後、学僧・日鑑らにより再建された。
・芭蕉の句碑は大正4年(1915)建立。

■写真は本長寺



■写真は本堂



 「春もやゝ 気しき調ふ 月と梅」

■写真は芭蕉句碑



■写真は本堂玄関の馬絵

金沢の芭蕉句碑を訪ねる① 芭蕉の辻、犀川河畔句碑

2013-12-27 04:50:32 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その213(No.377)

◇金沢の芭蕉句碑を訪ねる① 芭蕉の辻、犀川河畔句碑

松尾芭蕉は「奥の細道」の旅へと元禄2年(1689年)3月27
日に江戸を出発し。全行程476里(約1904Km)、156日
間。東北、新潟とまわり北陸、大垣までの道程で、同行
者は門人の河合曽良です。

今回は金沢市内の11の芭蕉句碑を巡ります。

■写真は奥の細道地図



芭蕉は元禄2(1689)年の7月15日(新暦8月29日)に金
沢に入り24日まで滞在したと伝えられ、道中の日程を見
てみると10日以上も滞在したのは金沢と大垣だけとな
っている。

また、24日から小松(4日間)、山中温泉(7日間)滞在
し大聖寺から8月7日に福井県丸岡に向かった。石川県に
は21泊22日の旅程で山形県に続いて長く逗留した。

1)芭蕉の辻(片町2丁目)
倶利伽羅峠を経て7月15日に金沢入りした芭蕉は京屋
吉兵衛方に泊まり、翌日に宮竹屋喜左衛門方に宿を移し
ています。この宮竹屋があったのが現在の片町スクラン
ブル交差点あたりです。
「芭蕉の辻」と刻まれた標注がある。スクランブル交差
点そばの植え込みの中にあり目立たないので、ほとんど
の人はそれに気が付かずに通り過ぎていると思う。

■写真は片町交差点



■写真は芭蕉の辻の標注



2)犀川河畔

片町から犀川大橋を渡りすぐ左折し、犀川沿いにある句
碑。この句碑は犀川大橋のたもとから移設された。
・昭和33年(1958)建立。

 「あかあかと 日はつれなくも 秋の風」

小松砂丘の筆による句碑は3つあり、1つは兼六園の山
崎山の上り口に、2つ目は犀川大橋近く川のほとりのベ
ンチそばに、3つ目は成学寺の境内にある。

この句は夕日が赤々と照り残暑が厳しいのだが吹く風は
秋の気配を感じさせると言った意だと思います。

歩くことが少なくなった現代では8月の終わり頃、吹く
風に秋を感じる人は少ないように思えます。車に乗って
いたのでは到底感じることは出来ません。昔の人は季節
に対しとても敏感だったようです。 

■写真は芭蕉句碑

しいのき迎賓館イベントレポート 抒情書家の世界!

2013-12-25 04:20:02 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その212(No.376)

◇しいのき迎賓館イベントレポート 抒情書家の世界!

12月22日しいのき迎賓館でいしかわ観光特使交流会
で同じテーブルだった抒情書家室谷文音(むろやあやね)
さんが両親と一緒に展示会を開催しているので訪れた。

しいのき迎賓館は大正13年(1924)建築の旧県庁舎を改
築し平成22年にオープンしたもの。レストランやイベン
トホール、ギャラリーなどがある。

■写真はしいのき迎賓館全景



○室谷文音さんのプロフィール

能登町在住、13歳のときに単身渡英し、17年間過ごす。
パウル・ムタスさん(ドイツ生まれ)と出会い、2012年結
婚。2008年に能登町にアトリエ「桃花林(とうかりん)」
を構え、2010年に移り住む。
・能都町ふるさと大使・いしかわ観光特使

■写真は作品と室谷文音(あやね)さん



能登は季節や時間によって景色が変わり、自然を身近に感
じながら生活できると能登の魅力を語る。能登と出会って、
創作のアイデアは水道の蛇口を開けっ放しにしているかの
ように出てくるという。  

■写真はしいのき迎賓館玄関







■写真はギャラリーBの室谷文音さん作品

○室谷一柊(いっしゅう)さんのプロフィール

1944年大阪府生まれ。甲南大学卒で朱琴(しゅきん)さん
と知り合い1971年に結婚、1981年より抒情書家として全国
各地で作品展を開く。1985年より京都府美山町に21年間
在住。2006年石川県能都町大箱に移住。
アトリエ「五友宿」主宰。

能登の人や風土を表現した作品づくりに取り組み、能登各
地で作品を発表している。





■写真はギャラリーAの一柊、朱琴(両親)の作品

室谷文音さん、一柊さん、朱琴さん紹介ページ
http://www.notostyle.jp/index.php?id=506&listid=27



フランス伝統のクリスマス市「マルシェ・ド・ノエル金沢」
が初めて開催され、食材を生かしたクリスマス料理や野菜
などをを販売。
マルシェはフランス語で「市場」を指す。





■写真はマルシェ・ド・ノエル金沢

山中温泉を歩く ④完 森光子一座記念館、総湯、娘娘饅頭

2013-12-23 04:41:17 | 日記


山中温泉の観光スポット体験レポート(No.375)

◇山中温泉を歩く ④完 森光子一座記念館、総湯、娘娘饅頭 

石川県ウオーキング協会の11月例会「美しい日本の歩き
たくなるみち500選」を歩いた。

5)森光子一座記念館

森光子一座は森光子さんを偲んで遺品を展示する施設とし
て山中温泉に2013年4月27日開館した。
森光子さんには山中温泉の舞台小屋「山中座」の名誉館長
を2002年から勤めており、山中温泉とのご生前の親交
から森光子さんの芸能人生を表す様々な品約2000点を
展示する施設を山中温泉にて開館することとなった。

■写真は森光子一座記念館外観



森光子(本名:村上美津)さんは京都市出身で大正9年
(1920)5月9日生まれ、平成24年(2012)11月10
日没。



■写真は放浪記1.2



■写真はグッズコーナー

森光子一座記念館ホームペジ
http://www.morimitukoichiza.com/



■写真は総湯(男湯)



■写真は娘娘饅頭の石川屋



■写真は娘娘(にゃあにゃ)饅頭

「植ちゃんの金沢・いしかわに恋をしました」ブログ3周年!

2013-12-20 04:53:52 | 日記


「植ちゃんの金沢・いしかわに恋をしました」ブログ3周年!(No.374)

◇いしかわ観光特使交流会、北陸新幹線グランクラス

「植ちゃんの金沢・いしかわに恋をしました」は本日で3
年になり、投稿回数は374回で累計閲覧ページが約17
万ページ、累計訪問者数約7万5千IP(人)となり記念
すべき日となった。今後とも閲覧よろしくお願いします。

12月18日(水)ホテル金沢にて「いしかわ観光特使交
流会」が130名の参加で開催された。いしかわ観光特使
は全国約600名、石川県内約280名とのこと。

■写真はいしかわ観光特使交流会の谷本知事



2015年春北陸新幹線が開業あたり関東方面からの観光
客倍増を狙い「いしかわ観光大使」が2010年12月に
スタートし、委嘱された。
私はこの観光ブログ「植ちゃんの金沢・いしかわに恋をし
ました」を立ち上げ。開業の秋に高校の同級会と現役時代
のOB会を金沢で開催したいと計画している。

■写真はゆるキャラ「ひゃくまんさん」



■写真は知事とツーショット



2010.12.21(No.001)の一部を紹介します。

いしかわ観光特使委嘱を受ける。(No.001)

金沢・いしかわの事を知りたくて、石川県民大学、
金沢ボランティア大学などで学び、今年度金沢観
光ボランティアガイド「まいどさん」に入会をし
ました。今年より週約5日の仕事もありあまりま
いどさんの活動は出来ていませんが、この「いし
かわ観光特使」の活動をこのブログを通じて行い
たいと思っています。

■写真は金沢駅東口の北陸新幹線ブース



金沢駅東口にJR西日本の北陸新幹線ブースがオープンし
た。北陸新幹線「かがやき」は12両編成で1~10号車
普通車(5列シート853名)11号車グリーン車(4列シー
ト63名)12号車グラクラス(3列シート18名)合計934名
が乗車可能。

2015年春開業予定で最高速度260kmで東京~金沢
間を「かがやき」で2時間30分となる。

■写真はグランクラス展示(飛行機のファーストクラス)

山中温泉を歩く ③ 山中温泉芭蕉の館 

2013-12-17 04:28:21 | 日記


山中温泉の観光スポット体験レポート(No.373)

◇山中温泉を歩く ③ 山中温泉芭蕉の館 

石川県ウオーキング協会の11月例会「美しい日本の歩き
たくなるみち500選」を歩いた。

4)山中温泉芭蕉の館

元禄二年(1689)の秋、松尾芭蕉は門弟の曾良を伴い、山
中温泉を訪れ、泉屋に九日間(7/27~8/4)逗留している。
山中温泉の総湯「菊の湯」の名称は、芭蕉が「奥の細道」
で詠んだ「山中や菊はたおらじ湯のにほひ」に由来します。

■写真は芭蕉の館



その芭蕉が逗留した泉屋に隣接していた「扇屋」の別荘で
明治38年(1905)建築の建物を芭蕉の館として平成16
年に開館したもの。

■写真は玄関前の曽良との別れ



山中温泉で芭蕉は下記の6句を詠んだ。

①桃の木の 其葉ちらすな 秋の風

②山中や 菊はたおらぬ 湯の匂(にほい)

③いさり火に かじかや波の 下むせび

■写真は1F



④湯の名残 今宵は肌の 寒からむ

⑤湯の名残 幾度見るや 霧の本(下)

⑥今日(けふ)よりや 書付消さん 笠の露

■写真は1F芭蕉像





■写真は2F資料1,2

芭蕉の館ホームペジ
http://www.basyoyamanaka.jp/

山中温泉を歩く ② 菅谷八幡神社、鶴仙渓

2013-12-13 04:25:50 | 日記


山中温泉の観光スポット体験レポート(No.372)

◇山中温泉を歩く ② 菅谷八幡神社、鶴仙渓 

石川県ウオーキング協会の11月例会「美しい日本の歩き
たくなるみち500選」を歩いた。

2)菅谷八幡神社

創始は不明ですが、応神天皇 が祀られている菅谷神社の境
内に樹齢2300年、樹高54m、幹周8.0mと記される優
雅な 樹容をした大スギが静かに立っている。この杉は地上
3mほどの高さで三本に分岐しているので地元では三叉杉と
も呼ばれている。国指定の天然記念物。

■写真は菅谷八幡神社



菅谷八幡神社は創立年代不詳。天保15年8月拝殿建立。明治21
年八幡社を現社名に改称。同年本殿改築。同45年神饌幣帛料
供進神社に指定。昭和51年9月社殿新築造営。

■写真は八幡神社の大杉



■写真は八幡神社の拝殿



3)鶴仙渓

山中の温泉街に沿って流れる大聖寺川の渓谷で、上流のこお
ろぎ橋から黒谷橋までの約1kmの区間をいい、渓谷沿いに
は遊歩道が整備されている。
S字型の斬新なデザインのあやとりはし、総檜造りのこおろ
ぎ橋、松尾芭蕉を祀った芭蕉堂や、書院造りの武家屋敷に九
谷焼や尾形光琳の作品を展示した無限庵、鶴仙渓川床など周
囲のみどころもたくさんある。

■写真はこうろぎ橋(ホームペジより)



■写真はあやとり橋



■写真は鶴仙渓の紅葉



■写真は鶴仙渓遊歩道



■写真は芭蕉堂

山中温泉を歩く① 山中座、ゆげ街道、栢野菅原神社

2013-12-11 05:20:25 | 日記


山中温泉の観光スポット体験レポート(No.371)

◇山中温泉を歩く① 山中座、ゆげ街道、栢野菅原神社

石川県ウオーキング協会の11月例会「美しい日本の歩き
たくなるみち500選」を歩いた。

■写真は山中座



■写真はゆげ街道



1)栢野(かやの)大杉

栢野大杉は菅原神社境内にある杉の巨木で、同神社に4本
ある神木の1つ。幹の周囲は11m、高さ54mの堂々た
る巨木で、 昭和22年10月27日、昭和天皇北陸巡幸に際し、
天覧の栄を賜ったことから「天覧の大杉」とも呼ばれてい
る。樹齢は2300年で国の天然記念物指定。

■写真は栢野菅原神社



栢野菅原神社は創立年代不詳。元栢野社を明治20年3月現社
名に改称。同41年4月6日神饌幣帛料供進神社に指定される。

■写真は栢野大杉



■写真は栢野菅原神社拝殿



道路向い側の大杉茶屋には、地元の主婦が作る手作りの草
だんごが有名。

■写真は大杉茶屋

宝達志水オムライス食べ歩きレポート その3

2013-12-09 04:36:59 | 日記


宝達志水オムライス食べ歩きレポート その3(No.370)

今回は町役場近くにある一心亭とのと里山海道千里浜イン
ター近くのハートフル千里浜のレポートです。

官民一体となったプロジェクト(町おこし)ぜひ成功し
てもらいたいですね。

■写真は昭和オムライス



◇一心亭「昭和オムライス」

大正、昭和、平成と女主人が切りもりする食堂の、昔懐か
しいケチャップ味のオムライス。卵の白身をよく泡たてて
から加えるためふんわりとした口当たりでした。
 昭和オムライス=670円

■写真は一心亭外観



・宝達志水町子浦レ158 TEL.0767-29-2416
・営業時間/11:00~14:00、17:00~19:00
・定休日/日曜

■写真は店内(ホームページより)



◇ハートフル千里浜「とろとろ角煮のオムライス」

ハートフル千里浜は温泉付きの宿泊施設で、そのレストラ
ンメニューが「とろとろ角煮のオムライス」である。

特徴は、味付けに和食の技術を活かしている点で、豚の角
煮と角煮を煮たタレを使い、それに味を加え和と洋が合体
したようなオムライスです。おすすめの一品!

■写真は「とろとろ角煮のオムライス」



■写真はハートフル千里浜外観



・宝達志水町今浜北93 TEL.0767-28-5535
・営業時間/11:00~14:00
・定休日/無休

■写真は店内

□なぜ宝達志水町がオムライスなのか?
 宝達志水オムライス食べ歩きレポートその1をご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/kanazawa-uechan/e/1c0ae1aecb2b58a0edcc58ebdff2557b

□オムライスの郷ホームペジ
http://omurice.info/index.html

金沢茶の湯体験 松声庵(金沢市高岡町)

2013-12-06 06:03:11 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その211(No.369)

◇金沢茶の湯体験 松声庵(金沢市高岡町)

金沢市には11の市立茶室がある。今回は松声庵でまいど
さん16期生の茶の湯体験会を行った。

■写真は全景



松声庵は、幕末から明治にかけ、その道の数寄者として知
られた尾張町の金谷三次郎邸内にありましたが、大正時代
に常盤町の油谷邸に移築した茶室で、金沢市に寄贈された。

また、時を同じくして高岡町に住んでいた表千家茶道家、
故中林宗代氏(本名・千代子)の建物が遺族から金沢市に
寄贈されることになったので、両建物の保存と活用を図る
ため、中林邸内に平成13年8月、松声庵を移築した。

■写真は門



席名は、大正時代の金沢市出身の政治家、中橋徳五郎が来
席の際、松声無古今と揮毫したので、松声庵と名づけられ
たと伝えられている。

■写真は玄関



■写真は控えの間掛け軸



■写真は第一茶室



■写真は第一茶室掛け軸と花



■写真はメンバー



■写真は庭

松声庵ホームページ
http://www4.city.kanazawa.lg.jp/11020/chashitsu/shoseian.html

山の寺寺院群めぐり⑥ 本延寺 完

2013-12-04 04:28:12 | 日記


羽咋・七尾の観光スポット体験レポート その11(No.368)

金沢ボランティアガイド「まいどさん」16期生の勉強会
で羽咋・七尾を巡った。

◇山の寺寺院群めぐり⑥ 本延寺 完

6)本延寺(ほんねんじ)
日蓮宗京都本法寺末・遠壽山本延寺は草創が寛正五年(1464)
日親上人(なべかむり日親)が京より日蓮聖人法難の地、佐
渡巡拝の途次、当地所口に寺を建て日賢が弟子となって今日
に至る。
本尊の他、日親の木造(室町期)、日親上人の真筆マンダラ
が祀られています。

■写真は本延寺参道



当寺は、画聖長谷川等伯の生家奥村宗道の菩提寺でもあり、
「本堂奥の位牌堂には、永禄七甲子年(1564)十月十三日」
銘の木造日蓮座像があり、等伯26歳「長谷川又四郎信春
(はせがわまたしろうしんしゅん)」時代の彩色寄進、又
涅槃絵図は等誉(とうよ)の作です。
寺後の庭内には守護神も祀られ、通常は日蓮宗の祈祷道場と
して、多くの信者が参詣し古風を偲ばせる寺院といえます。

・市指定文化財 木造日蓮座像、絹本著色釈迦涅槃図

■写真は本延寺本堂



■写真は本延寺仏殿



■写真は本延寺日蓮像



■写真は本延寺入口の釜かむり日親碑

本延寺紹介ページ(きまっし金沢)
http://kimassi.net/noto/honnenji.html

山の寺寺院群めぐり⑤ 本行寺、實相寺

2013-12-02 04:47:12 | 日記


羽咋・七尾の観光スポット体験レポート その10(No.367)

金沢ボランティアガイド「まいどさん」16期生の勉強会
で羽咋・七尾を巡った。

◇山の寺寺院群めぐり⑤ 本行寺、實相寺

天正9年(1581)前田利家が奥能登地域からの七尾城の防
御を目的に、浄土真宗を除く各宗派の寺院を防御陣地とし
て移転配置した。設置当初は29の寺院が存在したが、現存
する寺院は16。寺院間を結ぶ山道は「瞑想の道」と呼ばれ、
観光・散策コースとなっている。毎年秋に「山の寺まつり」
が開催される。

4)本行寺(ほんぎょうじ)
本門法華宗妙蓮寺末・揚柳山本行寺は文明年間の創建とさ
れ草創檀那(だんな)は畠山一族で我国茶道の祖、畠山文
化の一翼を担った「円山梅雪(まるやまばいせつ)」であ
る。

■写真は本行寺参道



本行寺は天正十三年(1585)、利家の命により現在地に移
転、山の寺院群の中核に位置し、周囲に堀を巡らし堂も戦
さに備えた城郭様式になっている。 前田家祈願寺となり、
利家、兄安勝始め多くの重臣が参内している事が古文書に
残っている。慶長の始め高山右近が藩主の許しを得て修道
所(現山内下寺(しもでら)屋敷跡)を建てると共に南蛮
文化も広めた。

寺紋が楓印の為、全山多くの楓(かえで)が植えられ、古
(いにしえ)より紅葉寺(もみじでら)と呼ばれている。

■写真は本行寺本堂

本行寺紹介ページ(きまっし金沢)
http://kimassi.net/noto/hongyouji.html



5)實相寺(じっそうじ)
日蓮宗本圀寺末・本源山實相寺は草創が永禄九年日順の開
山です。 本堂内には、鬼子母尊神と清正公の二尊を祀って
いますが、清正公を祀る寺院は当地方では珍しく、三大清
正公の一つといわれる由緒で、御伺い判断を求める信者が
多い寺院です。


■写真は實相寺参道



裏庭に、樹齢七百年を数える椎の神木があり、宿り神は
「妙蓮大善神」あるいは、「天狗様」ともいわれ「絶対絶
命の際祈らば一度は必ず助ける」という神託があり、鬼子
母神の尊前には、幕末期に飢饉に大呑地区の庄屋が祈願を
して法華経の裏に数題目を書いたものが、数巻今なお供え
られています。

■写真は實相寺本堂

實相寺紹介ページ(きまっし金沢)
http://kimassi.net/noto/hongyouji.html