植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

金沢城の石垣巡り。(No.8)城外周ルート

2011-09-29 04:39:10 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その11(No.91)

金沢城の石垣巡り。(No.8)城外周ルート

11)玉泉院丸南西の石垣
  玉泉院丸の南西に張りだしたこの石垣は、大き
 くはらみ出して不安定な状態のため、平成18、19
 年に解体・積み直しによる保存修理を行った。
  ・創建:元和~寛永(1615~1644)頃
  ・現状:平成18~19年保存修理



12)玉泉院丸鼠多門周辺の石垣
  この付近は玉泉院丸と金谷出丸(現在の尾山神
 社)を結ぶ 木橋が架けられていた場所で、河原石
 を積んで保護し堀の土手の一段くぼんだ箇所が木
 橋のたもとで、そこに橋脚が立っていた。
  石垣は土手の上部に石垣を巡らす「鉢巻き石垣」
 となっており、鼠多門の通路部分は明治期に積み
 たされている。
  ・創建:元和~寛永(1615~1644)頃
  ・改修:明治10年(1877)木橋取り壊し
      明治17年(1884)鼠多門焼失
  ・現状:江戸期に状態を残す



13)玉泉院丸鼠多門続櫓台石垣
  玉泉院丸の北西隅に位置する櫓台石垣で、絵図
 では堀底から高さ五間三尺五寸(約10m)と記さ
 れている。
  文化7年(1810)の修築を担当した石垣技術者の
 後藤小十郎による指図が残っており、石垣勾配の
 設計法をを知ることができる石垣です。比較的丸
 みのある石を多用することから「鶴目積」の石垣
 とも呼ばれた。
  ・創建:元和~寛永(1615~1644)頃
  ・現状:文化7年(1810)修築時の姿を残す

参考資料:
 ほっといしかわ「金沢城の石垣巡り」より

金沢城の石垣巡り。(No.7)城外周ルート

2011-09-26 05:02:44 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その10(No.90)

金沢城の石垣巡り。(No.7)城外周ルート

9)色紙短冊積み石垣
  玉泉院丸に面した斜面一帯には、趣向を凝らし
 た切り込みハギの石垣が見られる。
  正面の石垣は、代表格で、最上部に黒色の石(
 坪野石)を使ったV字形の石樋(いしどい)を組
 み込み、落水の背景となる石垣中央には、3石の
 縦長石を段違いに配置するなど、庭園に面した場
 所ならではの意匠を持つ石垣。
  ・創建:寛永(1624~44)頃
  ・改修:貫文(1661~73)頃





10)玉泉院丸庭園に面した石垣郡
  玉泉院丸に面した斜面一帯は、趣向を凝らした
 「切り込みハギ(色紙短冊積み)」の石垣が見ら
 れます。石垣の高さや向き、石の積み方から細部
 の加工に至るまで、表情豊かな石垣群は、玉泉院
 丸庭園の借景としての役割を担っていました。
 
  玉泉院丸は、古くは「西の丸」と呼ばれ重臣屋
 敷でした。慶長19年(1614)二代藩主前田利長が高
 岡で没した後、剃髪して金沢に戻った妻の玉泉院
 (永姫)の屋敷が造営されたため、玉泉院丸と称
 することになりました。

参考資料:
 ほっといしかわ「金沢城の石垣巡り」より

金沢城の石垣巡り。(No.6)城外周ルート

2011-09-23 05:56:39 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その9(No.89)

金沢城の石垣巡り。(No.6)城外周ルート

6)申西櫓(さるとりやぐら)下の石垣
  ここでは時期の異なる「打ち込みハギ」の石垣
 を見ることができます。右側は自然面を残す割り
 石を積み上げた、慶長頃の石垣です。左側は加工
 の進んだ石材を用い、刻印が多く見られる石垣で、
 寛永頃新たに継ぎ足されたものです。石垣から城
 郭整備の過程がうかがえる貴重な事例です。
  ・創建:慶長(1596~1615)
  ・現状:上部は明治時代に撤去
      下部は概ね藩政期の姿を留める



7)薪(たきぎ)の丸東側の石垣
  この石垣は、鯉喉櫓台や二の丸北面と同じく、
 加工の進んだ石材を整然と積み上げた「打ち込み
 ハギ」の石垣で、寛文6年(1664)、加賀 藩の
 穴太(石垣普請職)後藤権兵衛によって改修され
 たことが記録に見えます。
  ・創建:寛永(1624~43)頃
  ・改修:貫文6年(1666)



8)いもり坂と薪の丸
  いもり坂は明治以後作られた通路で、江戸時代
 になかったものです。このあたりは玉泉院丸に面
 した斜面の一角で、庭園向きの石垣として整備さ
 れたところです。三十間長屋と同じく「切り込み
 ハギ」の一種で、野趣に富んだ意匠を狙った「金
 場取り残し積み」などが見られます。
  ・創建:寛永(1624~43)頃
  ・改修:貫文(1661~72)頃


参考資料:
 ほっといしかわ「金沢城の石垣巡り」より

金沢城の石垣巡り。(No.5)城外周ルート

2011-09-20 05:33:33 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その8(No.88)

金沢城の石垣巡り。(No.5)城外周ルート

1)鯉喉櫓台(りこうやぐらだい)石垣
  主に寛文4年(1644)の改修時の姿を残す、歴然
 とした打ちこみハギで、加賀藩の石垣技術者後藤彦
 三郎は「城内随一」と称しました。高さは約八間
 (14.4m)ありましたが、明治40年(1907)に上部
 が壊されいもり堀とともに埋められました。
  ・創建:元和(1614~24)ないし寛永(1624~44)
  ・現状:下部は寛文4年時、上部は2010年復元


 
2)本丸南面高石垣
  自然面を残す粗割り石を積み上げた初期の打ち込
 みハギ石垣です。 明治時代に上部の一部が取り壊さ
 れて現状の姿になりましたが、もとの高さは約12間
 (約22m)以上ある城内随一の高石垣あった。
  三代藩主利常の頃(1610年頃)、築城の名手篠原一
 孝の指揮によるものと伝わる。
  ・創建:慶長年間後期(1610)頃
  ・現状:上部は明治時代に撤去・改築
      下部はおおむね藩政期の姿をとどめる。



3)明治の石垣
  明治40年のいもり堀埋め立ての際、土取りで削り
 込まれた崖面を保護するため、陸軍が築造した石垣で
 す。延長約360mの曲線的な石垣は、石材を斜めに
 落とし込む「谷積み」の技法で造られています。本丸
 南面石垣の石材を再利用しており、所々に刻印や矢穴
 が見られます。



4)発掘石の展示
  明治40年(1907)のいもり堀埋め立ての時に捨てら
 れ、平成15年度の調査で発掘されたもの。主に 寛文
 4年(1664)改修時に新調された石垣石で、長さ1.0~
 1.5mのものが多く、規格化が進み、ノミによる細かな
 加工が顕著にみられる。
 ・創建:元和(1614~24)ないし寛永(1624~44)



5)石積模型
  ここでは「打ちこみハギ」と「切り込みハギ」を展
 示しています。


参考資料:
 ほっといしかわ「金沢城の石垣巡り」より

金沢城の石垣巡り。(No.4)城内ルート

2011-09-16 05:00:57 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その7(No.87)

金沢城の石垣巡り。(No.4)城内ルート

7)戌亥(いぬい)櫓石垣
  この石垣は「打ちこみハギ」の積み方をしてい
 ますが、石の隙間に平らな石をはめ込み「切り込
 みハギ」のように見せる技法が用いられている。
 長い年月の間に石が抜け落ちていますが、当時の
 巧みな技術を見ることができます。
  はめ込まれた石が残っているところと抜け落ち
 た所を比較しながら、当時の姿を想像してみてく
 ださい。
  ・創建:寛永8年(1631)頃
  ・現状:北面(左側)は創建時、西側(正面)
      の大部分は寛文頃の改修時、一部明和
      3年(1766)改修時の姿を残す。



8)三十間長屋石垣
  この石垣の積み方は「切り込みハギ」の手法で積
 まれていますが、表面の縁取りだけをきれいにそろ
 え内側を粗いままにしておく「金場取り残し積み」
 という技法が用いられている。
  綿密な細工をしながら、わざわざあらあらしく見
 えるように工夫されており、当時の文書でも「いき 
 おいのある積み方」と表現されている。
  ・創建:寛永8年(1631)頃
  ・現状:主に宝暦(1751~63)改修時の姿を残す
      


9)鉄門石垣
  「切り込みハギ」の技法は、城の重要な部分に用
 いられている。本丸への入り口となる鉄門の石垣に
 も、「切り込みハギ」が見られます。石の表面を多
 角形に加工したすぐれたデザインで、丁寧なつくり
 になっている。
  ・創建:寛永8年(1631)頃
  ・現状:明和3年(1766)改修時の姿を残す



10)東の丸北面石垣
  文禄元年(1592)、利家は、急こしらえの平山城
 であった金沢城の石垣修復にのりだす。この石垣は
 城内でも最も古い技法が用いられており、金沢城の
 初期の姿を伝える数少ない貴重なものです。自然石
 粗割しただけの石を緩い勾配で積み上げた「野面積
 み」になっています。
  ・創建:文禄(1592~96)頃
  ・現状:創建時の姿がよく残っている

参考資料:
 ほっといしかわ「金沢城の石垣巡り」より

金沢城の石垣巡り。(No.3)城内ルート

2011-09-13 05:01:34 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その6(No.86)

金沢城の石垣巡り。(No.3)城内ルート

4)二の丸北面石垣
  この付近の石垣は、形や大きさをそろえた割石
 が積まれている。「打ちこみハギ」の中でも、最
 も完成されたものといわれており、加賀藩の石垣
 技術者、後藤彦三郎は「城内でも指折りの石垣」
 とほめたたえています。
  石垣の上には、二の丸表能舞台の楽屋に使われ
 た長屋が立てられていた。
  ・創建:寛永8年(1631)頃
  ・現状:貫文8年(1668)改修時の姿を残す



5)土橋門石垣
  前(東側)の石垣は、後(西側)の石垣とあわ
 せ、土橋門の土台になっていた。いずれも「切り
 込みハギ」の技法が用いられています。前の石垣
 に組み込まれた六角形の石(亀甲石)は、水に親
 しむ亀を表したもので、防火の願いが込められて
 います。
  ・創建:寛永8年(1631)頃
  ・現状:前(東側)は享和(1801-03)改修時
      後(西側)は寛文5年(1665)の姿を残す



6)数寄屋敷石垣
  この付近は数寄屋といわれ、藩主の側室たちの
 住まいがあったところです。
  石積みの技法は、石の表面を長方形に仕上げた
 「切り込みハギ」で、刻印が見られる右側の石垣
 は創建時のものです。表面がきれいに整えられて
 縁取りのある左側の石垣は、文化5年に改修された
 ものです。刻印は、石を切り出す時の作業分担な
 どを示すために付けられたものといわれとます。
  ・創建:寛永8年(1631)頃
  ・現状:寛永から文化(1804-17)までの各時期の
   姿を残す。

参考資料:
 ほっといしかわ「金沢城の石垣巡り」より

金沢城の石垣巡り。(No.2)城内ルート

2011-09-08 05:21:10 | 日記




金沢の観光スポット体験レポート その5(No.85)

金沢城の石垣巡り。(No.2)城内ルート

金沢城探訪「石垣巡り城内ルートマップ」にしたが
いレポートする。

1)石川門石垣
  右側が「切り込みハギ」左側が「打ちこみハギ」
 の技法となっています。同じ場所で違う積み方を
 した珍しい例で、明和2年(1765)の改修時のも
 のと考えられます。
  ・創建:慶長(1596~1614)頃
  ・現状:明和2年(1765)頃の姿をとどめる

■上の写真は門を入って正面の石垣
■下の写真が門を入って左の石垣



2)内堀石垣(鶴の丸付近)
  この内堀は、平成11年~12年にかけて菱櫓や五
 十間長屋などとともにふくげんされた。寛永8年
 (1631)の大火の後、二の丸を守る堀としてつく
 られたといわれている。
  この付近の石垣は明治時代に積み石の多くが取
 りはずされたため、五十間長屋石垣などの積み方
 を手がかりしながら、創建当時の姿を想定して復
 元されました。
  ・創建:寛永8年(1631)頃
  ・現状:平成11~12年復元 



3)菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓石垣
  菱櫓や五十間長屋などの土台になっているこの
 付近の石垣は、平成10年から12年にかけ、菱櫓等
 の復元に伴って、一旦解体され、積み直しが行わ
 れた。
  ここから見える三の丸側が「打ちこみハギ」、
 裏手の二の丸側が「切り込みハギ」となっている。
 「打ちこみハギ」の多くは廓などの外周などに、
 「切り込みハギ」は出入り口どの重要な所によく
 みられる。
  ・創建:寛永8年(1631)頃
  ・現状:平成10~12年部分的に解体・積み直し

参考資料:
 ほっといしかわ「金沢城の石垣巡り」より

◇金沢城の石垣巡り。(No.1)

2011-09-05 05:32:48 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その4(No.84)

 昨年12月21日よりこのブログで金沢・いしか
わの観光地や偉人、グルメなどをを全般的に紹介し
てまいりましたが、今後は観光スポットを多少深掘
りして紹介をしてみたいと思います。
 まずは金沢のシンボル金沢城の石垣巡りから紹介
します。

金沢城の石垣巡り。(No.1)

 金沢城は「石垣の博物館」と呼ばれるほど、各時
代のさまざまな技法による石垣が見られます。細部
まで施された巧みな石積みの技、風雪に耐え、時代
を重ねきた石たちのささやきに耳を重ねてみましょ
う!

金沢城の石垣は特色として以下の3点が上げられる。
1.石垣の保存状態が良好なこと。
2.石垣の技術書や修築の様子を詳しく伝える文献
  資料等が多く残されており、その質、量は他の
  城の例をみない。
3.文禄、慶長期以来、江戸期を通じて石垣修築が
  繰り返されたということ。これは金沢城の現存
  石垣に近世のさまざまな段階の石垣技術が内包
  されているということである。

■イラストは金沢城石垣巡りマップ

石垣の種類は3種類あります。



1.野面積み(のづらつみ)
  ほとんど加工のない自然石を積み上げる技法。
  慶長以前に用いられた方法で、古い積み方。
  見ばえが良くない。



2.打ち込みハギ積み
  形や大きさをそろえた割石を用いて積み上げる
  技法。近世城郭で初めて使用したのは、信長の
  安土城だといわれる。



3.切り込みハギ積み
  石同士の接合部分を隙間なく加工して積み上げ
  る技法。寛永以降さかんに用いられた。

■写真はそれぞれの模型

参考資料:
 ほっといしかわ「金沢城の石垣巡り」より

いしかわの観光ボランティアガイド

2011-09-02 04:56:43 | 日記


いしかわの観光ボランティアガイド(No.83)

 石川県内の主な観光地にはボランティアガイドのグループ
が25あります。目的地の案内は気軽に電話でお問い合わせ
ください。

◇能登地区
 ・珠洲市観光ボランティアガイド「きらり珠洲」
  Tel:0768-82-7776
 ・輪島観光ボランティアガイド協会
  Tel:0768-22-7777
 ・輪島市門前町観光ボランティアガイド
  Tel:0768-43-1052
 ・能登町観光ボランティアガイド協会
  「いいね奥能登」
  Tel:0768-62-2117
 ・富来観光ガイドの会「又次」
  Tel:0767-42-0975
 ・七尾市観光ボランティア「はろうななお」
  Tel:0767-53-8815
・いするぎ「夢」案内
  Tel:0767-76-0408
 ・観光ボランティアガイド歴史ロマン「こんちま羽咋」
  Tel:0767-22-5333
 ・NPO法人 コスモアイルラボ
  Tel:0767-22-9888
 ・モーゼバーグ観光ボランティアガイド
  Tel:0767-28-2509

◇金沢地区
 ・かほく夢案内スマイル
  Tel:076-282-5661
 ・観光ボランティアガイド「つばたふるさと探偵団」
  Tel:076-288-2129
 ・内灘町観光ボランティアガイド「風案内はまなすさん」
  Tel:076-286-4200
 ・金沢市観光ボランティアガイド「まいどさん」
  Tel:076-232-5555
 ・金沢グッドウイルガイドネットワーク「KGGN]
  Tel:076-232-3933
 ・城と庭のボランティアガイドの会
  Tel:076-234-3800
 ・ののいちの里まちガイド
  Tel:076-227-6082

◇加賀・白山地区
 ・白山市観光ボランティアガイド「松任うぐいすの会」
  Tel:076-274-9544
 ・白山市観光ボランティアガイド「美川おかえりの会」
  Tel:076-278-7111
 ・鶴来ボランティアガイド「横町うらら館ふるさと案内人」
  Tel:076-272-1968
 ・NPO法人 加賀白山ようござった
  Tel:076-273-5699
 ・NPO法人 白山白峰自然学校
  Tel:076-259-2191
 ・小松市観光ボランティアガイド「ようこそ」
  Tel:0761-24-8076
 ・小松市観光ボランティアガイド「あったか安宅」
  Tel:0761-24-6734
 ・加賀あいりすガイド連絡協議会
  Tel:0761-72-6678

 *料金、ガイドエリアなどの詳細は各グループへお尋ね
  ください。

なお、私は金沢市観光ボランティアガイド「まいどさん」
に所属しております。現在は平日仕事なので、あまり案内
活動はできていませんが、仕事が少なくなったら週1回く
らいは参加する計画です。
 今はこのブログで、「まいどさん」と「いしかわ観光特
使」を兼ねて自己満足ではありますが活動をしているつも
りです。

■写真は金沢市観光ボランティアガイド「まいどさん」